胎盤たいばん性せいラクトジェン

胎盤たいばん性せいラクトジェン（たいばんせいラクトジェン、英えい: placental lactogen; PL）とはヒト、サル、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ラットなどで存在そんざいするホルモンの1種しゅ。合ごう胞体性せい栄養えいよう膜まく細胞さいぼうで合成ごうせい、分泌ぶんぴつされる。ヒト、サル、ヤギ,ヒツジでは妊娠にんしん前期ぜんきから中期ちゅうきにかけて血ち中ちゅうに出現しゅつげんし、妊娠にんしん末期まっきで最さい高値たかねを示しめし、分娩ぶんべん後ごに消失しょうしつすが、ウシでは全ぜん妊娠にんしん期間きかんを通とおして低てい値ねを示しめす。黄体おうたい刺激しげき、乳腺にゅうせん発育はついく、成長せいちょう促進そくしんなどの作用さようを示しめすが効果こうかには種差たねさしがある。ハトの素す嚢乳の分泌ぶんぴつにも関与かんよする。