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自由じゆう振動しんどう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

自由じゆう振動しんどう(じゆうしんどう)とは、最初さいしょあたえられる条件じょうけんのぞいて、外部がいぶからの作用さようけない状態じょうたいきる振動しんどうである[1]たたく、変形へんけいさせてはなす、といった方法ほうほうこる振動しんどう自由じゆう振動しんどうである[2]ばね質点しつてんけいが、自由じゆう振動しんどうれいとしてよくげられる[1]自由じゆう振動しんどうでは、質量しつりょう剛性ごうせい減衰げんすいといったけい自体じたい特性とくせいによって振動しんどうかたちまるのが特徴とくちょうである[3]自由じゆう振動しんどう測定そくていすることによって、けい力学りきがくてき特性とくせいることができる[2]

自由じゆう振動しんどう減衰げんすいがない場合ばあいとある場合ばあいけられる[4]減衰げんすいがない場合ばあい振動しんどう慣性かんせいりょく復元ふくげんりょくまるたん振動しんどうになる[5]。このときのかく振動しんどうすう固有こゆうかく振動しんどうすう減衰げんすい固有こゆうかく振動しんどうすうばれる[5]減衰げんすいのある自由じゆう振動しんどうとく減衰げんすい自由じゆう振動しんどうばれ、振動しんどう次第しだい収束しゅうそくする[6]実際じっさい機械きかい構造こうぞうぶつにはなんらかの減衰げんすいがあるため、自由じゆう振動しんどう通常つうじょう時間じかんとともにおさまり、消失しょうしつする[1]減衰げんすい自由じゆう振動しんどうかく振動しんどうすうは、減衰げんすい固有こゆうかく振動しんどうすうばれる[7]

自由じゆう振動しんどう対称たいしょうになる振動しんどうには強制きょうせい振動しんどう励振れいしんどうがある[8]強制きょうせい振動しんどうは、自動車じどうしゃ走行そうこうちゅうける振動しんどうのように、継続けいぞくてき励振れいしん作用さようけてこる振動しんどうである[9]励振れいしんどうは、管楽器かんがっき振動しんどうのように、外部がいぶからけいくわわる作用さよう自体じたい振動しんどうてきだが、けい自身じしん振動しんどうてき作用さよう振動しんどうてき作用さようえてこる振動しんどうである[10]

出典しゅってん

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参照さんしょう文献ぶんけん

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  • 鈴木すずき 浩平こうへい、2004、『振動しんどう工学こうがく』、丸善まるぜん機械きかい工学こうがく基礎きそコース〉 ISBN 4-621-07377-X
  • 横山よこやま たかし日野ひの じゅん芳村よしむら 敏夫としお、2015、『基礎きそ振動しんどう工学こうがくだい2はん共立きょうりつ出版しゅっぱん ISBN 978-4-320-08211-3
  • 長松ながまつ 昌男まさお長松ながまつ 昭男あきお、2018、『実用じつようモード解析かいせき入門にゅうもん初版しょはん、コロナしゃ ISBN 978-4-339-08227-2
  • 下郷しもごう 太郎たろう田島たじま きよし灝、2002、『振動しんどうがく初版しょはん、コロナしゃ機械きかいけい 大学だいがく講義こうぎシリーズ 11〉 ISBN 4-339-04045-2
  • 藤田ふじた 勝久かつひさ、2016、『振動しんどう工学こうがく振動しんどう基礎きそから実用じつよう解析かいせき入門にゅうもんまで新装しんそうばん森北もりきた出版しゅっぱん ISBN 978-4-627-66542-2

外部がいぶリンク

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