自衛隊じえいたい武器ぶき補給ほきゅう処しょ前ぜん誤爆ごばく事件じけん

自衛隊じえいたい武器ぶき補給ほきゅう処しょ前ぜん誤爆ごばく事件じけん（じえいたいぶきほきゅうしょまえごばくじけん）とは、1975年ねん9月15日にちに東京とうきょう都と北きた区くで発生はっせいした事件じけん。

日本にっぽんの新しん左翼さよくの共産きょうさん主義しゅぎ者しゃ同盟どうめい怒涛どとう派はが起おこした事件じけんである。

事件じけんの概要がいよう

1975年ねん9月がつ15日にち午前ごぜん2時じ58分ふん頃ごろ、北きた区立くりつ稲いね付づけ中学校ちゅうがっこう裏うらの道みちに停とめてあった白しろい乗用車じょうようしゃが突然とつぜん大だい音響おんきょうとともに爆発ばくはつした。近ちかくの印刷いんさつ会社かいしゃの従業じゅうぎょう員いんが駆かけ付つけたところ、車くるまの中なかには二に人にんの男おとこがいた。助手じょしゅ席せきにいた男おとこは両りょう手首てくびが吹ふっ飛とび、内臓ないぞう破裂はれつで既すでに死亡しぼうしていた。そして運転うんてん席せきの男おとこは両りょう手首てくびを負傷ふしょうしており、ただちに日大にちだい板橋いたばし病院びょういんに搬送はんそうされた。

警視庁けいしちょう公安こうあん部ぶは運転うんてん免許めんきょ証しょうなどの遺留いりゅう品ひんを調しらべた結果けっか、負傷ふしょうした男おとこは怒濤どとう派はの活動かつどう家かであることが判明はんめいしたため、搬送はんそう先さきの病院びょういんで緊急きんきゅう逮捕たいほされた。

現場げんば近ちかくには、陸上りくじょう自衛隊じえいたいの武器ぶき補給ほきゅう処しょがある十じゅう条じょう駐屯ちゅうとん地ち赤羽あかはね支ささえ処しょ（現在げんざいは廃止はいしされ、ナショナルトレーニングセンター及および赤羽あかはね自然しぜん観察かんさつ公園こうえんとなっている）があった。公安こうあん部ぶは、武器ぶき補給ほきゅう処しょに爆ばく弾だんを投なげ込こみ、駐屯ちゅうとん地ち内ないの爆ばく弾だんを誘発ゆうはつさせる爆ばく弾だんテロを敢行かんこうしようとしたが、何なんらかの手違てちがいで誤爆ごばくしてしまったものと断定だんていした。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『朝日新聞あさひしんぶん』1975年ねん9月がつ16日にち朝刊ちょうかん
• 『読売新聞よみうりしんぶん』1975年ねん9月がつ16日にち朝刊ちょうかん
• 『毎日新聞まいにちしんぶん』1975年ねん9月がつ16日にち朝刊ちょうかん

関連かんれん項目こうもく

• 新しん左翼さよく