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あわせ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

概略がいりゃく

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あわせちょうれい

あわせ(あわせ)とは、裏地うらじのあるちょうちゃくのこと。これにたいして裏地うらじのないものはたん(ひとえ)とばれる。

衣替ころもが慣例かんれいとしては10がつから5がつまでのあいだるものだが、ウールなどあたたかい素材そざいつくられたたん普及ふきゅう暖房だんぼう器具きぐ発達はったつにより、真冬まふゆのみひともいる。
裏地うらじには平絹ひらぎぬキュプラなどすべりの布地ぬのじもちいられ、胴裏どううら身頃みごろ部分ぶぶん裏地うらじ)、はちかけすそ部分ぶぶん裏地うらじ裾回すそまわし)、そでうらけられる。はちかけそでうら着用ちゃくようにもひょうからえるため、表地おもてじ調和ちょうわし、てるようないろがらべつぬのもちいられることがおおい。

戦前せんぜんまでの女性じょせいようちょうちゃく胴裏どううらには紅絹もみ(もみ)が使つかわれていた。

あわせ羽織はおり」、「あわせ襦袢じばん」も存在そんざいする。

室町むろまち時代ときよ以後いご小袖こそでにおいて「あわせ」とは綿めんはいらない裏地うらじきをいい、ふゆよう綿めんいれ小袖こそで区別くべつすることもあった。

また、昭和しょうわ30年代ねんだいごろまでは、裏地うらじつきの洋服ようふくのことも、和服わふくになぞらえて「あわせ仕立したて」とうことがあった。

無垢むく仕立したて

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婚礼こんれいよう振袖ふりそで留袖とめそでなど、格式かくしきたか着物きものは、表地おもてじ裏地うらじ共生きょうせい仕立したてる。これを「無垢むく仕立したて」といい、とく婚礼こんれいようかさ衣装いしょう白無垢しろむくという。

胴抜どうぬ

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あわせ簡略かんりゃくし、どう部分ぶぶんだけをたん仕立したてにしたものを「人形にんぎょう仕立したて」といい、洋服ようふく仕立したてにちなんで「胴抜どうぬき」ともいう。人形にんぎょう仕立したては人形にんぎょう着物きものえりそですそあわせふうにして裏地うらじをつけないことからこうばれる。

関連かんれん項目こうもく

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