長谷川はせがわ庄七しょうしち

長谷川はせがわ 庄七しょうしち（はせがわ しょうしち、荘そう七なな・勝しょう七ななとも、文政ぶんせい7年ねん（1824年ねん）もしくは文政ぶんせい9年ねん（1826年ねん） - 元もと治ち元年がんねん8月がつ16日にち（1864年ねん9月16日にち）？）は幕末ばくまつの志士しし、水戸みと藩はん領りょうの庄屋しょうや。諱いみなは健けん久ひさし。明治めいじ22年ねん（1889年ねん）5月がつ、靖国神社やすくにじんじゃへ合祀ごうしされた。

生涯しょうがい

常陸ひたち国こく行方ゆくえ郡ぐん芹沢せりざわ村むら（現げん行方ゆくえ市し芹沢せりざわ）郷士ごうし芹沢せりざわ外がい記き貞さだ幹みきの三男さんなん（四よん男なんとも）として生うまれ、嘉よしみ永なが3年ねん頃ごろに鹿島かしま郡ぐん駒場こまんば村むら（現げん東茨城ひがしいばらき郡ぐん茨城いばらき町まち駒場こまば）の庄屋しょうや長谷川はせがわ四郎右衛門有隆の娘むすめ八重子やえこと結婚けっこんし、婿養子むこようしになった。

文久ぶんきゅう3年ねん（1863年ねん）3月がつ、水戸みと藩主はんしゅ徳川とくがわ慶篤よしあつの上洛じょうらくに際さいして江戸城えどじょう西にしの丸まるの警備けいびを行おこなうために江戸えどに出でて、新しん徴ちょう組ぐみに加くわわる。

その後ご、帰郷ききょうし小川郷おがわごう校こう（現げん小美おい玉たま市し小川おがわ）に屯たむろ集しゅう、物資ぶっしの交渉こうしょうのため佐倉さくら藩はんに赴おもむき、11月26日にちに藩士はんし依田よだ学海がっかいらと会談かいだんするも拒否きょひされた。

筑波つくば山さんで挙兵きょへいした天狗てんぐ党とうに加くわわって小荷駄こにだ奉行ぶぎょうとなり、元治もとはる元年がんねん（1864年ねん）8月がつ16日にち頃ごろ、那珂湊なかみなとで戦死せんしした。遺体いたいは天てん聖せい寺てらに葬ほうむられたとされる。

参考さんこう文献ぶんけん

• 海老澤えびさわ正ただし孝こう「壬みずのえ申さる戸籍こせき・宗門しゅうもん人別にんべつ改あらため帳ちょう・芹沢せりざわ家か譜ふの続柄つづきがら」『茨城いばらきの民俗みんぞく 55号ごう』茨城いばらき民俗みんぞく学会がっかい、2016年ねん12月
• 箱根はこね紀きの千也ちや『新選しんせん組ぐみ 水府すいふ派はの史実しじつ捜査そうさ―芹澤鴨せりざわかも・新見にいみ錦にしき・平間ひらま重助しげすけ』ブイツーソリューション、2016年ねん11月
• 塙はなわ泉いずみ嶺みね編へん『鹿島かしま郡ぐん郷土きょうど史し』政教せいきょう新聞しんぶん社しゃ、1927年ねん9月がつ

関連かんれん項目こうもく

• 天狗てんぐ党とう
• 芹沢鴨せりざわかも
• 新しん徴ちょう組ぐみ