電力でんりょく土木どぼく

電力でんりょく土木どぼく（でんりょくどぼく、英えい: Electric Power Civil engineering）とは、電気でんき事業じぎょう分野ぶんやで土木どぼく工学こうがくに属ぞくする分野ぶんや。

関係かんけい団体だんたいでは一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん電力でんりょく土木どぼく技術ぎじゅつ協会きょうかいがある。

電力でんりょく施設しせつ建設けんせつに関かんして、日本にっぽん建設けんせつ業ぎょう連合れんごうに電力でんりょく工事こうじ委員いいん会かいが設もうけられている。

土木どぼく学会がっかいではエネルギー委員いいん会かいの名称めいしょうで学術がくじゅつ研究けんきゅうがなされている。

技術ぎじゅつ士し建設けんせつ部門ぶもんに選択せんたく科目かもくとして、電力でんりょく土木どぼくが設もうけられている。

この他ほか、速水はやみ洋志ひろし『わかりやすい土木どぼくの実務じつむ』(ISBN978-4-274-20589-7 オおーム社むしゃ/出版しゅっぱん局きょく) では発電はつでん土木どぼくという名称めいしょうで解説かいせつされている。これによると、発電はつでん土木どぼくは電気でんきエネルギーをつくる発電はつでん所しょ建設けんせつおよび送電そうでん施設しせつに関かんする土木どぼく分野ぶんやをいうとしているが、つかさどる土木どぼく技術ぎじゅつは一般いっぱんの土木どぼくと何なんら変かわるものではない。今後こんごも科学かがく技術ぎじゅつの開発かいはつに伴ともなう電力でんりょく需要じゅようの増大ぞうだいは予想よそうされ、発電はつでん所しょの構築こうちくに伴ともなう土木どぼく技術ぎじゅつの役割やくわりはますます重要じゅうようとなっていくとしている。

日本にっぽんでは明治めいじ20年代ねんだい（1890年ねんから）に水力すいりょく発電はつでんによる電気でんきの明あかりが灯ともって以降いこう、電力でんりょくはエネルギー供給きょうきゅうの最もっとも重要じゅうような位置いちを占しめ、水力すいりょくから火力かりょく (石炭せきたん、ガス、石油せきゆ)および原子力げんしりょく発電はつでんへと変化へんかしていったとしている。