ふるえ

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鳥山とりやま石燕せきえん今昔こんじゃく画図えずぞくひゃくおに』より「しん々」

ふるえ(ぶるぶる)は、鳥山とりやま石燕せきえん妖怪ようかい画集がしゅう今昔こんじゃく画図えずぞくひゃくおに』にある日本にっぽん妖怪ようかい

今昔こんじゃく画図えずぞくひゃくおに』によれば、恐怖きょうふかんじた人間にんげん首筋くびすじがぞっとするのは、このしん々が人間にんげん襟元えりもとり憑くためであり、別名べつめい臆病おくびょうしん」「ぞぞかみ」ともされている[1]稲田いなだ篤信あつのぶらによれば、臆病おくびょうしんとはてきうしろをせるしんしょうじさせるかみであり、ぞぞかみとは恐怖きょうふのためにぜんをそそけたせるかみとされる[2]

ゲゲゲの鬼太郎おにたろう』ではかみなかふうじられた妖怪ようかいとして登場とうじょう相手あいて寒気さむけこさせることを得意とくいとする。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 村上むらかみ健司けんじ へん妖怪ようかい事典じてん毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ、2000ねん、300ぺーじISBN 978-4-620-31428-0 
  2. ^ 稲田いなだ, 篤信とくしん田中たなか, ちょくにち へん鳥山とりやま石燕せきえん 画図えず百鬼夜行ひゃっきやこう高田たかだまもる監修かんしゅう国書刊行会こくしょかんこうかい、1992ねん、164ぺーじISBN 978-4-336-03386-4 

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]