骸 シャンデリア
Hammer | |
---|---|
ジャンル | ダークファンタジーホラー |
ARIA | |
レーベル | ARIAコミックス |
2010 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | |
ポータル |
『
あらすじ
[そこは
登場 人物
[主要 人物
[- ゼン
本 作 の主人公 のネクロマンサー。黒 魔術 師 の黒髪 長身 の美形 の青年 で、カラミティという街 で生 死体 を再生 死体 として復活 させる仕事 を担 っている。無愛想 で、下僕 であるヨマイに対 して命令 口調 で話 し尊大 な態度 を取 る。黒 魔術 に精通 しており、戦闘 には死体 解体 用 のムチを使 う。またヨマイに対 しては強 い独占 欲 のようなものを抱 いており、他人 との会話 を禁 じたり家 の敷地 内 を出 たり、自分 の手 の届 く範囲 から離 れるのを嫌 い、しばしこれを破 ったヨマイに罰 を与 えている。時折 みられる度 が過 ぎた虐待 は、ヨマイの再生 能力 があること前提 での行為 であり、本来 はヨマイのことを大切 にしている。ヨマイはゼンの肉 しか食 べることを許 されておらず、ヨマイの食事 の際 には躊躇 なく自 らの腕 を与 えている。喫煙 家 で葉巻 のようなタバコを吸 っていて、大 のコーヒー党 。- 20
年 前 の幼少 時 は、女 の子 と見 まごう可憐 な容姿 の少年 であった。ネクロマンサーの魔力 の満 ちた森 の奥 での最終 試験 に合格 できずにいたところを、かつてのヨマイに発見 される。ヨマイに連 れられ、ネクロフィリアの集落 に案内 され、そこで「愛 を感知 すると暴走 する」死体 を作 る感覚 を掴 みかける。ヨマイを犠牲 にしようとするが躊躇 してしまい、カラスによって死刑 にされてしまいそうになる。この時 助 けようとしたヨマイごと崖 から落下 し、それをかばったヨマイの父親 によって救 われる。そのヨマイの父 の死体 を再生 死体 として復活 させ、ネクロフィリアの集落 を全滅 させたことによりネクロマンサーとして一 人前 と認 められた。死体 捨 て場 にヨマイを閉 じ込 め、ネクロフィリアから改心 させようとしたが、失敗 してヨマイが怪物 になったことを深 く後悔 し、懺悔 の気持 ちを吐露 した。 - ヨマイ
本 作 のもう1人 の主人公 のグール。銀髪 の少年 で、普段 は口元 を隠 す大 きなスカーフをしている。本名 は不明 。普段 はゼン以外 の人間 と口 を聞 くことも、屋敷 の外 に出 ることも許 されていないため、世間 知 らずである。屋敷 に次々 に届 けられるゼンの元 へ死体 を運 んだり、死体 数 を管理 したりしている。優 しい少年 ではあるが、グールであり人 の肉 を喰 らう。ゼンを主 と認 めそれ以外 の肉 を食 することを許 されていない。またゼンに危害 を加 えようとすると、とたん冷徹 に豹変 する。同様 にゼンの血 の臭 いや若 い女性 の匂 いを感 じると、興奮 すると目 が赤 くなり化物 じみた状態 になり、食欲 を我慢 しきれずにゼンや女性 に襲 いかかってしまう時 もある。作 れる料理 のレパートリーは少 なく、大抵 はレバニラである。彼 に肉 を食 われたり血 を吸 われたりすると、一時 的 に再生 能力 が備 わり、凄 まじい速度 で怪我 が治 るようになる。この力 により、ゼンは彼 に食事 をさせても死 なずにすんでいる。罵詈 雑言 や死 や血 なまぐさいことに関 する文字 しか読 めず、早 とちりしたこともあった。- 20
年 前 から容姿 が変 わっていないが、もともとはネクロフィリアの集落 にすんでいた極 普通 の少年 であった。森 の中 に万病 に聞 く幻 の妙薬 を探 しに来 て、ゼンと出会 う。その時 はゼンのことを少女 だと勘違 いしていたが、後 に男 だと判明 したあとも寝 ているゼンに迫 って蹴 り飛 ばされている。ゼンによって集落 が滅 ぼされたあとに、死体 捨 て場 に落 とされ、そのまま放置 されてしまい、血 を啜 り腐肉 を食 らった結果 、土地 の力 によって化物 となった。その際 に元 の名前 や記憶 を失 っていた。過去 の家族 構成 には巨乳 の姉 がいて、ネクロフィリアの集落 のボスである父親 がいた。 - ロコ
死体 の闇 商人 を務 める巨乳 の少女 。黒髪 で長 い髪 をポニーテールでまとめている。戦闘 にはラバーズと呼 ばれる再生 死体 を意図 的 に暴走 させ、戦 わせる方法 を取 る。しかし暴走 した再生 死体 を軽 く止 めるなど、彼女 自身 も相当 な戦闘 能力 を持 っている。死霊 軽侮 の行 き届 いていない街 で、近親 者 の死体 を斡旋 したり、ネクロフィリアの死体 を手 に入 れようとしているが、めんどくさがりで飽 き性 のため、あまりうまくいっていない様子 。ゼンの命 を狙 っており、ゼンをラバーズにしようと考 えているが、再生 死体 を作 れる人間 がいなくなってしまうジレンマになやまされているため、本気 で殺 そうとはしていない。作中 に出 てくる唯一 の本来 の意味 でのネクロフィリア。「ロココン」と呼 ぶ身寄 りらしきおじさんがいる。- ヨマイがゼンに
仕 えるようになる以前 からゼンと面識 があるらしく、ゼンから再生 死体 の場所 を隠 すなどネクロマンサー対策 をしてくることもある。普通 の人間 には興味 がないようだが、化物 としての本質 を感 じ取 ったからか、ヨマイもターゲットにしている。後 にヨマイに料理 を教 える風 を装 って近 づこうとしたが、そのついでにゼンに手 を出 そうとしたことがバレて惨殺 され、再生 能力 を使 って復活 させられる。この経験 からヨマイに一層 惚 れ直 している。 運 び屋 - ゼンの
屋敷 に死体 を運 んでくる青年 。ヨマイに興味 をもっていて、ヨマイに積極 的 に話 しかけている人物 。後 に、ヨマイが復活 するところを見 られてしまうが、ヨマイが死 んだふりをして、双子 のヨマツーとしてしゃべることを許可 されるようになった。炭酸 飲料 が好 きなようである。重量挙 げ選手 の少女 の再生 死体 を使 って死体 の運送 をしている。 - カラス(
仮称 ) - ゼンとなんらかの
関係 があるらしい謎 の人物 。ゼン以外 で、ヨマイの正体 を知 っている数少 ない人物 でもある。ゼンが「意思 を持 っているが死 んでいる」ヨマイと暮 らしていることを快 く思 っていないため、ヨマイを引 き渡 すようにゼンに申告 している。実力 行使 に出 ることもあり、黒 いスカーフで口元 をおおった青年 の姿 になることもできる。20年 前 からゼンに対 して、命令 を伝 えたりしているところをみると、ゼンの所属 する組織 の伝令 役 であるように見 える。
各 話 の登場 人物
[作中 用語
[再生 死体 作中 では死体 、再生 死体 と表 される。駐車 違反 を取 り締 まったり、力仕事 を手伝 ったり様々 な用途 に使用 されている。擬似 知能 が搭載 されているものもあり、思考 することもある。ふつうは再生 死体 によって殺 されてしまうが、再生 死体 より、ロコのように再生 死体 より強 い人間 の場合 その限 りではない。なお黒 魔術 によって術 がかけられていない死体 は生 死体 と呼 ばれ、再生 死体 とは区別 されている。- ネクロマンサー
黒 魔術 を使役 し、再生 死体 を作 る者 の総称 。作中 では明確 にネクロマンサーだとされる人物 がゼンのみしか出 てこないため、その組織 規模 や担当 範囲 など明 かされなかった部分 が大 きい。再生 死体 が世 の中 に出回 り生活 に必要 とされている反面 、忌 み嫌 われ、疎 まれている描写 もある。街 の人々 には様々 な念 を向 けられている。20年 前 のゼンによって数 百 年来 の歴史 があることがほのめかされている。- ネクロフィリア
死体 愛好 家 。一般 的 な意味合 いとは異 なり、作中 では死体 本来 の生前 の時 の人格 に愛情 を感 じることをネクロフィリアと称 される。一般 的 には死体 軽侮 の思想 が徹底 されていて、肉親 であっても死体 になってしまうと興味 や悲 しみはあまり感 じないようである。極 まれに死体 になってもこのことを悲 しんだり、哀 れんだりする者 がネクロフィリアと呼 ばれるようである。再生 死体 はネクロフィリアを感知 するとそのものを断罪 するべく攻撃 を始 める。ゼンの作 った犯罪 者 型 の再生 死体 には、暴走 を防 ぐために、ネクロフィリアを感知 すると自壊 する機能 が設 けられていた。- グール
人 肉 を食 す化物 。作中 ではヨマイ1人 しか存在 しない。血 の匂 いに興奮 し、尋常 ではない再生 力 と生命 力 を持 つ。極度 に興奮 すると目 が赤 くなって暴走 してしまう。なお、食 されている人間 側 にも、一時 的 に再生 能力 が付与 される。カラスによると、グールも人間 として「死 んでいる」ためそのグールと暮 らすゼンも厳密 な意味 ではネクロフィリアとなってしまう。そのため、カラスにヨマイの処分 を求 められているが、ゼンはこれをはねつけている。
書誌 情報
[厘 のミキ『骸 シャンデリア』講談社 〈ARIAコミックス〉全 3巻 - 2011
年 4月 7日 発売 [2]、『ARIA』2010年 9月 号 - 2011年 1月 号 掲載 、ISBN 978-4-06-380508-6 - 2011
年 8月 5日 発売 [3]、『ARIA』2011年 2月 号 - 6月 号 掲載 、ISBN 978-4-06-380527-7 - 2012
年 1月 6日 発売 [4]、『ARIA』2011年 7月 号 - 11月号 掲載 、ISBN 978-4-06-380545-1
- 2011
脚注
[注釈
[出典
[- ^ “ARIAコミックス
第 1弾 、槙 ようこ×持田 あきは特 装 版 も”. コミックナタリー (2011年 2月 18日 ). 2020年 12月25日 閲覧 。 - ^ “
骸 シャンデリア(1)”.講談社 コミックプラス. 2020年 11月17日 閲覧 。 - ^ “
骸 シャンデリア(2)”.講談社 コミックプラス. 2020年 11月17日 閲覧 。 - ^ “
骸 シャンデリア(3)”.講談社 コミックプラス. 2020年 11月17日 閲覧 。