高橋たかはし太郎たろう (言語げんご学者がくしゃ)

高橋たかはし 太郎たろう（たかはし たろう、1927年ねん5月15日にち - 2006年ねん11月20日にち）は、日本にっぽんの言語げんご学者がくしゃ、日本語にほんご学者がくしゃ。

略歴りゃくれき

京都きょうと府ふ京都きょうと市し下京しもぎょう区くの生うまれ。1952年ねん京都大学きょうとだいがく文学部ぶんがくぶ哲学てつがく科か心理しんり学がく専攻せんこう卒業そつぎょう。国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょ名誉めいよ所員しょいん。学位がくいは、博士はかせ（文学ぶんがく）。

1988年ねんに国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょを定年ていねん退職たいしょく後ごも麗沢大学れいたくだいがく、立正大学りっしょうだいがく、関西外国語大学かんさいがいこくごだいがくなどで学生がくせいの教育きょういくにも力ちからを注そそぎ、多おおくの研究けんきゅう者しゃを育そだてた。

奥田おくだ靖雄やすお・鈴木すずき重幸しげゆきらの言語げんご学がく研究けんきゅう会かいの主要しゅようメンバーの一人ひとりであり、教育きょういく科学かがく研究けんきゅう会かい・国語こくご部会ぶかいその他たの民間みんかん教育きょういく研究けんきゅう団体だんたいや、日本にっぽん教職員きょうしょくいん組合くみあい・全日本ぜんにほん教職員きょうしょくいん組合くみあいの教育きょういく研究けんきゅう全国ぜんこく集会しゅうかい等ひとしでも、講師こうしなどとして国語こくご教育きょういく（主しゅとして文法ぶんぽうを体系たいけい的てきに教おしえる言語げんご教育きょういく）に関かんする指導しどう・助言じょげんを行おこなった。

長女ちょうじょは翻訳ほんやく家かの高橋たかはしさきの。次男じなんは映像えいぞう作家さっかの高橋たかはし洋平ようへい。

著書ちょしょ

単たん著ちょ

• 『幼児ようじ語ごの形態けいたい論ろん的てきな分析ぶんせき―動詞どうし・形容詞けいようし・述語じゅつご名詞めいし』（秀しげる英えい出版しゅっぱん、1975年ねん）
• 『入門にゅうもん期きの国語こくご教室きょうしつ』（日本にっぽん書籍しょせき、1982年ねん）
• 『現代げんだい日本語にほんご動詞どうしのアスペクトとテンス』（国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょ名義めいぎ、秀しげる英えい出版しゅっぱん、1985年ねん、ISBN 978-4-477-00695-6）
• 『動詞どうしの研究けんきゅう　動詞どうしの動詞どうしらしさの発展はってんと消失しょうしつ』（むぎ書房しょぼう、1994年ねん、ISBN 4-8384-0109-4）
• 『動詞どうし九きゅう章しょう』（ひつじ書房しょぼう、2003年ねん、ISBN 978-4-89476-213-8）

共著きょうちょ書しょ

• 『受験じゅけん綜合そうごう国語こくご』（広浜ひろはま文雄ふみお・吉沢よしざわ典男のりおとの共著きょうちょ、布ぬの井い書房しょぼう・螢光けいこう社しゃ、1955）
• 『広告こうこくの文章ぶんしょう』（久保田くぼた宣伝せんでん研究所けんきゅうじょ編へん、遠藤えんどう健一けんいち・久保田くぼた孝たかし・黒くろ須田すだ伸次しんじ郎ろう・野元のもと菊雄きくお・吉沢よしざわ典男のりおとの共著きょうちょ、ダヴィッド社しゃ、1959年ねん）
• 『戦後せんごの国民こくみん各層かくそうの文字もじ生活せいかつ』（国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょ編へん、永野ながの賢けん・渡辺わたなべ友とも左ひだりとの共著きょうちょ、国立こくりつ国語こくご研究所けんきゅうじょ、1966年ねん）
• 『幼年ようねん教育きょういく講座こうざ４　日本語にほんごの教育きょういく』（芸術げいじゅつ教育きょういく研究所けんきゅうじょ編へん、黎明れいめい書房しょぼう、1970年ねん）
• 『日本語にほんご動詞どうしのアスペクト』（金田一きんだいち春彦はるひこ編へん、金田一きんだいち春彦はるひこ・鈴木すずき重幸しげゆき・藤井ふじい正ただし・吉川よしかわ武たけし時ときとの共著きょうちょ、むぎ書房しょぼう、1976年ねん、ISBN 4-8384-0104-3）
• 『日本語にほんごの文法ぶんぽう』（金子かねこ尚一しょういち・金田かねだ章宏あきひろ・斎とき美智子みちこ・鈴木すずき泰やすし・須田すだ淳一じゅんいち・松本まつもと泰やすし丈たけとの共著きょうちょ、ひつじ書房しょぼう、2005年ねん　ISBN 978-4-89476-244-2）

関連かんれん項目こうもく

• 言語げんご学がく研究けんきゅう会かい
• 教育きょういく科学かがく研究けんきゅう会かい・国語こくご部会ぶかい
• 現代げんだい日本語にほんご文法ぶんぽう