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『鮮血の記録』(せんけつのきろく)は、1970年6月10日に公開された日活制作の任侠アクション映画で監督は野村孝[1]、主演小林旭[2][3]。
インパール戦線で捕虜となった野尻が日本に復員した。しかし恋人は行方知れずで、野尻は軍令に背いて殺されたということが既成事実化されていた。彼は戦友である原政久と偶然出会い、共に東京の闇市で商売を始めるが、やがてそのシマを仕切る暴力組織の倉畑から煙たがられ、倉畑らは原を脅して、野尻をハメてアメリカ軍に逮捕させた。3年の後、シャバに戻った野尻は、かつて軍で上官で、野尻らを置き去りにし、一人日本に戻った町田が自分を陥れて逮捕させたことを知り、復讐を計る。
- ^ “鮮血の記録”. 文化庁 日本映画情報システム. 2022年8月2日閲覧。
- ^ キネマ旬報1970年7月上旬夏の特別号 p.111
- ^ 日活アクションの華麗な世界:1954-1971 未来社 2004 第二十五章 群狼たちの抗争劇-ニュー・アクション・第二の系譜 p.592-621 ISBN 4624710878