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BISS

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

BISS(Basic Interoperable Scrambling System)とは、欧州おうしゅう放送ほうそう連合れんごうとハードウェアの工業こうぎょうコンソーシアムによって開発かいはつされた、衛星えいせい信号しんごうのスクランブルシステムである。限定げんてい受信じゅしんシステム一種いっしゅ

概要がいよう

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BISSは衛星えいせい放送ほうそうにおける限定げんてい受信じゅしんシステムひとつであり、DVB規格きかくじょう使つかわれている。DVB-CSAの一種いっしゅ

海外かいがいではおおくの放送ほうそうきょく使用しようしているが、日本にっぽん放送ほうそうでは使つかわれておらず、もっぱ通信つうしんであるSNGにのみ使用しようされている。

計算けいさん量的りょうてき安全あんぜんせい問題もんだいからこのシステムは徐々じょじょ使用しようすうらしている。

そのれいとして、米国べいこく一部いちぶ放送ほうそうきょく(CNN,FOX,AFNひとし)ではおおくが複雑ふくざつ暗号あんごう方式ほうしきであるPowerVuや、その発展形はってんけいであるPowerVu+を導入どうにゅうしている。

暗号あんごう方式ほうしき

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暗号あんごう方式ほうしきさん種類しゅるい存在そんざいする。

  • BISS-0 このモードでは暗号あんごうはされない。ノンスクランブル。
  • BISS-1 送信そうしんしゃ受信じゅしんしゃによって事前じぜんめられたセッションキーによって暗号あんごうされる。このキーは、エンコーダーとデコーダーども入力にゅうりょくする必要ひつようがあり、暗号あんごうされたTV信号しんごう形成けいせいする。BISSキーをサポートし、ただしいキーを入力にゅうりょくした任意にんいのデコーダーは、信号しんごう復号ふくごうすることが出来できる。
  • BISS-E (E は暗号あんごう) デコーダーには、事前じぜん権利けんりしゃによってひとつの暗号あんごうかぎ入力にゅうりょくされており、ユーザーにはられていない。ユーザーは送信そうしんしゃからおくられてくるセッションキーを受信じゅしん入力にゅうりょくする。このセッションキーは、デコーダー内部ないぶ事前じぜん入力にゅうりょくされた暗号あんごうかぎわせて計算けいさんされ、信号しんごう復号ふくごうする。暗号あんごうかぎわたしにおける秘匿ひとく目的もくてきとした運用うんよう形態けいたいであり、スクランブルの暗号あんごう強度きょうどはBISS-1と同等どうとうである。

外部がいぶリンク

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