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Blue Mars (ブルー・マーズ )は、アメリカ のハワイ州 しゅう に本社 ほんしゃ を置 お くAvatar Reality (アバター・リアリティ)社 しゃ が開発 かいはつ 中 ちゅう の仮想 かそう 世界 せかい (メタバース )である。公式 こうしき なジャンル名 めい は「Massively Multiplayer Virtual World(MMVW)」。
Second Life に似 に たメタバースを実現 じつげん しながらも、次世代 じせだい の仮想 かそう 世界 せかい として提供 ていきょう されており、より高 たか 精細 せいさい なグラフィックスにより描写 びょうしゃ され、著作 ちょさく 権 けん や知的 ちてき 財産 ざいさん 権 けん の保護 ほご が整備 せいび されている点 てん が特徴 とくちょう とされる。
仮想 かそう 世界 せかい の舞台 ぶたい は西暦 せいれき 2177年 ねん 、テラフォーミング によって大量 たいりょう の水 みず が存在 そんざい する火星 かせい 「Blue Mars(青 あお い火星 かせい )」。Blue Marsの海面 かいめん は海岸 かいがん 線 せん の美 うつく しさを重視 じゅうし してNASA によるデータよりも3000メートル低 ひく く設定 せってい されている。プレイヤーはBlue Marsの土地 とち を購入 こうにゅう し、観光 かんこう やチャット 、アイテムの購入 こうにゅう 、ゲームなどのアトラクションを楽 たの しめる。
高 こう 精細 せいさい なグラフィックスを実現 じつげん する為 ため 、グラフィックスエンジン としてCrytek 社 しゃ の『CryENGINE 2 』が採用 さいよう されている。開発 かいはつ 途中 とちゅう の2008年 ねん 時点 じてん においては、CryENGINE 2 の動作 どうさ に必要 ひつよう とされるコンピュータの性能 せいのう は2〜3年 ねん 後 ご の普及 ふきゅう モデル、つまり当時 とうじ のハイエンドモデルと目 め されていたが、グラフィックス性能 せいのう の急激 きゅうげき な向上 こうじょう により、2009年 ねん 初頭 しょとう 時点 じてん では普及 ふきゅう モデルのコンピュータでも動作 どうさ 可能 かのう であると予想 よそう されている。
衣装 いしょう や武器 ぶき 、住居 じゅうきょ や家具 かぐ などのアイテムや、ゲームなどのアトラクションをプレイヤーが独自 どくじ に作成 さくせい できる点 てん はSecond Life と同 おな じであるが、著作 ちょさく 権 けん や知的 ちてき 財産 ざいさん 権 けん を侵害 しんがい するコンテンツが無断 むだん で作成 さくせい されないよう、コンテンツを作成 さくせい するにはパートナー契約 けいやく が必要 ひつよう となる。開発 かいはつ 言語 げんご にはLua が採用 さいよう されており、Avatar Reality社 しゃ によれば、Flashゲーム の制作 せいさく と同等 どうとう のコストで CryENGINE 2 を採用 さいよう した高度 こうど なグラフィックスのゲームが開発 かいはつ できるとしている。
2008年 ねん 1月 がつ にイーフロンティア 社 しゃ と業務 ぎょうむ 提携 ていけい し、同社 どうしゃ の『Shade 10』や『Shade Home Design』による3Dデータの制作 せいさく ・変換 へんかん が可能 かのう になると発表 はっぴょう された[1] 。『Shade 10.5』ではCOLLADA 形式 けいしき による書 か き出 だ しが可能 かのう になっており、Blue Marsとは同 どう 形式 けいしき を通 つう じて連携 れんけい が計 はか られる予定 よてい であるとしている[2] 。また、最初 さいしょ の都市 とし 開発 かいはつ パートナーはシド・ミード が率 ひき いるVirtual Space Entertainment社 しゃ となる事 こと が明 あき らかにされている[3] 。
^ 2008年 ねん 1月 がつ 25日 にち イーフロンティア、Avatar Reality社 しゃ との業務 ぎょうむ 提携 ていけい を発表 はっぴょう
^ 2009年 ねん 1月 がつ 23日 にち 『Shade 10.5』シリーズ発売 はつばい のお知 し らせ
^ 2008年 ねん 8月 がつ 6日 にち Avatar Reality Names VSE as Developer of First Blue Mars City