GLX

GLX

作者さくしゃ	SGI
初版しょはん	1992
最新さいしん版ばん	1.4
プログラミング 言語げんご	C言語げんご
ライセンス	SGI FreeB ライセンス
公式こうしきサイト	https://dri.freedesktop.org/wiki/GLX/

GLX and AIGLX versus direct rendering.

GLX（"OpenGL Extension to the X Window System" の頭文字かしらもじ語ご）は OpenGL と X Window System をつなぐバインディングを提供ていきょうする。X Window System によって提供ていきょうされたウィンドウ内ないでプログラムが OpenGL を使つかえるようにする。

歴史れきし

GLX はシリコングラフィックスによってつくられ現在げんざいバージョン1.4である。DRI と Mesa の両方りょうほうとともに GLX は X11R6.7.0 から X.Org Foundation のバージョンの X Window System に、バージョン4.0より XFree86 プロジェクトのバージョンに含ふくまれている。

機能きのう

GLX は三みっつの部分ぶぶんからなる。

• X Window System のアプリケーションに OpenGL の関数かんすうを提供ていきょうする API
• クライアント（OpenGL アプリケーション）が X サーバ（表示ひょうじを担になうソフトウェア）に3Dレンダリングコマンドを送おくれるようにする、X プロトコルの拡張かくちょう。クライアントとサーバは異ことなるコンピュータで動作どうさしていてもよい。
• レンダリングコマンドをクライアントから受うけ取とりインストールされた OpenGL ライブラリに渡わたすという X サーバの拡張かくちょう。もしハードウェアアクセラレーションの効きいたライブラリが利用りようできなければ、通常つうじょう Mesa 3D になり、これはソフトウェア内ないのすべてを扱あつかえるが、通常つうじょうハードウェアアクセラレーションの効きいたライブラリよりずっと遅おそい。

クライアントとサーバが同おなじコンピュータと、適切てきせつなドライバを使つかったアクセラレーションの効きいた3Dグラフィックスカード上じょうで動作どうさしていれば、最初さいしょの二ふたつのコンポーネントは DRI によってバイパスできる。この場合ばあい、クライアントはグラフィックハードウェアに直接ちょくせつアクセスできる。

サーバのサポートする GLX visual を含ふくむ GLX についての診断しんだん情報じょうほうの多おおくは glxinfo コマンドを使つかって見みつけられる。デモユーティリティ glxgears は3Dレンダリング設定せっていの速はやさの大おおまかな見積みつもりを提供ていきょうする。より新あたらしいバージョンの glxgears では速はやさを見みるには -info オプションを使つかう必要ひつようがある。しかし、glxgears はベンチマークツールではなく、そのように使つかうべきではない。ハードウェアアクセラレーションの効きいたライブラリが正まさしくインストールされているのかを検証けんしょうするために使つかうためだけのものである。

関連かんれん項目こうもく

• AIGLX
• GLUT

外部がいぶリンク

• OpenGL Graphics with the X Window System (pdf) - ウェイバックマシン（2006年ねん2月がつ10日とおかアーカイブ分ぶん）
• SGI's GLX Project Homepage - ウェイバックマシン（2009年ねん6月がつ8日にちアーカイブ分ぶん）