JABA北海道ほっかいどう大会たいかい

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JABA北海道ほっかいどう大会たいかい(JABAほっかいどうたいかい)は、日本にっぽん野球やきゅう連盟れんめい北海道ほっかいどう地区ちく連盟れんめい主催しゅさいする社会しゃかいじん野球やきゅう大会たいかいである。社会しゃかいじん野球やきゅう日本にっぽん選手権せんしゅけん大会たいかい選考せんこう対象たいしょう大会たいかいの1つである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

毎年まいとし6がつおこなわれている地区ちく連盟れんめい主催しゅさい大会たいかいの1つであり、北海道ほっかいどうのチームを中心ちゅうしんに12チームが予選よせんリーグせん決勝けっしょうトーナメントを併用へいようして優勝ゆうしょうあらそう。

2007ねんから社会しゃかいじん野球やきゅう日本にっぽん選手権せんしゅけん大会たいかい選考せんこう対象たいしょう大会たいかいの1つとなり、優勝ゆうしょうチームはどう大会たいかいへの出場しゅつじょうまる。

地区ちく連盟れんめい主催しゅさい大会たいかいおおくがはるおこなわれるのにたいし、どう大会たいかい都市とし対抗たいこう野球やきゅう大会たいかい直前ちょくぜん開催かいさいされていることから、都市とし対抗たいこう野球やきゅう出場しゅつじょうするチームには調整ちょうせい大会たいかいとらえられている[1]参加さんかチームのうち本州ほんしゅうから招待しょうたいされるチームはそのとし都市とし対抗たいこう野球やきゅうへの出場しゅつじょうめているチームばかりで、東北とうほく関東かんとう東海とうかいから招待しょうたいされるチームはかく地区ちくだい1代表だいひょうおよびだい2代表だいひょうとして予選よせん通過つうかしているチームであり、これらのチームにとっては都市とし対抗たいこう野球やきゅうけた調整ちょうせい大会たいかい北海道ほっかいどうのチームにとってはなかなか遠征えんせい対戦たいせんすることができない本州ほんしゅう強豪きょうごうとの対戦たいせん機会きかいとして位置いちづけられている。

1954ねんから1969ねんまでは、「東日本ひがしにっぽん選抜せんばつ大会たいかい」として開催かいさいされており、開催かいさい福島ふくしまけん秋田あきたけんなどでおこなわれることがあった。1970ねんからは、「北海道ほっかいどう大会たいかい」と改称かいしょうされつづ開催かいさいされており、北海道ほっかいどうない企業きぎょうチームの地元じもと札幌さっぽろ室蘭むろらん苫小牧とまこまい白老しらおいまちなどを拠点きょてんおこなわれてきた。

1990年代ねんだいはいると道内どうない企業きぎょうチームの休部きゅうぶ解散かいさんつづき、1998ねんからは秋季しゅうきリーグせんひかえた大学だいがくチームもオープン参加さんかした。2001ねんから出場しゅつじょうチームの減少げんしょうとう理由りゆう休止きゅうしされていたが、北海道ほっかいどう地区ちく連盟れんめいつよ要望ようぼうにより2004ねん復活ふっかつしたものの、2016ねんすえJR北海道ほっかいどうがクラブ転換てんかん道内どうない会社かいしゃ登録とうろくチームが航空こうくう自衛隊じえいたいせんさい1チームとなったため2017ねん以降いこうJABA東北とうほく大会たいかい統合とうごうされ北海道ほっかいどう大会たいかい けん 東北とうほく大会たいかい回数かいすう統合とうごうされず2017ねんだい59かい北海道ほっかいどう大会たいかい けん だい48かい東北とうほく大会たいかい)となったが、北海道ほっかいどうガス新規しんき加盟かめいおよび、室蘭むろらんシャークス会社かいしゃ登録とうろく転換てんかんもあり2019ねん大会たいかいからふたた単独たんどく開催かいさいとなった。

歴代れきだい優勝ゆうしょうチーム[編集へんしゅう]

東日本ひがしにっぽん選抜せんばつ大会たいかい時代じだい[編集へんしゅう]

年度ねんどかい 開催かいさい球場きゅうじょう 優勝ゆうしょうチーム
1954ねんだい1かい 室蘭むろらん ぜん藤倉ふじくら
1955ねんだい2かい 釜石かまいし 富士ふじ製鐵せいてつ釜石かまいし
1956ねんだい3かい 中島なかじま 富士ふじ製鐵せいてつ釜石かまいし
1957ねんだい4かい 福島ふくしま ニッポンビール
1958ねんだい5かい 中島なかじま 日本通運にほんつううん
1959ねんだい6かい 仙台せんだい 北海道拓殖銀行ほっかいどうたくしょくぎんこう
1960ねんだい7かい 中島なかじま 北海道拓殖銀行ほっかいどうたくしょくぎんこう
1961ねんだい8かい 中島なかじま 日本通運にほんつううん
1962ねんだい9かい 中島なかじま 大昭和製紙だいしょうわせいし
1963ねん 大会たいかい休止きゅうし
1964ねんだい10かい 中島なかじま サッポロビール
1965ねんだい11かい 秋田あきた 北海道拓殖銀行ほっかいどうたくしょくぎんこう
1966ねんだい12かい 中島なかじま 大会たいかい中止ちゅうし[2]
1967ねんだい13かい 中島なかじま 大昭和製紙だいしょうわせいし
1968ねんだい14かい 会津若松あいづわかまつ 本田技研ほんだぎけん
1969ねんだい15かい 苫小牧とまこまい 本田技研ほんだぎけん

北海道ほっかいどう大会たいかい時代じだい[編集へんしゅう]

年度ねんどかい 開催かいさい球場きゅうじょう 優勝ゆうしょうチーム 決勝けっしょうせん じゅん優勝ゆうしょうチーム 備考びこう
1970ねんだい16かい 中島なかじま 大会たいかい中止ちゅうし あめのため途中とちゅうりとなった。
1971ねんだい17かい 中島なかじま 北海道拓殖銀行ほっかいどうたくしょくぎんこう 5-2 電電でんでん北海道ほっかいどう
1972ねんだい18かい 中島なかじま 電電でんでん北海道ほっかいどう 4-3 小西酒造こにししゅぞう
1973ねんだい19かい 中島なかじま 電電でんでん北海道ほっかいどう 6-3 北海道拓殖銀行ほっかいどうたくしょくぎんこう
1974ねんだい20かい 円山まるやま 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 4-1 松下電器まつしたでんき
1975ねんだい21かい 中島なかじま 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 1-0 しん日本にっぽん製鐵せいてつ室蘭むろらん
1976ねんだい22かい 室蘭むろらん 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 5-0 日立製作所ひたちせいさくしょ
1977ねんだい23かい 室蘭むろらん 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 4-2 日本石油にほんせきゆ
1978ねんだい24かい 室蘭むろらん 熊谷組くまがいぐみ 2-1 日本石油にほんせきゆ
1979ねんだい25かい 室蘭むろらん しん日本にっぽん製鐵せいてつ室蘭むろらん 2-1 電電でんでん北海道ほっかいどう
1980ねんだい26かい 円山まるやま中島なかじま リッカー 4-1 日本石油にほんせきゆ
1981ねんだい27かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい 王子製紙おうじせいし苫小牧とまこまい 4-1 神戸製鋼こうべせいこう
1982ねんだい28かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい 電電でんでん関東かんとう 1-0 三菱自動車みつびしじどうしゃ川崎かわさき
1983ねんだい29かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい 日立製作所ひたちせいさくしょ 8-5 王子製紙おうじせいし苫小牧とまこまい
1984ねんだい30かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい 本田技研ほんだぎけん鈴鹿すずか 4-2 東鉄ひがしてつ
1985ねんだい31かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい NTT関東かんとう 5-4 NTT北海道ほっかいどう
1986ねんだい32かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい NTT北海道ほっかいどう 9-8 NTT関東かんとう
1987ねんだい33かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 7-1 本田技研ほんだぎけん
1988ねんだい34かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい しん日本にっぽん製鐵せいてつ室蘭むろらん 6-2 王子製紙おうじせいし苫小牧とまこまい
1989ねんだい35かい 室蘭むろらん苫小牧とまこまい 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 3-2 三菱重工みつびしじゅうこう横浜よこはま
1990ねんだい36かい 円山まるやま 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう 8-5 北陸銀行ほくりくぎんこう
1991ねんだい37かい 円山まるやま しん日本にっぽん製鐵せいてつ室蘭むろらん [3] 大昭和製紙だいしょうわせいし北海道ほっかいどう
1992ねんだい38かい 室蘭むろらん白老しらおい 東芝とうしば 7-4 NTT北海道ほっかいどう
1993ねんだい39かい 円山まるやま 日本石油にほんせきゆ 9-4 NTT関東かんとう
1994ねんだい40かい 円山まるやま 新王子製紙しんおうじせいし苫小牧とまこまい 8-5 たくぎん
1995ねんだい41かい 円山まるやま 日立製作所ひたちせいさくしょ 6-4 ヴィガしらおい
1996ねんだい42かい 円山まるやま 三菱自動車みつびしじどうしゃ川崎かわさき 11-1 新日鉄しんにってつ君津きみつ 決勝けっしょうは8かいコールド
1997ねんだい43かい 円山まるやま 王子製紙おうじせいし苫小牧とまこまい 1-0 NTT北陸ほくりく
1998ねんだい44かい 苫小牧とまこまい 王子製紙おうじせいし春日井かすがい 15-9 NTT東北とうほく
1999ねんだい45かい 円山まるやま 王子製紙おうじせいし苫小牧とまこまい 7-1 法政大学ほうせいだいがく
2000ねんだい46かい 円山まるやま JR東日本ひがしにっぽん東北とうほく 4-3 三菱自動車みつびしじどうしゃ岡崎おかざき
2001ねん 大会たいかい休止きゅうし
2002ねん 大会たいかい休止きゅうし
2003ねん 大会たいかい休止きゅうし
2004ねんだい47かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう ヤマハ 5-3 JR東日本ひがしにっぽん東北とうほく
2005ねんだい48かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう 日産自動車にっさんじどうしゃ 3-2 サンワード貿易ぼうえき
2006ねんだい49かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう 住友金属すみともきんぞく鹿島かしま 6-4 TDK
2007ねんだい50かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
千歳ちとせ市民しみん球場きゅうじょう
日本通運にほんつううん 11-9 鷺宮さぎのみや製作所せいさくしょ 同年どうねんから優勝ゆうしょうチームに日本にっぽん選手権せんしゅけんへの出場しゅつじょうけんあたえられる。
2008ねんだい51かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
日本通運にほんつううん 10-2 三菱重工みつびしじゅうこう名古屋なごや
2009ねんだい52かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
鷺宮さぎのみや製作所せいさくしょ 4-2 三菱重工みつびしじゅうこう神戸こうべ
2010ねんだい53かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
トヨタ自動車とよたじどうしゃ 10-6 日本通運にほんつううん
2011ねん 大会たいかい中止ちゅうし 東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいようおき地震じしん東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい)の影響えいきょうのため中止ちゅうしとなった[4]
2012ねんだい54かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
札幌さっぽろドーム
JR東日本ひがしにっぽん 5-2 NTT東日本ひがしにっぽん
2013ねんだい55かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
札幌さっぽろドーム
NTT西日本にしにほん 1-0 三菱重工みつびしじゅうこう名古屋なごや
2014ねんだい56かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
札幌さっぽろドーム
NTT東日本ひがしにっぽん 4-0 室蘭むろらんシャークス
2015ねんだい57かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
札幌さっぽろドーム
JR東日本ひがしにっぽん 8-4 大阪おおさかガス
2016ねんだい58かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
室蘭むろらん新日鐵しんにってつ住金すみきん球場きゅうじょう
日本通運にほんつううん 6-3 日本生命にほんせいめい
2017ねんだい59かい[5] 仙台せんだい市民しみん球場きゅうじょう
石巻いしのまき市民しみん球場きゅうじょう
日本製紙石巻にほんせいしいしまき 1-0 JR東日本ひがしにっぽん東北とうほく
2018ねんだい60かい[6] 仙台せんだい市民しみん球場きゅうじょう
石巻いしのまき市民しみん球場きゅうじょう
NTT東日本ひがしにっぽん 4-3 JX-ENEOS 決勝けっしょうせん延長えんちょう12かい
2019ねんだい61かい 札幌さっぽろ円山球場まるやまきゅうじょう
岩見沢いわみざわ野球やきゅうじょう
JX-ENEOS 2-1 トヨタ自動車とよたじどうしゃ
2020ねん 大会たいかい中止ちゅうし 新型しんがたコロナウイルス影響えいきょうのため中止ちゅうしとなった。
2021ねんだい62かい 札幌さっぽろ丸山まるやま球場きゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
三菱重工みつびしじゅうこうEast 8-6 JFE東日本ひがしにっぽん 決勝けっしょうせん延長えんちょうタイブレーク12かい
観客かんきゃく試合しあい
2022ねんだい63かい 札幌さっぽろ丸山まるやま球場きゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
Honda熊本くまもと 2-1 TDK
2023ねんだい64かい 札幌さっぽろ丸山まるやま球場きゅうじょう
野幌のっぽろ運動公園うんどうこうえん野球やきゅうじょう
JFE東日本ひがしにっぽん 2-0 東京とうきょうガス

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 2013ねんかぎり、都市とし対抗たいこう野球やきゅう大会たいかい終了しゅうりょう開催かいさいされたが、よく2014ねんからはふたた都市とし対抗たいこう野球やきゅう大会たいかい開幕かいまくまえ開催かいさいされている。
  2. ^ あめのため途中とちゅうりとなった。
  3. ^ 決勝けっしょう全日本ぜんにほんが10-2で勝利しょうりしたが特別とくべつ参加さんかのため順位じゅんいなし。じゅん優勝ゆうしょうは2決定けっていせんによる。
  4. ^ 8がつ開催かいさいする予定よていだった同年どうねん都市とし対抗たいこう野球やきゅうあき延期えんきとなったため、日本にっぽん選手権せんしゅけん開催かいさい見送みおくりとなった。
  5. ^ だい59かいJABA北海道ほっかいどう大会たいかいけんだい48かいJABA東北とうほく大会たいかいとして開催かいさい
  6. ^ だい60かいJABA北海道ほっかいどう大会たいかいけんだい49かいJABA東北とうほく大会たいかいとして開催かいさい

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]