Light Fall

Light Fall

ジャンル	横よこスクロールアクションゲーム
対応たいおう機種きしゅ	PC（Windows, MacOS） Nintendo Switch
開発元かいはつもと	Bishop Games
発売はつばい元もと	Bishop Games
発売はつばい日び	2018年ねん4月がつ26日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう） ESRB：E10+（10歳さい以上いじょう） PEGI：12 USK：6（6歳さい未満みまん提供ていきょう禁止きんし） ACB：PG
コンテンツ アイコン	ESRB：Fantasy Violence, Mild Language PEGI：Mild Swearing USK：Abstrakte Gewalt ACB：Mild Coarse Language, Mild Violence

『Light Fall』（ライトフォール）は、カナダのインディーゲームスタジオBishop Gamesが開発かいはつ・発売はつばいした横よこスクロールアクションゲーム。

概要がいよう

暗闇くらやみに包つつまれた夜よるの国くに・ナンブラ（Numbra）の支配しはいを企たくらむ者ものの野望やぼうを阻止そしするべく、幼おさない主人公しゅじんこうが冒険ぼうけんを繰くり広ひろげる。主人公しゅじんこうは「影かげの核かく」（Shadow Core）と呼よばれる立方体りっぽうたいの箱はこを空中くうちゅうに作つくり出だすことができ、これを足場あしばにしたり身みを守まもるための壁かべにしたりしながら攻略こうりゃくを進すすめていく。冒険ぼうけんには、年老としおいたフクロウのストリクス（Stryx、日本語にほんご版ばん声優せいゆう：山内やまうち健嗣けんじ）が同行どうこうするが、物語ものがたりの中なかではこのストリクスによる独白どくはく形式けいしきのナレーションがほぼ全編ぜんぺんにわたり挿入そうにゅうされる。

本ほん作さくは開発元かいはつもとのBishop Gamesにとって初はつのプロジェクトとなるゲームソフトで、完成かんせいまでに約やく4年ねんの期間きかんが費ついやされている。2015年ねん5月6日にちから6月6日にちの期間きかんにはKickstarterを通つうじたクラウドファンディングが実施じっしされ、2万まん2175カナダドルの資金しきんが集あつまった。影響えいきょうを受うけたゲームソフトとして、Bishop Gamesの創設そうせつ者しゃの一人ひとりBen ArcherはアメリカのインディーゲームスタジオTeam Meatが開発かいはつしたアクションゲーム『Super Meat Boy』を挙あげ、同様どうようの難易なんい度どやテンポがあるとしている。

PC版はんで2018年ねん6月22日にちに、Nintendo Switch版はんで同年どうねん9月21日にちに配信はいしんされた無料むりょう更新こうしんデータにより、最終さいしゅうステージの内容ないようの大幅おおはばな変更へんこうや収集しゅうしゅう用ようアイテムに関かんするシステムの改善かいぜんなどが行おこなわれた。

システム

前述ぜんじゅつのように主人公しゅじんこうは空中くうちゅうに箱はこを作つくり出だすことができるが、配置はいち場所ばしょによってコントローラ操作そうさが異ことなり、ジャンプ後ごの足元あしもと、前方ぜんぽう、上方かみがたなど任意にんいの位置いちの3つに振ふり分わけられている。足元あしもとに出だす操作そうさは最大さいだい4回かいまでの上限じょうげんがあり、再度さいど地面じめんに足あしをついた際さいに回数かいすうがリセットされる。また、任意にんいの位置いちに出だす際さいには主人公しゅじんこうがその場ばに留とどまった状態じょうたいで箱はこを動うごかし一定いってい時間じかん内ないに位置いちを決定けっていする。なお、いずれの場合ばあいも画面がめん上じょうに配置はいちできる箱はこは1つのみで、新あらたな箱はこを作つくるのと同時どうじにそれ以前いぜんの箱はこが消滅しょうめつする。

上記じょうき以外いがいの主人公しゅじんこうのアクションとして、壁かべへのしがみつき、ダッシュ、気き弾だんの前方ぜんぽう発射はっしゃによる一部いちぶオブジェクトの破壊はかいを行おこなうことができる。

各かくステージ内ないの各所かくしょには、「記憶きおくの欠片かけら」と呼よばれるものがある場所ばしょ、そして人ひとが閉とじ込こめられたクリスタルが複数ふくすう存在そんざいし、収集しゅうしゅう要素ようその一種いっしゅとなっている。このうち、記憶きおくの欠片かけらを取得しゅとくすると、数すう百ひゃく年ねん前まえにナンブラの地ちを発見はっけんした探検たんけん隊たいのリーダー・パドルウッド（Paddlewood）の追想ついそう録ろくの形式けいしきをとった外伝がいでんの一部いちぶを閲覧えつらんすることができる。

通常つうじょうモードのほかに、早はやい時間じかんでクリアすることを目指めざすスピードランモードもある。このモードでは、ステージごとのクリア時間じかん、あるいは全ぜんステージを通とおしてのクリア時間じかんが記録きろくされ、結果けっかはオンラインランキングにアップロードされる。また、ランキング上じょうで一定いっていのクリア時間じかんよりも早はやいユーザーのプレイ内容ないようを「ゴースト」としてダウンロードし、競きそいながらプレイすることもできる。2019年ねん4月がつ25日にち配信はいしんの無料むりょう更新こうしんデータ「Lost Worlds Edition」により、本編ほんぺんに登場とうじょうしない専用せんようステージが追加ついかされた。

ストーリー

プロローグ

世界せかいから隔絶かくぜつされた常つね夜よるの地ち・ナンブラ。厳きびしい環境かんきょうにあるこの地ちに、周辺しゅうへん国こくが引ひき起おこす戦争せんそうから逃のがれようと小国しょうこくカンループス（Kamloops）の民みんが次々つぎつぎと移住いじゅうを続つづけていた。彼かれらにとってナンブラは安息あんそくの地ちとなるはずだったが、この地ちと民みんを脅威きょういに陥おとしいれようとする者ものの手てが迫せまっていた。

第だい1幕まく 月明つきあかりの平原へいげん (The Lunar Plain)

ある時とき、ナンブラの地ちに幼子おさなごが突然とつぜん現あらわれた。幼子おさなごは蛍ぼたるの群むれに導みちびかれ、途中とちゅうで手てにした遺物いぶつ「影かげの核かく」の力ちからを用もちいながら平原へいげんを進すすんだ。フクロウのストリクスは当初とうしょその様子ようすをしばらく傍観ぼうかんしていたが、次第しだいに気きを揉もみ始はじめ、結局けっきょく、幼子おさなごを近ちかくの村むらへ送おくり届とどけることにした。しかし、到着とうちゃくした村むらに人ひとの姿すがたはなく、辺あたりは異様いようなクリスタルに浸食しんしょくされていた。

己おのれの過去かこも、己おのれの名前なまえすらも知しらないという幼子おさなごに、ストリクスはカンループスの民みんが信仰しんこうする「天空てんくうの神かみ々」の祭壇さいだんを巡めぐりつつその歴史れきしを語かたった。自然しぜんを司つかさどる女神めがみファイラス（Firas）、時ときを司つかさどる神かみオーログ（Orlog）、双そう剣けんを携たずさえた神かみシェン（Shen）、影かげの力ちからを操あやつる神かみノックス（Nox）、光ひかりの女神めがみラクサナ（Luxanna）の五ご柱はしらの説明せつめいを終おえた時とき、ストリクスは幼子おさなごがラクサナに対たいして反応はんのうを示しめしたことを不思議ふしぎに思おもった。そこで、幼子おさなごとストリクスは普段ふだんラクサナがいるとされる礁湖へ向むかったが、その途上とじょう、海竜かいりゅうアニマス（Animus）の巣すに囚とらわれている村人むらびとたちを発見はっけんした。幼子おさなごの活躍かつやくにより無事ぶじ救出きゅうしゅつに成功せいこうすると、彼かれらは幼子おさなごへ向むけて口々くちぐちに「ノックス！」と叫さけび称となえた。幼子おさなごの正体しょうたいは、天空てんくうの神かみ々の一いち柱はしら・ノックスだったのだ。人々ひとびとの声こえを聞きいたノックスは、かつての記憶きおくを少すこしだけ取とり戻もどした。

礁湖でラクサナを見みつけることはできなかったが、ノックスとストリクスの前まえに別べつの女神めがみファイラスが姿すがたを現あらわし、これまでの顛末てんまつを語かたった。ナンブラの地ちにクリスタルが現あらわれ始はじめた時とき、民みんは天空てんくうの神かみ々に救すくいを求もとめ地上ちじょうに召喚しょうかんした。この際さいの混乱こんらんでノックスの祭壇さいだんが損傷そんしょうし、ノックスは己おのれがどういう存在そんざいなのか自覚じかくのないまま彷徨ほうこううことになった。そして、そうしたノックスを蛍ぼたるによって導みちびいたのがファイラスだった。ノックスとストリクスはその場ばをファイラスに任まかせ、残のこりの神かみ々オーログ、シェン、ラクサナを捜さがすため「悲哀ひあいの湿原しつげん」へ向むかった。

第だい2幕まく 悲哀ひあいの湿原しつげん (The Marshlands of Sorrows)

異臭いしゅう漂ただよう不浄ふじょうな湿原しつげんを行いくノックスとストリクスは、神かみ々がいると目もくする遺跡いせき・ミクトラン寺院じいん（The Temple of Mictlan）に到着とうちゃくした。この遺跡いせきは、1000年ねん前まえにナンブラを覆おおう影かげが広ひろまった発端ほったんとされ、古いにしえの神かみミクトラン（Mictlan）が全すべてを飲のみ込こみ夜よるを生うみ出だしたとの伝説でんせつが残のこる場所ばしょである。様々さまざまな罠わなが仕掛しかけられた内部ないぶを進すすんでいくと、その奥おくでオーログとシェンが囚とらわれていた。ノックスは彼かれらを救すくい出だそうと牢ろうへ近ちかづいたが、その時とき、現世げんせいに蘇よみがえったミクトランの巨体きょたいが姿すがたを現あらわし、大口おおぐちを開ひらいて辺あたりのものを吸引きゅういんし始はじめた。しかしノックスはその猛威もういに打うち勝かち、ミクトランは再ふたたび眠ねむりについた。

オーログとシェンは所有しょゆうする聖せいなる遺物いぶつを失うしない囚とらわれの身みとなっていた。そして、今回こんかいのことは大国たいこくエターニウム（Eternium）による侵略しんりゃく行為こういの一環いっかんであるとの疑うたがいを強つよめた。一方いっぽう、ノックスは親友しんゆうであるラクサナを見みつけられず塞ふさぎ込こんでいたが、ストリクスに促うながされ、首都しゅとシルヴィオン（Sylveon）へ危険きけんを知しらせるべく共ともに旅立たびだった。

第だい3幕まく 大蛇おろちの森もり (The Vipera's Forest)

シルヴィオンへ向むかう道みちすがら、ストリクスは、かつて自みずからが属ぞくしていたフクロウの集団しゅうだん「夜よる梟ふくろう団だん」（やきょうだん、Night Owls）での出来事できごとについてノックスに語かたり始はじめた。

夜よる梟ふくろう団だんが領分りょうぶんとする「大蛇おろちの森もり」にある地ち「亡霊ぼうれいヶ原ばら」（The Ghostfields）では、辺あたりを脅威きょういに晒さらす蜂はちの集団しゅうだん「漆黒しっこくの群むれ」（The Black Swarm）との戦たたかいが繰くり広ひろげられていた。そうした中なか、ストリクスは戦争せんそう孤児こじを発見はっけんする。ラヴォリア（Ravoria）という名なの彼女かのじょは、その後ごストリクスに引ひき取とられて様々さまざまな知恵ちえを授さずかり、やがて、誰だれもが力ちからを認みとめる戦士せんしへと成長せいちょうした。しかし、団だんの中なかでは余所者よそもの扱あつかいをされ続つづけ、打うち解とけることはなかった。

ある日ひ、ラヴォリアは、己おのれの価値かちを証明しょうめいするため一ひとつの作戦さくせんを決行けっこうした。それは、夜よる梟ふくろう団だんの拠点きょてんの情報じょうほうを敵てきに漏もらして注意ちゅういを惹ひきつけ、その間あいだに自みずからが敵てきの巣すへ侵入しんにゅうして「漆黒しっこくの女王じょおう」（Black Queen）を討うち、戦たたかいを終結しゅうけつさせるというものだった。何なにも知しらない夜よる梟ふくろう団だんは漆黒しっこくの群むれの突然とつぜんの襲撃しゅうげきに為なす術じゅつもなく倒たおれ壊滅かいめつ状態じょうたいとなったが、ほどなくして漆黒しっこくの女王じょおうの断末魔だんまつまの叫さけびが響ひびき渡わたり、その声こえを聴きいた敵てきは一斉いっせいに巣すへ逃にげ帰かえった。今回こんかいのことにラヴォリアが関与かんよしていると察知さっちしたストリクスは敵てきの後のちを追おい巣すへ向むかったが、そこには、狂乱きょうらんし自滅じめつする漆黒しっこくの群むれ、そして、自みずから命いのちを絶たったラヴォリアの姿すがたがあった。

ストリクスがラヴォリアの亡骸なきがらを連つれて夜よる梟ふくろう団だんの拠点きょてんへ戻もどると、仲間なかまたちは軽蔑けいべつの目めを向むけ、ラヴォリアに裏切うらぎり者ものの烙印らくいんを押おした。なぜ彼女かのじょは情報じょうほうを漏もらし多おおくの命いのちを犠牲ぎせいにしたのかとの詰問きつもんに返答へんとうできず悲かなしみと羞恥心しゅうちしんに苛さいなまれたストリクスは、団だんを去さり孤独こどくに生いきる決意けついをした。その後ご、団だんが解散かいさんしたとの噂うわさを耳みみにした。

様々さまざまな試練しれんを乗のり越こえ、ノックスとストリクスはようやくシルヴィオンに辿たどり着ついたが、街まち中ちゅうに民みんの姿すがたはなかった。すると突然とつぜんまばゆい光ひかりが辺あたりを包つつみ、次つぎの瞬間しゅんかん、目めの前まえにはエターニウムの軍勢ぐんぜいとそれを指揮しきするラクサナの姿すがたが現あらわれた。ラクサナは動揺どうようするノックスたちへ向むけてエターニウムに降伏ごうぶくするよう迫せまり、ノックスたちがこれを拒否きょひすると、ラクサナは強烈きょうれつな光ひかりを解とき放はなち攻撃こうげきしてきた。ストリクスは、教おしえ子ごを二に度ども死しなせるわけにはいかないとノックスを庇かばって攻撃こうげきを受うけ窮地きゅうちに追おい込こまれるが、そこへファイラス、オーログ、シェンが現あらわれ攻撃こうげきを食くい止とめた。この状況じょうきょうを不利ふりと見みたラクサナは、十分じゅうぶん足止あしどめできたと口くちにし、その場ばから消きえた。

ファイラス、オーログ、シェンがラクサナの攻撃こうげきで力ちからを失うしなってしまった今いま、全すべての運命うんめいはノックスの手てに委ゆだねられた。ノックスは、カンループスの民みんを救すくいラクサナと対峙たいじするべく、エターニウムの拠点きょてんがあるという場所ばしょ「未知みちの深淵しんえん」へ単身たんしん乗のり込こんだ。

第だい4幕まく 未知みちの深淵しんえん (The Unknown Depths)

足あしを踏ふみ入いれ生還せいかんしたものはいないとされる未知みちの深淵しんえんの大穴おおあな「巨人きょじんの口くち」（The Giant's Mouth）の中なかに入はいり、ノックスは地下ちかへと歩ふを進すすめる。その周まわりではファイラスが遣つかわした蛍ぼたるの群むれが飛とび、これを通つうじてストリクスが遠隔えんかくから言葉ことばを伝つたえている。ノックスが底辺ていへんへ到達とうたつすると、その先さきにはエターニウムの要塞ようさいが築きずかれていた。要塞ようさいへ近ちかづくにつれストリクスの声こえは弱よわまっていったが、ノックスはついに核心かくしん部ぶ「ナンブラの核かく」（Numbra's Core）へ踏ふみ入いった。そこで眼前がんぜんにあったのは、両りょう腕うでを鎖くさりでつながれ身動みうごきが取とれないラクサナの姿すがただった。彼女かのじょはエターニウムに利用りようされた末すえに用もちい済ずみとなり今いまにも排除はいじょされようとしていた。

エターニウムは神かみ々の聖せいなる遺物いぶつを複製ふくせいして武器ぶきへ転用てんようする野望やぼうを数すう年ねん前まえから抱いだき、実現じつげんのために神かみを味方みかたに引ひき入いれる必要ひつようがあると考かんがえていた。一方いっぽう、ラクサナは闇やみに覆おおわれたナンブラで光ひかりの女神めがみとしての力ちからを発揮はっきできず移住いじゅう後ごのカンループスの民みんから冷遇れいぐうされていた。そうした弱よわみに付つけ込こもうとエターニウムのスパイが彼女かのじょに近ちかづき、我々われわれに手てを貸かせばナンブラに光ひかりをもたらすと提案ていあんした。民みんの信頼しんらいを取とり戻もどしたい一心いっしんの彼女かのじょはその甘言かんげんに乗のせられ、カンループスの繁栄はんえいを信しんじて行動こうどうを起おこしたのだった。

ラクサナは、傍はたにあるポータルの転移てんい先さきである「天空てんくうの宮殿きゅうでん」（Celestial Palace）にいるエターニウムの指導しどう者しゃを追おうようノックスに伝つたえると、そのまま気きを失うしなった。ノックスは即座そくざにポータルへ突入とつにゅうした。

転移てんい先さきでは、宙ちゅうに浮うかぶ乗のり物ものを操縦そうじゅうするエターニウム軍事ぐんじ総そう司令しれい官かん（Eternium Warload、日本語にほんご版ばん声優せいゆう：呉ご圭けい崇たかし）が待まち構かまえていた。司令しれい官かんは、聖せいなる遺物いぶつよりも強力きょうりょくな武器ぶきを作つくり上あげたと自賛じさんし自みずからが神かみになったと嘯うそぶいていたが、後のちに追おい込こまれ、ノックスによりとどめを刺さされた。

ノックスとカンループスの民みんの身みを案あんじたストリクスと神かみ々がナンブラの核かくへ駆かけつけると、そこにはノックスとラクサナがいた。しかし、カンループスの民みんの無事ぶじは叶かなわず、多数たすうの遺体いたいが散在さんざいしていた。ストリクスと神かみ々は協力きょうりょくして彼かれらの体からだを表層ひょうそうへ運はこんだが、それらを辺あたりに並ならべ終おえた時とき、突然とつぜんラクサナが進すすみ出でて、自身じしんが所持しょじする女神めがみの象徴しょうちょう「内うちなる光ひかり」（Inner Light）を無言むごんで砕くだいた。すると、そこから光ひかりが天てんに上のぼって幾いく千せんの星ほしが強つよく輝かがやき、次つぎの瞬間しゅんかん、その星ほし々が地上ちじょうに降ふり注そそいで死者ししゃたちのもとに宿やどった。死しの影かげを振ふり払はらったカンループスの民みんは生気せいきを取とり戻もどして立たち上あがった。そして、己おのれの光ひかりの全すべてを使つかい果はたしたラクサナはその場ばに崩くずれ落おちた。

この日ひの出来事できごとは「光ひかりが落おちた日ひ」（Light Fall）と呼よばれ後世こうせいに語かたり継つがれた。

受賞じゅしょう・ノミネート

• Game Connection Europe 2017 Development Awards 「Best Hardcore Game」受賞じゅしょう、「Best Console PC / Hardcore」ノミネート
• BIC Award 2017 「Grand Prix」「Excellence in Art」「Excelence in Audio」「Excellence in Narrative」「Excellence in Casual」ノミネート
• Prix Numix 2018 「Best Independent Game」ノミネート

外部がいぶリンク

• 公式こうしきサイト