macOS

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曖昧さ回避 この項目こうもくでは、2001年ねんからMacに搭載とうさいされているオペレーティングシステムについて説明せつめいしています。その他たの用法ようほうについては「Mac OS」をご覧らんください。
Apple > Mac (コンピュータ) > macOS
macOS
（旧称きゅうしょう：“Mac OS X”および“OS X”）
開発かいはつ者しゃ Apple
プログラミング言語げんご C言語げんご、C++、Objective-C、Swift、AppleScript[1][2]
OSの系統けいとう NEXTSTEP、UNIX
開発かいはつ状じょう況きょう 開発かいはつ中ちゅう
ソースモデル クローズドソース[注ちゅう 1]
初版しょはん 10.0 / 2001年ねん3月がつ24日にち (23年ねん前まえ) (2001-03-24)
最新さいしん安定あんてい版ばん macOS Sonoma（23A344）[3] / 2023年ねん9月がつ26日にち (7か月げつ前まえ) (2023-09-26) [3]
使用しようできる言語げんご 多言たげん語ご
アップデート方式ほうしき Apple Software Update
プラットフォーム PowerPC（10.5.8 まで）
x86（10.4.4 から 10.7）
x64（10.6 以降いこう[4]）
ARM64（macOS Big Sur以降いこう）
カーネル種別しゅべつ ハイブリッドカーネル（XNU）
ライセンス EULA, ASPL
ウェブサイト apple.com/macos ウィキデータを編集
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macOS（マックオーエス）は、Appleが開発かいはつ・販売はんばいするMacのオペレーティングシステムである。当初とうしょの名称めいしょうはMac OS X（マックオーエステン）で、のちにOS X（オーエステン）に改あらためられていた（後述こうじゅつ）。

技術ぎじゅつ的てきには直系ちょっけいではないが、Classic Mac OS（Mac OS、System）の後継こうけいとして、新あらたにBSD系けいUNIXをベースに開発かいはつされた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

NeXTのOPENSTEPの技術ぎじゅつをベースに開発かいはつされたMacintosh専用せんようオペレーティングシステムである。オープンソースのオペレーティングシステム「Darwin」をベースとし、POSIXに準拠じゅんきょしたUNIXである[5]。

旧来きゅうらいのMac OSに比くらべて非常ひじょうに安定あんていしており、オープンな標準ひょうじゅん規格きかくの採用さいようを基本きほんとしている。macOS独自どくじのユーザインタフェースで構築こうちくされたウインドウシステム[注ちゅう 2]を搭載とうさい[6]し、macOSの特徴とくちょうである直感ちょっかん的てきかつ柔軟じゅうなんな操作そうさを実現じつげんしている。開ひらかれているオープンソースの強つよみと、Macintoshが初はじめから持もっていた「閉とじていること」[注ちゅう 3]の強つよみを併あわせ持もち、一貫いっかんしたデザイン、操作そうさ方法ほうほうが統一とういつされた「GUI」、UNIXの利便りべん性せい、堅固けんごさが共存きょうぞんしている特徴とくちょうがある。UNIXベースとなり、比較的ひかくてき容易よういな移植いしょくでBSDやLinuxなど他たのUnix系けいオペレーティングシステムで開発かいはつされたソフトウェア資産しさんを、macOSのインタフェース上じょうで使つかうことができるようになった。統一とういつ感かんのある外観がいかんを持もつX.orgベースのX Window System「X11」（XQuartz[7]）を導入どうにゅうできる。X11がmacOS上じょうで動作どうさすることにより、互換ごかん性せいのないアプリケーション間あいだのコピーアンドペーストのような純粋じゅんすいなX11ではサポートされていない動作どうさが可能かのうである。

  • macOSの構造（2017年時点）
    macOSの構造こうぞう（2017年ねん時点じてん）
  • Mac OS X 構造図表
    Mac OS X 構造こうぞう図表ずひょう

名称めいしょう[編集へんしゅう]

2001年ねんに最初さいしょの製品せいひん版ばんが発売はつばいされた時ときの名称めいしょうは「Mac OS X（マック オーエス テン）」であった[注ちゅう 4]。2012年ねんにリリースされたOS X Mountain Lionで正式せいしき名称めいしょうから「Mac」が外はずされ、「OS X（オーエス テン）」と称しょうした[8][9][注ちゅう 5]。さらに、2016年ねんにリリースされたmacOS Sierraから、iOSやwatchOS、tvOSなどのAppleの他ほかのOSの名前なまえとの親和しんわ性せいを図はかるため、「OS X」から「macOS」へと改称かいしょうされた[10]。

バージョン一覧いちらん[編集へんしゅう]

10.8までのコードネームはネコ科かの動物どうぶつに由来ゆらいしている。10.9以降いこうはカリフォルニア州しゅうの地名ちめいからコードネームがとられている。

macOSバージョン情報じょうほう[注ちゅう 6]
バージョン 名称めいしょう 対応たいおうプロセッサ 対応たいおうアプリケーション 発表はっぴょう日び リリース日び 最新さいしんバージョン
Rhapsody Developer Release [注ちゅう 7] 32ビット
PowerPC		 32ビット
PowerPC		 1997年ねん8月がつ31日にち DR2（1998年ねん5月がつ14日にち）
Mac OS X Server 1.0 [注ちゅう 8] 1999年ねん1月がつ14日にち[11] 1999年ねん3月がつ16日にち 1.2 v3（2000年ねん10月がつ27日にち）
Mac OS X Developer Preview 1998年ねん5月がつ11日にち[12] 1999年ねん3月がつ16日にち DP4（2000年ねん4月がつ5日にち）
Mac OS X Public Beta [注ちゅう 9] 2000年ねん9月がつ13日にち[13] 2000年ねん9月がつ13日にち 日本語にほんご対応たいおう版ばん2000年ねん10月がつ21日にち[14]
Mac OS X v10.0 [注ちゅう 10] 2001年ねん1月がつ12日にち[15] 2001年ねん3月がつ24日にち 10.0.4（2001年ねん6月がつ22日にち）
Mac OS X v10.1 [注ちゅう 11] 2001年ねん7月がつ18日にち[16] 2001年ねん9月がつ25日にち 10.1.5（2002年ねん6月がつ6日にち）
Mac OS X v10.2 Jaguar 32/64ビット
PowerPC		 2002年ねん5月がつ6日にち[17] 2002年ねん8月がつ24日にち 10.2.8（2003年ねん10月がつ3日にち）
Mac OS X v10.3 Panther[注ちゅう 12] 2003年ねん6月がつ23日にち[18] 2003年ねん10月がつ24日にち 10.3.9（2005年ねん4月がつ15日にち）
Mac OS X v10.4 Tiger[注ちゅう 13] 32/64ビット
PowerPC/Intel		 32/64ビット
PowerPC[注ちゅう 14]/Intel		 2004年ねん5月がつ4日にち[19] 2005年ねん4月がつ29日にち 10.4.11（2007年ねん11月14日にち）
Mac OS X v10.5 Leopard[注ちゅう 15] 2006年ねん6月がつ26日にち[20] 2007年ねん10月がつ26日にち 10.5.8（2009年ねん8月がつ5日にち）
Mac OS X v10.6 Snow Leopard 32/64ビット
Intel		 2008年ねん6月がつ9日にち[21] 2009年ねん8月がつ28日にち 10.6.8 v1.1（2011年ねん7月がつ25日にち）
Mac OS X v10.7 Lion[注ちゅう 16] 64ビット
Intel		 32/64ビット
Intel		 2010年ねん10月がつ20日はつか[22] 2011年ねん7月がつ20日はつか 10.7.5（2012年ねん9月がつ19日にち）
OS X 10.8 Mountain Lion[注ちゅう 17] 2012年ねん2月がつ16日にち[23] 2012年ねん7月がつ25日にち[24] 10.8.5（12F45）（2013年ねん10月がつ3日にち）
OS X 10.9 Mavericks[注ちゅう 18] 2013年ねん6月がつ10日とおか[25] 2013年ねん10月がつ22日にち 10.9.5（2016年ねん7月がつ18日にち）[26]
OS X 10.10 Yosemite[注ちゅう 19] 2014年ねん6月がつ2日にち[27] 2014年ねん10月がつ17日にち 10.10.5（2017年ねん7月がつ19日にち）[28]
OS X 10.11 El Capitan[注ちゅう 20] 2015年ねん6月がつ9日にち 2015年ねん9月がつ30日にち 10.11.6（2018年ねん7月がつ9日にち）[29]
macOS 10.12 Sierra 2016年ねん6月がつ13日にち 2016年ねん9月がつ20日はつか 10.12.6（2019年ねん9月がつ26日にち）[30]
macOS 10.13 High Sierra 2017年ねん6月がつ5日にち 2017年ねん9月がつ25日にち 10.13.6（17G14042）（2020年ねん11月12日にち）[31]
macOS 10.14 Mojave 2018年ねん6月がつ5日にち 2018年ねん9月がつ25日にち 10.14.6（18G9323）（2021年ねん7月がつ21日にち）[32]
macOS 10.15 Catalina 64ビット
Intel		 2019年ねん6月がつ3日にち 2019年ねん10月がつ8日にち 10.15.7（19H2026）（2022年ねん7月がつ20日はつか）[33]
macOS 11 Big Sur 64ビット
Intel/ARM		 64ビット
Intel[注ちゅう 21]/ARM		 2020年ねん6月がつ22日にち 2020年ねん11月13日にち 11.7.9（20G1426）（2023年ねん7月がつ24日にち）[34]
macOS 12 Monterey 2021年ねん6月がつ7日にち 2021年ねん10月がつ22日にち 12.7（21G816）（2023年ねん9月がつ21日にち）[35]
macOS 13 Ventura 2022年ねん6月がつ6日にち 2022年ねん10月がつ24日にち 13.6（22G120）（2023年ねん9月がつ21日にち）[36]
macOS 14 Sonoma 2023年ねん6月がつ5日にち 2023年ねん9月がつ26日にち 14.1 (23A344) (2023年ねん10月がつ26日にち)[37][38]

沿革えんかく[編集へんしゅう]

Unix系けい OSの系統けいとう樹じゅ

1994年ねんからMac向むけ次世代じせだいオペレーティングシステムとして計画けいかく・開発かいはつされていたCoplandプロジェクトが挫折ざせつに終おわり[39][注ちゅう 22]、1996年ねん8月がつ、Appleは完全かんぜんな自社じしゃ開発かいはつをあきらめ、他社たしゃの技術ぎじゅつを導入どうにゅうすることに決定けっていした。一時いちじはBeOSやSolaris、Windows NTさえ検討けんとう対象たいしょうにあがり交渉こうしょうが行おこなわれた。外部がいぶではBeOSが最さい有力ゆうりょくと見みられたが、最終さいしゅう的てきにはスティーブ・ジョブズが創業そうぎょうしCEOを務つとめていたNeXT社しゃを買収ばいしゅうしてそのオペレーティングシステムOPENSTEPをもとにMac OSの使つかい勝手がってを導入どうにゅうしたオペレーティングシステム[注ちゅう 23]を開発かいはつすることとなった[40]。開発かいはつを主導しゅどうしたのは共ともに元もとNeXTの、アビー・テバニアン（元もとソフトウェア担当たんとう最高さいこう技術ぎじゅつ責任せきにん者しゃ、v10.2まで）とその後継こうけい者しゃのバートランド・サーレイ（元もとソフトウェア担当たんとう上級じょうきゅう副ふく社長しゃちょう、v10.4まで）、スコット・フォーストール（元もとソフトウェア担当たんとう上級じょうきゅう副ふく社長しゃちょう、v10.5まで）であった。2011年ねん3月がつからは、やはり元もとNeXTのクレイグ・フェデリギソフトウェアエンジニアリング担当たんとう上級じょうきゅう副ふく社長しゃちょうが開発かいはつ担当たんとう責任せきにん者しゃである[41]。

アプリケーションからRhapsodyの機能きのうを生いかすには、Cocoaの前身ぜんしんであるYellow Box[注ちゅう 24]でアプリケーション プログラムを一いちから書かき直なおさなければならなかったので、従来じゅうらいからの開発かいはつ者しゃの支持しじを得えることができなかった。そのため、従来じゅうらいのMacintoshのAPIであるToolboxをベースにCarbon (API)を開発かいはつし、これをNeXT由来ゆらいの技術ぎじゅつと統合とうごうした「Mac OS X」への移行いこうが宣言せんげんされる。Rhapsodyを元もとにサーバ向むけのMac OS X Server 1.0としてリリースされた後のち、Mac OS Xがリリースされた。

2001年ねんにリリースされたMac OS Xは、Mac OSともOPENSTEPとも異ことなる新あらたなインタフェース「Aqua」をまとって登場とうじょう。従来じゅうらいのMac OSとは全まったく異ことなる、堅牢けんろうなマルチタスクのオペレーティングシステムで、Coplandプロジェクトが目指めざしていたものを遥はるかに超こえるものを実現じつげんした[注ちゅう 25]。初期しょきの版はんでは動作どうさの遅おそさが指摘してきされたが、改版かいはんごとにオペレーティングシステム内部ないぶの最適さいてき化かが進すすみ、Quartz Extreme、Core Image, Core Animationなどの新しん技術ぎじゅつにより解決かいけつされた。

2010年ねん10月がつ21日にち、スペシャルイベントで「Back to the Mac」としてiLife'11とMac OS X Lionと新型しんがたMacBook Airと同時どうじにMac App Storeを発表はっぴょうした。翌年よくねん、2011年ねん1月がつ6日にちから1000本ほんものアプリケーションを販売はんばい開始かいしした。macOSのインストーラやアップデータもMac App Storeを通とおして配布はいふされている。

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

付属ふぞくアプリケーションが充実じゅうじつしており、日本語にほんごフォントとしてヒラギノが3種しゅ13書体しょたいが標準ひょうじゅん搭載とうさいされ、游ゆう書体しょたいのうち游ゆう明朝体みんちょうたい／游ゆうゴシック体たい／游ゆう教科書きょうかしょ体たい、フォントワークスの筑紫つくしA丸まるゴシック／筑紫つくしB丸まるゴシック／クレー、凸版印刷とっぱんいんさつの凸版とっぱん文久ぶんきゅう明朝みんちょう／凸版とっぱん文久ぶんきゅうゴシック／凸版とっぱん見出みだし明朝みょうちょう／凸版とっぱん見出みだしゴシックが追加ついかインストールされる。Mac OS X v10.5には、小学館しょうがくかんの国語こくごおよび英和えいわ・和英かずひで辞典じてんが標準ひょうじゅんで付属ふぞくしている[42]。OS X v10.8では Oxford Dictionary of Englishやウィズダム英和えいわ・和英かずひで、スーパー大辞林だいじりんなど12種類しゅるいの辞書じしょが装備そうびされている。Mac OS X v10.1の時代じだいから、FreeBSD由来ゆらいのsmbfsを利用りようし、Windowsネットワーク環境かんきょうでのファイル共有きょうゆうやドメイン参加さんかなど、Windows機きとの共存きょうぞんが可能かのうである[43][44][注ちゅう 26]。SMBサーバの機能きのうは、Snow LeopardまではSambaをベースにしていたが、Mac OS X Lion以降いこうは独自どくじ実装じっそうとなっている[45]。

Mac OS X v10.4までは Classic環境かんきょうと呼よばれるMac OS互換ごかん機能きのうを持もっていた。Mac OS 9.2.2を一種いっしゅの仮想かそうマシンとして動作どうささせるもので、Mac OSアプリケーションは旧きゅうバージョンのプラチナアピアランスで動作どうさした。68K・PowerPCの別べつを問とわず、旧来きゅうらいのアプリケーションの多おおくをMac OS X上うえで動作どうささせることができ互換ごかん性せいは高たかかったが、完全かんぜんな互換ごかん性せいがあるわけではなく、オーディオ関係かんけいのアプリケーションなど特とくにリアルタイム性せいが求もとめられるものについてはメーカーがサポートしていない場合ばあいがあった。Mac OS X v10.5およびインテル版はんのMac OS X v10.4からこの機能きのうはなくなった。2005年ねんのWorldwide Developers ConferenceでPowerPCに代かわりインテル製せいプロセッサの採用さいようが発表はっぴょうされたが、Mac OS Xは開発かいはつ当初とうしょからCPUに依存いぞんしない抽象ちゅうしょう化かを示しめすためにx86版はんとの並行へいこう開発かいはつをしており、すべてのバージョンの Mac OS Xでインテル版ばんが存在そんざいしていたという[46]。これはMac OS Xの前身ぜんしんである Rhapsodyが当初とうしょからPowerPC版ばんとインテル製せいプロセッサ版ばんが計画けいかくされており、BlueBox[注ちゅう 27]はPowerPC版ばんでしか採用さいようしないと発表はっぴょうしており、8年ねんかけて計画けいかくを完遂かんすいさせたと言いえなくもない。

macOS Big Sur以降いこうにおいて、Appleシリコン搭載とうさいMacでは、一部いちぶを除のぞいてiOS, iPadOSアプリをネイティブ動作どうささせられる[47][48]。

Mac OS X Public Beta（Siam）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X Public Beta」を参照さんしょう

2000年ねん9月13日にち、AppleはMac OS X Public Betaをリリースした。日本にっぽんでは同年どうねん10月がつ21日にちから、より新あたらしいビルドを（税別ぜいべつ3,500円えんで）販売はんばいした[49]。Aquaインタフェースの美うつくしい見みた目めがMacintoshの利用りよう者しゃに衝撃しょうげきを与あたえたが、 使つかい勝手がってが大おおきく変化へんかしたことについては戸惑とまどいの声こえがあがった。

日本にっぽんでの販売はんばいはApple Store オンラインと、髙島屋や新宿しんじゅく店てん（タカシマヤタイムズスクエア）に特設とくせつされたApple Storeにおいて直接ちょくせつ販売はんばいが実施じっしされ、一時いちじは1,000人にんを超こえる行列ぎょうれつができた。それまでもMac OS 8などでも発売はつばい時じの行列ぎょうれつもあったが、日本にっぽんにおける近代きんだいのアップル新しん製品せいひん発売はつばいの大だい行列ぎょうれつはこの時ときからはじまったといえる[50]。

Mac OS X 10.0（Cheetah）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.0」を参照さんしょう

2001年ねん3月24日にち、AppleはMac OS X v10.0（税別ぜいべつ14,800円えん）を発売はつばいした[51]。従来じゅうらいのMac OSと比較ひかくすると劇的げきてきに安定あんてい性せいが向上こうじょうしており、パブリック・ベータからさらに改良かいりょうされていたが、当初とうしょはDVD再生さいせい機能きのうなどがなく、対応たいおう機器ききも限かぎられており速度そくども非常ひじょうに遅おそく、まだ完成かんせい度どは低ひくかった。Mac OS 9と切きり替かえて使つかうなど、メインのオペレーティングシステムとして日常にちじょう的てきに使つかう利用りよう者しゃは少すくなかった。

Mac OS X 10.1（Puma）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.1」を参照さんしょう

2001年ねん9月25日にち、Mac OS X v10.1（税別ぜいべつ14,800円えん）がリリースされ、10.0のユーザへの無償むしょう更新こうしんサービスが行おこなわれた[52]。10.0に欠かけていた多おおくの機能きのうが追加ついかされ、システムの性能せいのうが向上こうじょうし、実用じつよう的てきに使つかえる初はじめての版はんといわれる。ユーザインタフェースにも手直てなおしがなされ、日本語にほんご入力にゅうりょくの変換へんかん精度せいどが大幅おおはばに向上こうじょうしたことえり 3を搭載とうさい。マイクロソフトやアドビなどから対応たいおうソフトがリリースされた。

Mac OS X 10.2（Jaguar）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.2」を参照さんしょう

2002年ねん8月がつ24日にち、Mac OS X v10.2（税別ぜいべつ14,800円えん）が発売はつばいされた[53]。日本にっぽんでは商標しょうひょうの問題もんだいでJaguarは製品せいひん名めいには付つけられなかった。スプリングローデッドフォルダ機能きのうが復活ふっかつするなど、Finderの使つかい勝手がってに改良かいりょうが施ほどこされる。動作どうさ速度そくどが上あがり対応たいおう機器ききが増ふえて、Mac OS Xを業務ぎょうむ用途ようとで使つかう利用りよう者しゃにも受うけ入いれられるようになったほか、UNIX利用りよう者しゃの間あいだでも Mac OS Xを愛用あいようする人ひとが増ふえた。ビデオチップの幾何きか演算えんざんユニットを使つかってCPUの負荷ふかを軽減けいげんする「Quartz Extreme」、ネットワーク機能きのう「Rendezvous」（現げん：Bonjour）、手書てがき文字もじ認識にんしき「Inkwell」などの新しん機能きのうを実装じっそう。10.2.3版はんからジャーナリングファイルシステムが実装じっそうされた。2003年ねんにはウェブブラウザとしてSafariが登場とうじょうし、Mac OS 9が起動きどうしないMac OS XのみをサポートするMacintoshが販売はんばいされるようになった。ファイアウォール機能きのうが標準ひょうじゅんで付属ふぞくし、IPsec・IPv6にデフォルトで対応たいおうしたのもこの版はんである。

Mac OS X 10.3（Panther）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.3」を参照さんしょう

2003年ねん10月24日にちにMac OS X v10.3 Panther（税別ぜいべつ14,800円えん）が発売はつばいされた[54]。標準ひょうじゅんでUSBポートを備そなえたマシン以外いがいのサポートを打うち切きり、初代しょだいiMac以降いこうの機種きしゅへの対応たいおうとなった。日本にっぽんでの発売はつばいイベントはApple Store銀座ぎんざができる前まえだったこともあり、アップルコンピュータ株式会社かぶしきがいしゃがあった東京とうきょうオペラシティ1階かい広場ひろばガレリアで行おこなわれた[55]。開発かいはつ者しゃ向むけにはコントローラレイヤ「Cocoa Binding」が導入どうにゅうされた。システムの安定あんてい性せいがさらに向上こうじょうしたほか、処理しょり速度そくども向上こうじょうし、低ていクロックのG3マシンでも比較的ひかくてき快適かいてきに動作どうさする。Finder はiTunesのインタフェースを取とり入いれた2ペイン形式けいしきでの表示ひょうじも可能かのうになり、フォルダに色いろを付つけるラベル機能きのうも復活ふっかつした[注ちゅう 28]。ウインドウ一覧いちらん表示ひょうじ機能きのう「Exposé」、ホームフォルダの暗号あんごう化か機能きのう「FileVault」が追加ついかされ、ことえりがバージョン4になり予測よそく変換へんかんなどの機能きのうが追加ついかされた。Mac OS Xでも大手おおて印刷いんさつ会社かいしゃへの入にゅう稿こう受うけ入いれが整ととのったため、遅おくれていたデザイン、出版しゅっぱん分野ぶんやへの導入どうにゅうが徐々じょじょに進すすみ始はじめる。ライセンス使用しよう料りょうの追加ついかがないクライアント無む制限せいげんの「Mac OS X Server」搭載とうさいの1Uサーバ「Xserve」とNetBootが評価ひょうかされ、東京大学とうきょうだいがく、東京女子大学とうきょうじょしだいがくに大量たいりょう導入どうにゅうされた。

Mac OS X 10.4（Tiger）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.4」を参照さんしょう

2005年ねん4月がつ29日にち、Mac OS X v10.4 Tiger（税込ぜいこみ14,800円えん）が発売はつばいされた[56]。この版はんからメディアがDVD-ROMの1枚まいになった。動作どうさ環境かんきょうをFireWire（IEEE 1394）ポートを標準ひょうじゅん搭載とうさいしたMacintoshとされ、初期しょきのiMac[注ちゅう 29]ならびに初期しょきのiBook[注ちゅう 30]は対応たいおう外がいとなった。新規しんきにリアルタイムイメージングインタフェース「Core Image」および「Core Video」、64ビットオーディオインタフェース「Core Audio」、モデルレイヤ「Core Data」が導入どうにゅうされた。さらにlaunchdが従来じゅうらいのinitなどのUNIX デーモン群ぐんを置おき換かえ、カーネル・プログラミング・インタフェース（KPI）やUTIが実装じっそうされるなどシステム内部ないぶが大おおきく刷新さっしんされたが、以前いぜんのバージョンとの互換ごかん性せいは概おおむね維持いじされている。システムに統合とうごうされたメタデータ検索けんさく機能きのう「Spotlight」、WebKit ベースのアプリケーション実行じっこう環境かんきょう「Dashboard」のほか、200 以上いじょうの新しん機能きのうを搭載とうさいした。仮想かそうメモリの暗号あんごう化かまで含ふくめたセキュリティ機能きのうの充実じゅうじつにより、あおぞら銀行ぎんこうが2006年ねんにかけて2,500台だいという規模きぼでTiger搭載とうさいiMac G5の導入どうにゅうを決きめている。WWDC 2005においてOSはTigerのまま2006年ねんからMacintoshのCPUをインテル製せいに移行いこうすることが発表はっぴょうされ、2006年ねん以降いこうの新しん製品せいひんには、インテル対応たいおう版ばんMac OS Xが搭載とうさいされた。

インテル対応たいおう版ばんMac OS X Tigerは単体たんたいで販売はんばいされておらず、インテル製せいプロセッサを載のせたMacintoshではClassic環境かんきょうを利用りようすることができない。

Mac OS X 10.5（Leopard）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.5」を参照さんしょう

Mac OS X v10.5 Leopard（レパード[注ちゅう 31]）は、発表はっぴょう当初とうしょは2007年ねん春はるのリリースを目指めざして開発かいはつされていたが、2007年ねん4月がつ12日にち（現地げんち時間じかん）に、6月発売はつばいのiPhoneプロジェクトへ一時いちじ的てきに開発かいはつリソースを集中しゅうちゅうさせる目的もくてきでリリース延期えんきが表明ひょうめいされ、2007年ねん10月26日にちにシングルユーザライセンス14,800円えん（税込ぜいこみ）、ファミリーパック（家庭かてい内ない5人にん分ぶんのユーザライセンス）22,800円えん（税込ぜいこみ）で発売はつばいされた[57]。この版はんのみUniversal Binaryとなり、メディアが2層そうDVD-ROMの1枚まいになった。2006年ねん8月がつ7日にちのWorldwide Developers Conferenceで機能きのうの一部いちぶが発表はっぴょうされている。64ビットに対応たいおうしたCocoa、容易よういなプログラミングでアニメーションを実現じつげんする「Core Animation」、Core Data 2.0、解像度かいぞうど非ひ依存いぞんのユーザインタフェース、仮想かそうデスクトップ環境かんきょう「Spaces」、バックアップツール「Time Machine」、Windows XPまたはWindows Vistaとのデュアルブート環境かんきょうを実現じつげんする「Boot Camp」、改良かいりょう強化きょうかされた Spotlight、Dashboardウィジェットを容易よういに作成さくせいできるDashcodeなど多数たすうの機能きのうが搭載とうさいされる。2007年ねん6月がつ11日にち 、WWDCの基調きちょう講演こうえんで新あたらしいFinderとDock、Quick Lookが披露ひろうされた。JIS X 0213:2004対応たいおうフォント搭載とうさい。Tigerまでは搭載とうさいされていたレガシーな機能きのうが排除はいじょされたのも特徴とくちょうであり、Classic環境かんきょうが利用りようできなくなった。

UNIXの商標しょうひょうを管理かんりする団体だんたいである「The Open Group」から「Single UNIX Specification」の認証にんしょうを受うけ、正式せいしきなUNIXとなった。

Mac OS X 10.6（Snow Leopard）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X v10.6」を参照さんしょう

2009年ねん8月がつ28日にちにシングルユーザライセンス3,300円えん（税込ぜいこみ）、ファミリーパック（家庭かてい内ない5人にん分ぶんのユーザライセンス）5,600円えん（税込ぜいこみ）と大幅おおはばな値下ねさげが実施じっしされ発売はつばいされた[58]。この版はんからインテル製せいプロセッサを搭載とうさいしたMacintosh専用せんようとなり、PowerPCプロセッサを搭載とうさいした Macintoshでは使用しようできなくなり、HFSフォーマットは読よみ込こみのみ可能かのうとなった。2008年ねん6月9日にち（現地げんち時間じかん午前ごぜん）に開催かいさいされたWWDC 2008での基調きちょう講演こうえんで開発かいはつが発表はっぴょうされ[59]、2009年ねん6月がつ8日にちに開催かいさいされたWWDC 2009で詳細しょうさいと発売はつばい予定よてい時期じきがあらためて発表はっぴょうされた。主おもにパフォーマンスと安定あんてい性せい[60]に注力ちゅうりょくし、オペレーティングシステム全体ぜんたいが大幅おおはばに小ちいさくなった。DockとExposéの機能きのうが拡張かくちょうされ、Microsoft Exchange 2007を標準ひょうじゅんでサポート。FinderとQuickTime（QuickTime X）がCocoaベースに作つくり直なおされたほか、ほとんどのシステム付属ふぞくアプリケーションが64ビット化か、Grand Central Dispatch（GCD）とOpenCLにより並行へいこう演算えんざん機能きのうが大幅おおはばに強化きょうかされた[61]。

Mac OS X 10.7（Lion）[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「Mac OS X Lion」を参照さんしょう

2010年ねん10月21日にちに発表はっぴょう。正式せいしき名称めいしょうはMac OS X Lionであったものの、マーケティング上じょう、Macの名称めいしょうを外はずしてOS X Lionと呼称こしょうされた[62][63]。シングルユーザライセンス、ダウンロード版ばん2,600円えん（税込ぜいこみ）、USBメモリ版ばん6,100円えん（税込ぜいこみ）[64]。

Exposé・Dashboard・Spacesの各かく機能きのうに統合とうごうされたアクセスを提供ていきょうする Mission Controlを搭載とうさいするほか、ソフトウェア販売はんばいサービスMac App Storeやフルスクリーンのウインドウ表示ひょうじ、アプリケーションランチャLaunchPadなどiPhone OSに由来ゆらいする機能きのう等ひとしを搭載とうさい。Mac OS X v10.5 Leopard以来いらいの大幅おおはばな機能きのうとインタフェースの刷新さっしんが施ほどこされた。2011年ねん2月がつ24日にちには、公式こうしきサイトにさらなる新しん機能きのうの説明せつめいが追加ついかされた。LaunchPadやAirDropなどを含ふくむ250を越こえる新しん機能きのうを追加ついかし、64ビット・マルチコアCPU[注ちゅう 32]のみをサポートする。7月がつ20日はつかにMac App Storeでダウンロード販売はんばいを開始かいしした。8月17日にちにはUSBメモリ版はんも発売はつばいされた。

OS X 10.8 Mountain Lion[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「OS X Mountain Lion」を参照さんしょう

2012年ねん2月がつ16日にちに発表はっぴょうされ、デベロッパプレビューも同時どうじに公開こうかい。正式せいしき名称めいしょうもOS Xとなり、7月がつ25日にちにMac App Storeでダウンロード販売はんばい（発売はつばい時じは1,700円えん、2022年ねん4月がつ現在げんざい2,440円えん[65]）を開始かいしした[66]。この版はんから64ビットカーネル起動きどうのみとなり、インテル製せい32ビットプロセッサを搭載とうさいしたMacおよび32ビットカーネルのMacでの直接ちょくせつインストールができなくなった。100以上いじょうの新あらたな機能きのうが追加ついかされ、メッセージングサービスiMessage、リマインダー、通知つうちセンター、メモ、Game Centerなど、iOS 5で提供ていきょうされたアプリケーションや新しん機能きのうがMacintoshでも利用りよう可能かのうとなった。Mac OS X Lionに引ひき続つづき、iOSに由来ゆらいする機能きのうが搭載とうさいされた。Mountain LionとはPuma、Cougarの別名べつめいである。

OS X 10.9 Mavericks[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「OS X Mavericks」を参照さんしょう

2013年ねん6月がつ10日とおかに開催かいさいされたWWDC 2013で発表はっぴょうされ、デベロッパプレビューも同時どうじに公開こうかいされた[67]。200以上いじょうの新しん機能きのうが追加ついかされ、一般いっぱん向むけには2013年ねん10月がつ22日にちにリリースされた。また、このバージョンから無償むしょうとなった。Finderにタブ機能きのうが追加ついかされ、iOSで提供ていきょうされているマップやiBooksが搭載とうさいされる。このバージョンからコードネームがカリフォルニア州しゅうの地名ちめいになった。Mavericksとはカリフォルニア州しゅうの海岸かいがんの名前なまえである。

OS X 10.10 Yosemite[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「OS X Yosemite」を参照さんしょう

2014年ねん6月がつ2日にちのWWDCで発表はっぴょう、同年どうねん10月がつ17日にちにリリースされた。iOS 7で刷新さっしんされたデザインを採用さいようしつつ、Finderやマルチタスクなど、デスクトップOSとしての機能きのうがさらに洗練せんれんされた。10.5以降いこうに採用さいようされた3D Dockは廃止はいしされ、その結果けっかとしてGUIの雰囲気ふんいきは10.4以前いぜんのGUIに似にていた。

OS X 10.11 El Capitan[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「OS X El Capitan」を参照さんしょう

2015年ねん6月がつ9日にちのWWDC 2015の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、同年どうねん9月がつ30日にちにリリースされた。Macのエクスペリエンスの洗練せんれんとパフォーマンスの向上こうじょう、システム整合せいごう性せい保護ほごなどセキュリティ対策たいさく強化きょうか、フルスクリーンでアプリケーションを同時どうじに二ふたつ表示ひょうじできるスクリーンスプリット機能きのう、システムフォントの追加ついかなど。Spotlightがより口語こうご的てきな検索けんさくに対たいしても結果けっかを示しめすようになる。ライブ変換へんかん機能きのうの追加ついかでよりスムーズな入力にゅうりょくができるようになる。

macOS Sierra 10.12[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Sierra」を参照さんしょう

2016年ねん6月がつ13日にちのWWDC 2016の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、同年どうねん9月がつ20日はつかにリリースされた。この版はんからHFSフォーマットが廃止はいしされ、Late 2009モデル[注ちゅう 33]より前まえのMacでの直接ちょくせつインストールが不可ふかとなった。新あらたにSiriの導入どうにゅうや、iOSやwatchOSとのより多おおくの連携れんけい機能きのうの導入どうにゅうが進すすむ。本ほんバージョンからiOSやwatchOS、tvOSなどのAppleのOSとの名前なまえの親和しんわ性せいを図はかるために従来じゅうらいのOS XからmacOSへ名称めいしょうが変更へんこうされた。

macOS High Sierra 10.13[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS High Sierra」を参照さんしょう

2017年ねん6月がつ5日にちのWWDC 2017の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、同年どうねん9月がつ25日にちにリリースされた。APFSやVRテクノロジーへの対応たいおう、日本語にほんご入力にゅうりょくの改善かいぜんなどが発表はっぴょうされた。純正じゅんせいのみサポートされたNVMeがサードパーティー製せいにも対応たいおうし、Apple T2チップ搭載とうさいMac以外いがいのRAIDディスクへのインストールおよび起動きどうが不可ふかとなった[注ちゅう 34]。

macOS Mojave 10.14[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Mojave」を参照さんしょう

2018年ねん6月がつ5日にちのWWDC 2018の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、同年どうねん9月がつ25日にちにリリースされた[68]。ダークモードの採用さいようや、Mac App Storeの大幅おおはばリニューアルなどが実装じっそうされた。

macOS Catalina 10.15[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Catalina」を参照さんしょう

2019年ねん6月がつ3日にちのWWDC 2019の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、同年どうねん10月がつ8日にちにリリースされた[69]。iPadOSからのアプリの移植いしょくを容易よういに行おこなえるProject Catalystが採用さいようされた[70]。システムボリュームにはAPFSを必須ひっすとし、HFS Plusでの起動きどうができなくなった。32ビットバイナリが取とり除のぞかれ、32ビットアプリケーションなどが起動きどうしなくなるので注意ちゅういが必要ひつようである。

macOS Big Sur 11[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Big Sur」を参照さんしょう

2020年ねん6月がつ22日にちのWWDC 2020の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、同年どうねん11月がつ13日にちにリリースされた[71]。同時どうじに移行いこうが発表はっぴょうされたAppleシリコンを搭載とうさいしたMac[72]において、Rosetta 2で従来じゅうらいのIntel Mac向むけソフトウェアの大半たいはんが動作どうさする[73]。また最新さいしんのXcodeでAppleシリコン、Intel CPU両方りょうほうに対応たいおうするUniversal 2としてコンパイルが可能かのうとなっている[73]。バージョンナンバーは最初さいしょにリリースされた開発かいはつ版ばんでは10.16であったが[74]、Mac OS 9からMac OS Xに移行いこうして以来いらい、約やく20年ねんぶりにメジャーバージョンを上あげ11.0とすると発表はっぴょうした[75]。

macOS Monterey 12[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Monterey」を参照さんしょう

2021年ねん6月7日にちのWWDC 2021の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう[76]、同年どうねん10月がつ25日にちにリリースされた[77]。

macOS Ventura 13[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Ventura」を参照さんしょう

2022年ねん6月7日にちのWWDC 2022の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう[78]、2022年ねん10月がつ25日にちにリリースされた。

macOS Sonoma 14[編集へんしゅう]

詳細しょうさいは「macOS Sonoma」を参照さんしょう

2023年ねん6月がつ5日にちのWWDC 2023の基調きちょう講演こうえんで発表はっぴょう、2023年ねん9月がつ26日にちにリリースされた[37]。

最大さいだいプロセス数すう[編集へんしゅう]

Mac OS X v10.0からMac OS X v10.6までは、最大さいだいプロセス数すうが532、そのうちユーザプロセス数すうは半分はんぶんの266であった。Mac OS X v10.7からmacOS Mojave 10.14では、メモリを3GB以上いじょう積つんだ場合ばあいは、1064へ拡大かくだいされ、ユーザプロセス数すうは709である。macOS Catalinaからは1044の倍数ばいすう（最大さいだい16、よって16704）となる[79]。確認かくにんするコマンドなどについては、sysctl（3）のマニュアルで参照さんしょうできる[80]。

なお、Mac OS X Serverではv10.5以前いぜんから最大さいだいプロセス数すうが2500であり、64ビット化かされたMac OS X Server v10.6からはメモリ量りょうに応おうじて自動じどうで増ふえるが、上限じょうげんは30000である[81]。macOS Serverでは、強制きょうせい的てきにパフォーマンスモードを有効ゆうこうにすることで、最大さいだいプロセス数すうを増ふやすこともできる[82]。

言語げんご[編集へんしゅう]

以前いぜんのMac OSにおいては、OSパッケージが各かく言語げんごごとにローカライズされたほか、ラテン文字もじ以外いがいの文字もじで表記ひょうきする言語げんごを扱あつかうために必要ひつようなフォント・インプットメソッド・スクリプト書類しょるいなどをセットにした「Language Kit」が用意よういされた。System（漢字かんじTalk）7.1から Mac OS 8.6までの時期じきには個別こべつにパッケージ販売はんばいされ、Mac OS 8.5から Mac OS 8.6ではインプットメソッドを除のぞくMultilingual Internet Accessが添付てんぷされた。Mac OS 9ではすべての版はんでLanguage Kitが標準ひょうじゅん添付てんぷとなり、必要ひつような場合ばあいカスタムインストールする形かたちをとった。

これに対たいし、macOSはサポートする言語げんごの入力にゅうりょく・表示ひょうじに必要ひつようなコンポーネントをすべて標準ひょうじゅんでインストールした上うえで、優先ゆうせん順位じゅんいを切きり替かえて任意にんいの言語げんご環境かんきょうで使つかうことができる多言たげん語ごインタフェースのOSになっている。Mac OS X v10.5では18種しゅの言語げんご環境かんきょうが内包ないほうされている。そのため提供ていきょうされているインストーラの内容ないようは全ぜん世界せかい共通きょうつうである。従したがって、日本にっぽん国外こくがいで入手にゅうしゅしたmacOSやMacintosh本体ほんたいでも、日本にっぽんで流通りゅうつうしているものと全まったく同様どうようの環境かんきょうに仕立したてることが可能かのうである。

字体じたいとしては65,000以上いじょうものグリフを扱あつかうことができ、日本語にほんごについてはグリフセットAdobe-Japan1-5以降いこうに対応たいおうしたOpenTypeフォントを備そなえているため、森もり鷗外そとや草くさ彅剛つよしなどの正確せいかくな表記ひょうきもそのまま表示ひょうじ・入力にゅうりょくできるようになった。ただしすべてのグリフを扱あつかうにはアプリケーション側がわの対応たいおうが必要ひつようとなる。入力にゅうりょくメソッドはシステム言語げんごの文字もじに加くわえてタイ文字もじ、デーヴァナーガリー文字もじ、アラビア文字もじ、ヘブライ文字もじなど多数たすう用意よういされている。v10.3からはことえりがアイヌ語ごの表記ひょうきに使つかう仮名かめい文字もじに対応たいおうしている。またファイルやフォルダ（ディレクトリ階層かいそう）にもシステムが対応たいおうしている任意にんいの言語げんごで名前なまえを付つけることが可能かのうで、複数ふくすう言語げんごの混在こんざいもできる。v10.7からは絵文字えもじにも対応たいおうし、他たの文字もじと同おなじように扱あつかうことができるようになった。

Finderや付属ふぞくのアプリケーションソフトで、メニュー・ダイアログなどが地域ちいき対応たいおうされた下記かきの言語げんご環境かんきょうが歴代れきだいのバージョンで追加ついかされている。

Mac OS X 10.0
English（英語えいご〈米国べいこく〉）
日本語にほんご
Français（フランス語ふらんすご）
Deutsch（ドイツ語ご）
Español（スペイン語ご）
Italiano（イタリア語ご）
Nederlands（オランダ語ご）
Mac OS X 10.1.2
Svenska（スウェーデン語ご）
Dansk（デンマーク語ご）
Norsk（ノルウェー語ご）
Suomi（フィンランド語ご）
简体中ちゅう文ぶん（簡体字かんたいじ中国ちゅうごく語ご）
繁しげる體たい中ちゅう文ぶん（繁体字はんたいじ中国ちゅうごく語ご）
한글（韓国かんこく語ご〈ハングル〉）
Português (Brasil)（ポルトガル語ご〈ブラジル〉）
Mac OS X 10.5 Leopard
Português (Portugal)（ポルトガル語ご）
Русский（ロシア語ご）
Polski（ポーランド語ご）
Mac OS X 10.7 Lion
العربية‎（アラビア語ご）
Türkçe（トルコ語ご）
Čeština（チェコ語ご）
Magyar（ハンガリー語ご）
English (UK)（英語えいご〈英国えいこく〉）
English (Australia)（英語えいご〈オーストラリア〉）
Français (Canada)（フランス語ふらんすご〈カナダ〉）
Español (Latinoamérica)（スペイン語ご〈ラテンアメリカ〉）
Mac OS X 10.7.3
Català（カタロニア語ご）
Hrvatski（クロアチア語ご）
Ελληνικά（ギリシャ語ご）
עברית‎（ヘブライ語ご）
Română（ルーマニア語ご）
Slovenčina（スロバキア語ご）
ไทย（タイ語ご）
Українська（ウクライナ語ご）
OS X 10.8 Mountain Lion
Bahasa Indonesia（インドネシア語ご）
Tiếng Việt（ベトナム語ご）
Bahasa Melayu（マレー語ご）
macOS High Sierra 10.13
हिन्दी（ヒンディー語ご）
macOS Mojave 10.14
繁しげる體たい中ちゅう文ぶん（香港ほんこん）（繁体字はんたいじ中国ちゅうごく語ご〈香港ほんこん〉）

Java[編集へんしゅう]

macOS に搭載とうさいされているJava 実行じっこう環境かんきょうのバージョンおよびオラクルから直接ちょくせつ提供ていきょうされるバージョンの対応たいおう状じょう況きょうを記しるす。

Mac OS X / OS X / macOSの版はん号ごう Java 実行じっこう環境かんきょう[注ちゅう 35]の版はん号ごうおよびオラクル提供ていきょう版ばんの対応たいおう状じょう況きょう
10.0 Java 1.3
10.1 Java 1.3.1
10.2 Java 1.4.1
10.3 Java 1.4.2
10.4 Java 1.4.2、後のちにJava2 SE 5.0
10.5 Java2 SE 5.0、Java SE 6[注ちゅう 36]
10.6 Java SE 6
10.7 Mac OS X LionではJavaは出荷しゅっか時じには搭載とうさいされない。ただし、Javaアプリケーション起動きどう時じに、Java SE 6が追加ついかインストールされる[83]。
10.8 - 10.11 Java SE 6の環境かんきょうはLionと同おなじ[注ちゅう 37]。Java SE 7はUpdate 6から対応たいおう。こちらはオペレーティングシステムに同どう梱こりせず、オラクルから直接ちょくせつ提供ていきょうされる[注ちゅう 38]。Java SE 8はMountain Lion以降いこうの対応たいおうで、同様どうようにオラクルからの提供ていきょうとなる。
10.12 Java SE 8以降いこうのみの対応たいおうとなり、オラクル直接ちょくせつ提供ていきょうに完全かんぜん移行いこう。

主おもなアプリケーション[編集へんしゅう]

初期しょきのMac OS Xのアイコンは新規しんきのものと、NeXT時代じだいにKeith Ohlfsがデザインしたもの[84]が混在こんざいしていたが、最後さいごまで残のこされていたアイコンGrabがmacOS Mojaveで消きえた[85]。

主要しゅようなユーティリティ[編集へんしゅう]

アーキテクチャ[編集へんしゅう]

  • Darwin - カーネル。「XNU」のほか、BSDサブシステムなどを含ふくむ。
  • Kernel Programming Interface（KPI） - カーネル機能きのう拡張かくちょうのインタフェース
  • UTI - データ型がたの識別しきべつシステム。v10.4で導入どうにゅうされた。
  • Open Scripting Architecture（OSA） - プロセス間あいだ通信つうしんを担になう。
  • launchd - v10.4以降いこうのMac OS Xにおけるサービス管理かんり。従来じゅうらいのinit、inetd、crondなどを置換ちかんする。
  • NetInfo - システムおよびネットワークの管理かんり情報じょうほうデータベースシステム。v10.5で廃止はいしされ、Apple Open DirectoryとDSlocalに置おき換かえられた。

グラフィックエンジン[編集へんしゅう]

  • Quartz - 描画びょうがエンジン。2D描画びょうがを担当たんとうするQuartz 2Dを含ふくむ。
  • AVFoundation - QuickTimeを代替だいたいするマルチメディアAPI。
    • QuickTime - かつて使つかわれていたマルチメディアAPI。
  • Metal - 2015年ねんからmacOSへ導入どうにゅうされた、OpenGLとOpenCLを代替だいたいする、より効率こうりつ的てきなローレベルグラフィックスAP。
    • OpenGL - かつて使つかわれていた3DグラフィックスAPI。macOS 10.14 Mojave以降いこう非ひ推奨すいしょう[88]。
    • OpenCL - Mac OS X v10.6 Snow Leopardから使つかわれていたヘテロジニアス・コンピューティング向むけのフレームワーク。macOS 10.14 Mojave以降いこう非ひ推奨すいしょう[88]。

主おもなAPI群ぐん[編集へんしゅう]

  • Cocoa (API) - OPENSTEP由来ゆらいのmacOSネイティブな32/64ビット API。Objective-CやSwiftによる開発かいはつ環境かんきょうが用意よういされている。
  • Carbon (API) - Mac OS 9以前いぜんのTool Box由来ゆらいの32ビットAPIであるため、macOS Catalinaでは非ひ対応たいおう。C言語げんごやC++で開発かいはつができ、Windowsと共通きょうつうのコードベースで開発かいはつしやすい。
  • Core Foundation - C言語げんごベースの低ていレベルAPI群ぐん。Darwinの一部いちぶ[89]。
  • Core Image・Core Video - グラフィック処理しょり。
  • Core Audio - 音響おんきょう。
  • Core Data - データ管理かんり。
  • Core Text - テキスト処理しょり。

仮想かそうマシン環境かんきょう[編集へんしゅう]

  • Classic環境かんきょう - Mac OS X v10.4まで搭載とうさいされたPowerPC搭載とうさいMacでのMac OS 9.2.2実行じっこう環境かんきょう[注ちゅう 52]。
  • Rosetta - Mac OS X v10.6まで搭載とうさいされていた、PowerPC用ようアプリケーションソフトウェアをインテル製せいCPU版ばんのMacintoshで使用しようするためのDRE（リアルタイムコード変換へんかんエンジン）[注ちゅう 53]。Rosetta 2は、macOS Big Surから搭載とうさいされた、インテル製せいCPU向むけのアプリケーションソフトウェアをAppleシリコン搭載とうさいMacで実行じっこうするためのDREである。
  • Java2 Standard Edition -Mac OS X v10.6まで搭載とうさいされていたJava仮想かそうマシン[90][注ちゅう 54]。2022年ねん1月がつ現在げんざいではオラクルからAppleシリコン搭載とうさいMac向むけを含ふくめた、Java 17が提供ていきょうされている[91]。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 一部いちぶオープンソースのコンポーネントを含ふくむ。
  2. ^ 初期しょきにはAquaと呼よばれた。
  3. ^ ハードウェアとの密接みっせつな統合とうごう
  4. ^ 名称めいしょうにローマ数字すうじの「X（テン）」が付つけられ、バージョンナンバーも「10」となったが、これはバージョン9まで続つづいたClassic Mac OSの後継こうけいとして開発かいはつされたためである。
  5. ^ マーケティング的てきには、2011年ねんにリリースされた前ぜんバージョンのMac OS X Lionから。
  6. ^ 日付ひづけは太平洋たいへいよう標準時ひょうじゅんじ
  7. ^ 開発かいはつコード名めいは「Grail1Z4」および「Titan1U」
  8. ^ 開発かいはつコード名めいは「Hera1O9」、1.0.1は「Loki1A2」、1.0.2は「Loki2G1」、1.2は「Pele1Q10」、1.2 v3は「Medusa1E3」
  9. ^ 開発かいはつコード名めいは「Kodiak」「Siam」 Mac OS XからmacOS Venturaまでの歴史れきしを軽かるく振ふり返かえる
  10. ^ 開発かいはつコード名めいは「Cheetah」
  11. ^ 開発かいはつコード名めいは「Puma」
  12. ^ 開発かいはつコード名めいは「Pinot」
  13. ^ 開発かいはつコード名めいは「Merlot」および「Chardonay」
  14. ^ Intel CPU搭載とうさいMac上じょうではRosettaによる動作どうさ。
  15. ^ 開発かいはつコード名めいは「Chablis」
  16. ^ 開発かいはつコード名めいは「Barolo」
  17. ^ 開発かいはつコード名めいは「Zinfandel」
  18. ^ 開発かいはつコード名めいは「Cabernet」
  19. ^ 開発かいはつコード名めいは「Syrah」
  20. ^ 開発かいはつコード名めいは「Gala」
  21. ^ Appleシリコン搭載とうさいMac上じょうではRosetta 2による動作どうさ。
  22. ^ 1996年ねん当時とうじCTOのエレン・ハンコックが中止ちゅうしとした。
  23. ^ コードネームRhapsody
  24. ^ OPENSTEPのAPI
  25. ^ Copland以前いぜんにMacintoshの後継こうけいシステムとして構想こうそうされていたPinkが目指めざしていた完全かんぜんオブジェクト指向しこうオペレーティングシステムの構想こうそうが形かたちを変かえて実現じつげんしたとも言いえる。
  26. ^ 以前いぜんはサードパーティー製せいソフトが必要ひつようであった。
  27. ^ Classic環境かんきょうの前身ぜんしん
  28. ^ アイコンではなく名前なまえの色付いろづけになった。
  29. ^ トレイローディングの機種きしゅ
  30. ^ クラムシェル〈帆立貝ほたてがいに似にた形かたち〉の一部いちぶ
  31. ^ 商標しょうひょう登録とうろく番号ばんごう 第だい4876376号ごう 称呼しょうことしてレオパードとレオパルドを登録とうろくしているがアップルはレパードを使用しようしている
  32. ^ Intel Core 2 Duo以降いこう
  33. ^ Mac miniを除のぞく。
  34. ^ RAIDディスク自体じたいの作成さくせいは従来じゅうらい通どおり可能かのう。
  35. ^ OS同どう梱こり版ばん
  36. ^ Core 2 Duo以上いじょうを搭載とうさいしたMacintoshが対象たいしょう。
  37. ^ 対応たいおうはEl Capitanまで。
  38. ^ 対応たいおうは10.7.3以降いこう、10.10.2まで。10.10.3以降いこうはオラクルの無償むしょうサポート打うち切きり後ごの2015年ねん4月がつ以降いこうリリース版ばんのため非ひ対応たいおう。
  39. ^ 10.7〜10.9のみ「AppleScriptエディタ」と名称めいしょう変更へんこう。10.10で元もとの名称めいしょうに戻もどされた。
  40. ^ ウィジェットエンジン、Mac OS X v10.4 以降いこう。
  41. ^ Mac OS X Lion で廃止はいし。
  42. ^ グラフ計算けいさん機き、Mac OS X v10.4 以降いこうに付属ふぞく。
  43. ^ OS X Mountain Lionでメッセージに変更へんこう。
  44. ^ Mac OS X Lionで廃止はいし。
  45. ^ ウェブブラウザ、Mac OS X v10.3 以降いこうに付属ふぞく。
  46. ^ 現在げんざい、Mac App Storeで無料むりょうで配信はいしん中ちゅう
  47. ^ Apple Developer への登録とうろくが必要ひつよう
  48. ^ インテル版ばんのみ
  49. ^ Mac OS X v10.4ではディレクトリアクセス。
  50. ^ OS X Mavericksまで。
  51. ^ Mac OS X v10.5以降いこう。
  52. ^ Mac OS X v10.5で廃止はいしされた。
  53. ^ Mac OS X v10.7で廃止はいしされた。
  54. ^ Mac OS X v10.7で標準ひょうじゅんパッケージからは削除さくじょされた。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

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