A/UX

A/UX
開発かいはつ者しゃ	Apple
OSの系統けいとう	UNIX、System V
開発かいはつ状じょう況きょう	開発かいはつ終了しゅうりょう
ソースモデル	クローズドソース
最新さいしん安定あんてい版ばん	3.1.1 / 1995年ねん
カーネル種別しゅべつ	モノリシックカーネル
ライセンス	プロプライエタリ
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A/UX（エーユーエックス）は、Appleにより開発かいはつされた、68k Macintosh向むけのUNIXである。

特徴とくちょう

A/UXは、System V Release 2.2をベースに、System V Release 3、同どうRelease 4、4.2BSD、4.3BSDの成果せいかを取とり入いれている。加くわえて、エミュレーション機能きのうによりMac OS向むけのアプリケーションが動作どうさし、この点てんが本ほんOSの最大さいだいの特徴とくちょうである。

UIに関かんしては、Finder 24bit、Finder 32bit、コンソール、X Window Systemの四よっつのモードが存在そんざいし、標準ひょうじゅんインタフェースの32bit Finderモードは当時とうじのMac OSと同様どうようのGUIを備そなえており、同どう時期じきのUnix系けいOSとは一線いっせんを画かくしていた。また、Finder上じょうのアプリケーションとしてXサーバアプリケーションMac Xが提供ていきょうされており、FinderモードでもX Window System向むけアプリケーションを実行じっこうできた。

歴史れきし

A/UX 1.0は、1988年ねん2月がつのUniforumの会議かいぎで、スケジュールの7ヶ月かげつ遅おくれでアナウンスされた。当初とうしょの目的もくてきは、大学だいがくや付加ふか価値かち再販さいはん業者ぎょうしゃ（VAR）などの既存きそんのUnixの顧客こきゃくであった^[1]。サードパーティのソフトウェアは、システムの最初さいしょのリリースとともにアナウンスされ、これにはIngresデータベースや、StatView、開発かいはつ者しゃ向むけツール、そして様々さまざまな生産せいさん性せいソフトウェアのパッケージが含ふくまれていた^[2]。

これは、AT&TのUnix System V2.2に基もとづいており、BSDから追加ついかの機能きのうが加くわえられていた。ネットワークサポートは、UniSoftによって開発かいはつされたTCP/IP、AppleTalk、NFSの実装じっそうが含ふくまれていた^[3]。ベースシステムは、GUIを持もっておらず、コマンドラインからのみ使つかえた。このシステムは、System 6のインターフェースを使つかって、単一たんいつのMacのプログラムを一いち度どに実行じっこうすることができたが、動作どうさするMacのソフトウェアは10%程度ていどのみであった。

1989年ねんにリリースされたA/UX 1.1は、Finder、Chooser、デスクアクセサリ、コントロールパネルなどのSystem 6の基本きほん的てきなGUIを提供ていきょうした。これはUnixに12 POSIX標準ひょうじゅんのドラフト、X Window System（X11R3）のGUIを提供ていきょうするものであり、ローエンドのSunワークステーションに比くらべると全体ぜんたい的てきにスピードが改善かいぜんされていた^[4]。

1991年ねん初頭しょとうにアップルコンピュータジャパンがA/UX 2.0の販売はんばいを開始かいし、対応たいおう機種きしゅはSE/30、II(別売べつばいのPMMU68851（英語えいご版ばん）が必要ひつよう)、IIx、IIxc、IIci、IIfx^[5]。

その後ご、1991年ねん11月には、AppleがA/UX 3.0をランチし、A/UXとSystem 7のリリーススケジュールを同期どうき化かさせることを計画けいかくした。このとき、1993年ねんか1994年ねんにリリースされることが予期よきされた、A/UX 4.0を会社かいしゃはプリアナウンスしたが、これは、IBMのPOWERやPowerPCのハードウェア、そして、AppleのPowerPCベースのハードウェアで実行じっこうできるようになることを意図いとしていた。

1992年ねん4月がつ、C2レベルのセキュアなバージョンのA/UXがリリースされている^[6]。その後ご、A/UXの最後さいごのリリースであるバージョン3.1.1は1995年ねんにリリースされている^[7]。

開発かいはつの終焉しゅうえん

A/UXは1988年ねんに登場とうじょうし1990年代ねんだいまで開発かいはつが続つづけられたが、1990年代ねんだい半なかばにAppleがプロセッサを68kからPowerPCに切きり替かえた際さい、PowerPCへのポーティングはされずその歴史れきしに幕まくを下おろした。この間あいだ、一時いちじAIXベースのプラットフォーム構想こうそうも提唱ていしょうされ、AIX標準ひょうじゅん搭載とうさいのApple Network Serverも発売はつばいされたが、1年ねん未満みまんで販売はんばい終了しゅうりょうした。その後ご、Mac OSとUNIXが再ふたたび交まじわるまでにはNeXTSTEPベースのMac OS X Server 1.0を待またねばならなかった。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん

参考さんこう文献ぶんけん

「SuperASCII 1991年ねん4月がつ号ごう」第だい2巻かん第だい4号ごう、株式会社かぶしきがいしゃアスキー出版しゅっぱん、1991年ねん4月がつ1日にち。

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[Apple_breaks_into_Unix_market_with_A/UX-1] Flynn, Laurie; Patton, Carole (February 22, 1988). “Apple breaks into Unix market with A/UX”. InfoWorld: p. 31

[2] Flynn, Laurie (February 22, 1988). “Developers Eager to Display Programs Run Under A/UX”. InfoWorld: p. 32

[3] Keefe, Patricia (March 2, 1987). “Apple brackets Unix, Ethernet”. Computerworld

[4] Mace, Scott; Patton, Carole (August 8, 1988). “Apple to Support X Window in A/UX”. InfoWorld

[FOOTNOTESuperASCII_1991年4月号44-5] SuperASCII 1991年ねん4月がつ号ごう, p. 44.

[6] Gillooly, Caryn (April 13, 1992). “Apple unveils secure A/UX for Macintosh networks”. Network World: p. 13

[7] A/UX FAQ

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表ひょう話はなし編へん歴れき UNIXおよびUnix系けい
OS	BSD Darwin FreeBSD DragonFly BSD NetBSD OpenBSD Hurd Linux LynxOS MINIX Plan 9 QNX System V AIX HP-UX Solaris illumos BSD 386BSD BSD/OS NEXTSTEP SunOS Ultrix Coherent Mach Tru64 UNIX Research Unix BKUNIX MNOS DEMOS System V A/UX IRIX OpenServer SINIX Solaris OpenSolaris UnixWare XENIX
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