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Xcode

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Xcode
開発元かいはつもと Apple
初版しょはん 2003ねん10がつ24にち (20ねんまえ) (2003-10-24)
最新さいしんばん
15.4 (15EF31d) / 2024ねん5がつ13にち (4かげつまえ) (2024-05-13)
対応たいおうOS macOS Sonoma 14以降いこう
サイズ 3.4GB
種別しゅべつ 統合とうごう開発かいはつ環境かんきょう (IDE)
ライセンス プロプライエタリ
公式こうしきサイト

developer.apple.com/xcode/

Xcode - Mac App Store
テンプレートを表示ひょうじ

Xcode(エックスコード)は、ソフトウェア開発かいはつするためのApple統合とうごう開発かいはつ環境かんきょう (IDE) であり、かつてはMac OS X付属ふぞくするかたち配布はいふされていた。Mac OS X v10.3のリリースととも2003ねん10月24にちはじめて紹介しょうかいされたこのソフトは、NeXT資産しさんぐMac OS Xの初期しょきIDE「Project Builder」を進化しんかさせることとなった。

Mac (macOS) にてmacOSあるいはiOSようアプリケーション開発かいはつする場合ばあい、またソースコード配布はいふされているUNIXようソフトウェアをインストールする場合ばあいに、Xcodeが必要ひつようになる。初期しょき状態じょうたいではXcodeはインストールされておらず、Mac App Storeからの無料むりょうダウンロードでインストールをおこなう。

特徴とくちょう

[編集へんしゅう]

Xcodeではユーザインタフェース作成さくせいするために使用しようするグラフィカルツール、Interface BuilderNeXTしゃ資産しさん)をもちいて、UI画面がめん設計せっけいができる。バージョン4.0以前いぜんは、Interface Builderは、Xcodeと独立どくりつしたツールで、開発かいはつしゃは、XcodeとInterface Builderをして、コーディングしていた。しかし、バージョン4.0で、Interface Builderは、Xcodeに統合とうごうされた。

XcodeはかつてはGNU Compiler Collection (GCC) をふくんでいたが、4.2からデフォルトコンパイラーがLLVMえられ、のちにXcode 6以降いこうでGCCははずされた[1]。Xcodeでは、Cocoa, CarbonJava制限せいげんされることなく、多様たようなプログラミング・モジュールふくCC++Objective C++JavaAppleScript、そしてオブジェクト指向しこう記述きじゅつ言語げんごObjective-CおよびSwiftのソースコードをコンパイルできる。サードパーティーGNU PascalFree PascalAdaけの追加ついかサポートをおこなっている。

Xcodeはおもにプロジェクト管理かんり、コード編集へんしゅうデバッグおこなためのソフトである。このほかクラスブラウザやドキュメントブラウザなどが統合とうごうされている。DelphiVisual Basicことなり単体たんたいではRADてきなツールではないが、Interface Builderとよく連携れんけいしており、簡易かんいテキストエディタなどであればいちぎょうのコードもことなく開発かいはつできる。

distccによる分散ぶんさんビルドをサポートし、Bonjourによるネットワーク検索けんさくおよ構築こうちくおこなう。

さらに10.4付属ふぞくのVersion 2.0からはCore Data/WebObjectsもちいるUMLにじゅんじたモデルエディタが統合とうごうされた。

ファイル管理かんり同社どうしゃiTunesなどにじゅんじた形式けいしきでややくせがあるが、全体ぜんたいとしてはよく整理せいりされており、比較的ひかくてきプログラマしゅうのしないツールである。

その特徴とくちょうとしてZeroLinkげられる。これはコンパイルのリンク過程かてい実行じっこうまで遅延ちえんすることで高速こうそくなソフトのさい起動きどうおこなうもので、DelphiC#ほどではないが、かなりの速度そくどでソフトをさい構築こうちくできる。

バージョン

[編集へんしゅう]
バージョン リリース 内容ないよう
2.0 2005ねん4がつ29にち
  • Mac OS X 10.4 Tigerと同時どうじリリース。
  • Mac OS X SDKサポート利用りようによる Mac OS X v10.1Mac OS X v10.2 (Jaguar)、Mac OS X v10.3 (Panther)、およびMac OS X v10.4 (Tiger) 開発かいはつサポート。
  • GCCコンパイラのあたらしいバージョン (4.0) がふくまれる。
2.1 2005ねん6がつ6にち
  • WWDC 2005 にてリリース。
  • Mac OS X SDKサポート利用りようによるMac OS X v10.4.1 じょうでのPowerPCおよびインテル設計せっけいのためのユニバーサル・バイナリ (Universal binary) 制作せいさくサポート。
  • WebObjects開発かいはつツールがオプションでのインストールでXcodeツールに追加ついかされる。
2.2 2005ねん11月11にち
  • gccが4.0.1にバージョンアップ。
  • 日本語にほんごリソースがふたたふくまれるようになった。
  • Deploymentビルドがクラッシュしたさいにもデバッガに接続せつぞくしてくれるようになった。ただしデバッグシンボルが存在そんざいしないため、スタックトレースのみとなる。
2.2.1 2006ねん1がつ10日とおか
  • バグ修正しゅうせい : Xcode IDE、cctools、デバッガ、コンパイラのバグが修正しゅうせいされた。
  • Mac OS X 10.4.4での開発かいはつのために10.4u SDKに更新こうしんされた。
  • CHUDが4.3.0に更新こうしんされた。
2.3 2006ねん5がつ23にち
  • DWARFデバッグフォーマットに対応たいおうし、デバッグ精度せいどとディスク利用りよう効率こうりつ向上こうじょう実現じつげんした。
  • あたらしい分散ぶんさんネットワークビルド (New Distributed Network Build、DNB) によるスケーラブルなビルドアーキテクチャ。
  • Xcode IDE、ビルドシステム、Code Senseの安定あんていせい性能せいのう向上こうじょう
2.4 2006ねん8がつ7にち
  • 64ビットIntel Macうえでの開発かいはつをサポートするようになり、インテルとPowerPCのりょうCPUでの32ビット/64ビットの、けい4つのアーキテクチャのアプリケーション開発かいはつ可能かのうとするようになった。
  • DWARFバイナリのデバッグいちじるしい段階だんかいてき動作どうさめられ、分散ぶんさんネットワークビルドにも修正しゅうせいくわえられた。
  • Mac OS X v10.4.7での開発かいはつのために10.4u SDKも更新こうしんされた。
  • CHUDが4.4.0に更新こうしんされた。
2.4.1 2006ねん11月1にち
  • DWARFデバッグにおけるいくつかの問題もんだい解決かいけつし、総合そうごうてき安定あんていせい安全あんぜんせい向上こうじょうさせた。
  • CHUDが4.4.3に更新こうしんされ、Xcodeとは独立どくりつしてリリースされるようになった。
  • 10.3.9 SDKと10.4u SDKも更新こうしんされた。
2.5 2007ねん9がつ5にち
  • Mac OS X v10.5 Leopardに先駆さきがけてリリース。
  • Mac OS X v10.4と10.5において起動きどう可能かのう。しかしMac OS X v10.5じょうでは一部いちぶ機能きのう制限せいげんける。
  • Mac OS X v10.5をターゲットとした開発かいはつ環境かんきょうではなく、Xcode 3.0へのプロジェクトの移行いこう目的もくてきとする。
  • Mac OS X v10.2.8とMac OS X v10.3.9、Mac OS X 10.4のOSにおけるユニバーサルアプリケーションを開発かいはつ対象たいしょうとする。
バージョン リリース 内容ないよう
3.0 2007ねん10がつ26にち
  • Mac OS X v10.5 Leopardと同時どうじリリース。
  • Mac OS X v10.5において起動きどう可能かのう。それ以前いぜんでは動作どうさしない。
  • Objective-C 2.0での開発かいはつ可能かのうとなり、Xcode 3.0自体じたいもObjective-C 2.0で開発かいはつされている。
  • GarageBandたユーザインタフェースをつInstrumentsというパフォーマンスツールが付属ふぞくする。
  • Mac OS X v10.5からMac OS X v10.3.9までのOSを対象たいしょうとしたアプリケーション開発かいはつ環境かんきょうとして推奨すいしょうされている。
3.1 2008ねん7がつ11にち
  • iPhone OSのようなMac OS X以外いがいをターゲットとするSDKがサポートされた。
  • Mac OS X v10.5けの開発かいはつにおいてGCC 4.2またはLLVM GCC 4.2がオプションで使用しようできる。
3.1.2 2008ねん11月24にち
3.1.3 2009ねん6がつ17にち
3.1.4 2009ねん9がつ10日とおか
3.2 2009ねん8がつ27にち
  • Mac OS X v10.6においてのみ動作どうさする。
  • Mac OS X v10.6からMac OS X v10.4までのOSを対象たいしょうとしたアプリケーションを開発かいはつできるが、デフォルトではMac OS X v10.4のサポートは有効ゆうこうにされない。
  • Mac OS X v10.6けの開発かいはつにおいてGCC 4.2がデフォルトになった。
バージョン リリース 内容ないよう
4.0 2011ねん3がつ9にち
  • Mac App Storeで600えん販売はんばいされる(Developer Programsの会費かいひはらっている場合ばあい無料むりょうでダウンロードできる)。
  • Mac App Store で Mac OS X v10.7 を購入こうにゅうした場合ばあい無料むりょうとなる。
4.0.1 2011ねん3がつ25にち
  • 起動きどう失敗しっぱいする問題もんだい修正しゅうせい
4.1
  • デフォルトコンパイラがgccからllvm-gcc 4.2になった。値段ねだんが600えんから無償むしょうになった。
4.2
  • デフォルトコンパイラがllvm-gccからllvm clang 3.0になった。
4.3
  • 各種かくしゅツールセットが単一たんいつのXcodeとして配布はいふされるようになった。
4.4
  • OS X 10.8対応たいおう
4.5
  • iOS 6対応たいおう
4.6
  • iOS 6.1対応たいおう
バージョン リリース 内容ないよう
5.0 2013ねん9がつ18にち
  • iOS 7.0 SDKのサポートが追加ついかされた。
  • ツールバーがちいさくなってフラットデザインになるなどのユーザインタフェースの改良かいりょうおこなわれた。
  • 新規しんきプロジェクトの作成さくせいからはARCのメモリ管理かんりがデフォルトで採用さいようされるようになり、ARCがオプションあつかいではなくなった。
  • 実行じっこうにデバッグエリアにメモリやCPUの使用しようじょうきょう表示ひょうじされるようになった。
  • OpenGL ES 3.0のサポートが追加ついかされた。
  • Xcode 4.xでは自動的じどうてき追加ついかされていたAuto Layout制約せいやくが、自動的じどうてきには追加ついかされなくなっている。
5.1 2014ねん3がつ10日とおか
  • iOS 7.1 SDKのサポートが追加ついかされた。
  • すべてのconstraintタイプをサポートするあたらしいAuto Layout constraint inspectorが追加ついかされた。
  • カスタムオブジェクトタイプのためのデバッガーのQuick Lookサポートが追加ついかされた。
  • Instrumentsないでのsymbol解決かいけつ能力のうりょく向上こうじょうした。
  • iOS standard architecture settingsに64ビットをふくむよう更新こうしんされた。
  • 不具合ふぐあい解消かいしょうにより安定あんていせい向上こうじょうした。
バージョン リリース 内容ないよう
6.0
  • OS X v10.10 Yosemiteのサポート
  • あらたな開発かいはつ言語げんごとして、Swiftがサポートされた。
  • iOS 8.0 SDKがサポートされた。
  • iOSようには、ユニバーサル・ストーリーボードがサポートされた。
6.1
  • Xcode 6.0で問題もんだいのあった巨大きょだいなストーリーボードをあつかえない、というバグが解消かいしょうされた。
6.2
  • iOS 8.2とWatchKitのサポート、セキュリティアップデート[2]
  • iOS 9とOS X El Capitan、Swift 2がサポートされた。
バージョン リリース 内容ないよう
9.0 2017ねん9がつ19にち
9.1
9.2 2017ねん12月5にち
  • iOS 11.2とmacOS High Sierra 10.13.2、watchOS 4.2、tvOS 11.2がサポートされた。
9.3 2018ねん3がつ29にち
  • Swift 4.1、iOS 11.3とmacOS High Sierra 10.13.4、watchOS 4.3、tvOS 11.3がサポートされた。
9.3.1 2018ねん5がつ11にち
  • Playgroundがおそくなる、 Apple IDさい入力にゅうりょく要求ようきゅうする問題もんだい修正しゅうせい
バージョン リリース 内容ないよう
10.0 2018ねん9がつ17にち
  • iOS 4.2、watchOS 5、tvOS 12、macOS Mojaveをサポート。
macOS Mojaveのダークモード
  • XcodeとInstrumentsで、まったくあたらしいダークな外観がいかん(ダークモード)を追加ついか
  • アセットカタログは、カラーとイメージアセットをカスタマイズするために、ダークおよびライトのバリエーションを追加ついかします。
  • Interface Builderは、アプリのインターフェースのダークモード/ライトモードを簡単かんたんえられる。
  • デバッガでは、OSの設定せってい変更へんこうせずにMacアプリをダークモード/ライトモードのあいだえることが可能かのう
ソースコントロール
  • リポジトリサーバーじょうのデータとことなっている部分ぶぶんは、以下いかのようにエディタない直接ちょくせつ強調きょうちょう表示ひょうじされます。
    • ローカルの変更へんこうはまだ共有きょうゆうリポジトリにプッシュされていません
    • のユーザがおこなったアップストリームの変更へんこう
    • コミットまえ編集へんしゅう競合きょうごう対処たいしょしてください
  • Atlassian Bitbucket、GitLab、GitHubの自己じこホストがたおよびクラウドサーバとのアカウント統合とうごう可能かのう
  • アカウントログインでは、必要ひつようおうじてSSHキーを生成せいせいし、サービスプロバイダにアップロードできます。
  • Rebaseは、コードの最新さいしんバージョンを取得しゅとくするさいのオプションとなります。
エディタの強化きょうか
  • エディタで複数ふくすうのカーソルを使用しようすること、いちおおくの変更へんこう可能かのうになりました。
  • コードよこりたたみリボンは、ちゅう括弧かっこかこまれた任意にんいのコードブロックを表示ひょうじにできます。
  • オーバースクロールを使用しようすると、コードの最後さいごくだり画面がめん中央ちゅうおう簡単かんたん表示ひょうじできます。
プレイグラウンドと機械きかい学習がくしゅう
  • 完全かんぜんさい設計せっけいされたREPLのようなプレイグラウンドは、はるかにはやく、より安定あんていしています。
  • SHIFT-RETURNキーをしてコードを実行じっこうするか、インライン実行じっこうボタンをクリックして特定とくていくだりまで実行じっこうできます。
  • 対話たいわ形式けいしきでトレーニングをおこない、プレイグラウンドない直接ちょくせつMLモデルを作成さくせいできるようになりました。
テストとデバッグ
  • デバイスからのデバッグシンボルのダウンロードが以前いぜんよりやく5ばい高速こうそくされました。
  • すべてのCPUコアを最大限さいだいげん活用かつようするために、多数たすうのシミュレータでテストを並行へいこうして実行じっこうできます。
  • カスタムインストゥルメントは、あらゆるコードのユニークなデータ可視かし提供ていきょうします。
  • メモリデバッガのレイアウトがさい設計せっけいされ、アプリ全体ぜんたいのナビゲートと視覚しかく容易よういになりました。
  • メタルシェーダデバッガでは、頂点ちょうてん、フラグメント、計算けいさん、およびタイルシェーダコードの実行じっこう検査けんさできます。
10.1 2018ねん10がつ30にち
  • iOS 12.1、watchOS 5.1、tvOS 12.1、macOS Mojaveをサポート。
10.2 2019ねん3がつ25にち
  • iOS 12.2、tvOS 12.2、watchOS 5.2、macOS Mojave 10.14 .4をサポート。
  • 追加ついかのバグ修正しゅうせい
Swift 5
  • Swift 5ランタイムは、最新さいしんのAppleプラットフォームリリースにOSの一部いちぶとしてふくまれています。
  • App Storeでは、最新さいしんOSを実行じっこうするデバイスへのダウンロードを高速こうそくするために、アプリからSwiftランタイムを削除さくじょします。
  • SIMDベクトルがた標準ひょうじゅんライブラリにまれています。
  • 文字もじれつリテラルの構文こうぶん強化きょうかされ、きが容易よういになりました。
  • あたらしい結果けっか列挙れっきょにより、非同期ひどうき操作そうさでエラーを処理しょりしやすくなりました。
Xcodeのその機能きのう強化きょうか
  • デバッガコンソールには、 「p」 または「po」より高速こうそくあたらしいフレーム変数へんすうコマンドのエイリアス 「v」 があります。
  • プレイグラウンドでの様々さまざま安定あんていせい向上こうじょうやメモリの安全あんぜんせいチェックなど。
10.2.1 2019ねん4がつ17にち
  • iOS 12.2、tvOS 12.2、watchOS 5.2、macOS Mojave 10.14 .4をサポート。
  • だい規模きぼなSwiftプロジェクトのビルド時間じかん問題もんだい修正しゅうせいし、追加ついかのバグ修正しゅうせい
10.3 2019ねん7がつ22にち
  • iOS 12.4、tvOS 12.4、watchOS 5.3、macOS Mojave 10.14 .6をサポート。
バージョン リリース 内容ないよう
11.0 2019ねん9がつ12にち
Swift UI[ちゅう 1]
  • SwiftUIフレームワークとデザインツールが連携れんけいして、ユーザーインターフェースを構築こうちくするあたらしい方法ほうほう実現じつげん
  • (みやすい)Swiftコードで、ユーザインターフェースを定義ていぎすることができます。
  • デザインツールを使用しようすると、ドラッグアンドドロップとおなじくらい簡単かんたんにビューを作成さくせいおよび編集へんしゅうできます。
  • コードは、デザインおよびプレビューのキャンバスとつね同期どうきされています。
  • コントロールと修飾しゅうしょくのライブラリにより、複雑ふくざつなインタフェースを簡単かんたん構築こうちくできます。
  • アニメーションを、表示ひょうじするアクションを記述きじゅつする簡単かんたんなコマンドを使用しようして作成さくせい可能かのう
  • 複数ふくすうのデバイスタイプ、き、フォントサイズで実際じっさいのアプリケーションのプレビューが可能かのうに。
  • すべてのAppleプラットフォームで共通きょうつうのコードを共有きょうゆうし、かくOSにカスタムのエクスペリエンスを追加ついか可能かのう
「Mac Catalyst」
  • iPadアプリをMacでも利用りよう可能かのうにできます。
  • iPadプロジェクトから1クリックで、ネイティブMacアプリケーションを開発かいはつ可能かのう
  • 1つのプロジェクトとソースコードによって、iPhone、iPad、およびMacようのアプリケーションが作成さくせいできるようになりました。
  • Mac独自どくじ操作性そうさせいわる実現じつげんするために、アプリケーションの要素ようそをカスタマイズすることが可能かのう
  • プロジェクトない既存きそんのUIKitコードにあたらしいSwiftUIコードを追加ついかすることが可能かのう
  • Mac App Storeに送信そうしんするか、外部がいぶ配布はいふよう公証こうしょうすることが可能かのう
SwiftとSwiftパッケージ
  • Swiftパッケージをビルド、デバッグ、SCMワークフローをふく全体ぜんたいでサポート。
  • GitHub、Bitbucket、GitLab、もしくは開発かいはつしゃ自身じしんのホストのSwiftパッケージを使用しようすることが可能かのう
  • 依存いぞんせい分析ぶんせきもとづいて、パッケージを自動的じどうてきにダウンロードすることが可能かのう
  • 独自どくじのパッケージを作成さくせいして、すべてのアプリケーションあいだでコードを共有きょうゆうしたり、コミュニティに公開こうかいしたりすることが可能かのう
iOSダークモード
  • 開発かいはつおよびデバッグちゅうに、明暗めいあんモードのえが可能かのう
  • アセットカタログを使用しようすると、ダークモードとライトモードのイメージとカラーを簡単かんたん制御せいぎょ可能かのう
エディタ
  • コードの全体ぜんたいぞう表示ひょうじされるエディタのミニマップを使つかって、任意にんいくだりにすばやくジャンプできます。
  • かくエディタビューには、独自どくじのプレビュー、アシスタント、またはその補足ほそくてきなビューが用意よういされています。
  • エディタペインを分割ぶんかつして、ワークスペースを希望きぼうどおりにレイアウトできます。
その改善かいぜんてん
  • スタンドアローンのwatchOSアプリを構築こうちくされ、よりはやいデバッグが可能かのうになりました。
  • シミュレータの迅速じんそく起動きどうにより、GPUを使用しようしてMetalコードを高速こうそくできます。
  • テストプランによって、共有きょうゆう可能かのう結果けっかのバンドルを使用しようし、テストハーネスをより詳細しょうさい制御せいぎょできます。
  • テストプランの一環いっかんとしてUIテストを使用しようし、ローカライズされたスクリーンショットを自動的じどうてき生成せいせいすることが可能かのう
  • ソース制御せいぎょにより、stashおよびcherry-pick操作そうさがサポートされるようになりました。
  • デバッグちゅうに、ネットワーク速度そくど低下ていか温度おんど警告けいこくなどのデバイスの状態じょうたいをシミュレートできます。
  • 整理せいりビューの 「メトリック」 タブには、ユーザーのデバイスじょうでのアプリケーションの実行じっこう効率こうりつ表示ひょうじされます。
11.1 2019ねん10がつ7にち
  • iOS 13.1、 iPadOS 13.1、 tvOS 13、 watchOS 6、 macOS Catalina 10.15をサポート。
11.2 2019ねん10がつ31にち
  • iOS 13.2、iPadOS 13.2、tvOS 13.2、watchOS 6.1、macOS Catalina 10.15.1をサポート。
11.2.1 2019ねん11月12
  • iOS 13.2、iPadOS 13.2、tvOS 13.2、watchOS 6.1、macOS Catalina 10.15.1をサポート。
  • UITextViewを使用しようするアプリがクラッシュする可能かのうせいのある重大じゅうだい問題もんだい修正しゅうせい
11.3 2019ねん12がつ10日とおか
  • iOS 13.3、iPadOS 13.3、tvOS 13.3、watchOS 6.1.1、macOS Catalina 10.15.2をサポート。
  • Touch Barのシミュレータでのサポートを追加ついか(だい2世代せだい)。
  • 追加ついかのバグ修正しゅうせい安定あんていせい改善かいぜん
11.3.1 2020ねん1がつ13にち
  • iOS 13.3、iPadOS 13.3、tvOS 13.3、watchOS 6.1.1、macOS Catalina 10.15.2をサポート。
  • Xcodeをクラッシュさせる可能かのうせいがある、ストーリーボードのキャンバスのバグを修正しゅうせい
  • 追加ついかのバグ修正しゅうせい安定あんていせい改善かいぜん
11.4 2020ねん3がつ24にち
  • iOS 13.4、iPadOS 13.4、tvOS 13.4、watchOS 6.2、macOS Catalina 10.15.4をサポート。
  • Interface BuilderとSimulatorが、iPadOSのあたらしいカーソル機能きのうをサポート。
  • macOSプロジェクトでApp Storeのユニバーサル購入こうにゅうをサポート。
  • シミュレータがリモートプッシュ通知つうちをトリガー可能かのうに。
  • Swiftのテストでは、エラーが発生はっせいしたコードが強調きょうちょう表示ひょうじされる。
  • 追加ついかのバグ修正しゅうせい安定あんていせい改善かいぜん
11.4.1 2020ねん4がつ15にち
  • iOS 13.4、iPadOS 13.4、tvOS 13.4、watchOS 6.2、macOS Catalina 10.15.4ようをサポート。
  • バグ修正しゅうせい安定あんていせい改善かいぜん
11.5 2020ねん5がつ20日はつか
  • iOS 13.5、iPadOS 13.5、tvOS 13.4、watchOS 6.2、macOS Catalina 10.15.4ようをサポート。
  • Exposure Notification APIをサポート。
  • バグ修正しゅうせい安定あんていせい改善かいぜん
11.6 2020ねん7がつ15にち
  • iOS 13.6、iPadOS 13.6、tvOS 13.4、watchOS 6.2、macOS Catalina 10.15.6ようをサポート。
  • macOS SDKにおけるDriverKit APIの機能きのう強化きょうか
  • バグ修正しゅうせい安定あんていせい改善かいぜん
11.7 2020ねん9がつ1にち
  • iOS 13.7、iPadOS 13.7、tvOS 13.4、watchOS 6.2、macOS Catalina 10.15.6ようをサポート。
バージョン リリース 内容ないよう
12.0 2020ねん9がつ16にち
  • iOS 14、iPadOS 14、tvOS 14、watchOS 7、macOS Catalina 10.15.6ようをサポート。
12.0.1 2020ねん9がつ24にち
  • iOS 14、iPadOS 14、tvOS 14、watchOS 7、macOS Catalina 10.15.6ようをサポート。
12.1 2020ねん10がつ20日はつか
  • iOS 14.1、iPadOS 14.1、tvOS 14、watchOS 7、macOS Catalina 10.15.6ようをサポート。
12.2 2020ねん11月12にち
  • iOS 14.2、iPadOS 14.2、tvOS 14.2、watchOS 7.1、macOS Big Sur 11ようをサポート。
12.3 2020ねん12月14にち
  • iOS 14.3、iPadOS 14.3、tvOS 14.3、watchOS 7.2、macOS Big Sur 11.1ようをサポート。
12.4 2021ねん1がつ26にち
  • iOS 14.4、iPadOS 14.4、tvOS 14.3、watchOS 7.2、macOS Big Sur 11.1ようをサポート。
12.5 2021ねん4がつ26にち
  • iOS 14.5、iPadOS 14.5、tvOS 14.5、watchOS 7.4、macOS Big Sur 11.3ようをサポート。
12.5.1 2021ねん6がつ21にち
  • iOS 14.5、iPadOS 14.5、tvOS 14.5、watchOS 7.4、macOS Big Sur 11.3ようをサポート。
バージョン リリース 内容ないよう
13.0 2021ねん9がつ20日はつか
  • iOS 15.0、iPadOS 15.0、tvOS 15.0、watchOS 8.0、macOS Big Sur 11.3ようをサポート。
  • Swiftによる非同期ひどうきプログラミングのネイティブサポート。
  • コマンドラインによる、CloudKitデータベーススキーマおよびレコードの操作そうさをサポート。
  • コマンドラインによる、Metal圧縮あっしゅくテクスチャ形式けいしきへの圧縮あっしゅく操作そうさをサポート。
  • XIPアーカイブをやく15%縮小しゅくしょう
13.1 2021ねん10がつ25にち
  • iOS 15.0、iPadOS 15.0、tvOS 15.0、watchOS 8.0.1、macOS Monterey 12.0ようをサポート。
13.2 2021ねん12月13にち
  • iOS 15.2、iPadOS 15.2、tvOS 15.2、watchOS 8.3、macOS Monterey 12.1ようをサポート。
  • Swift Playground 4 アプリプロジェクトサポート。
  • Xcode Organizerでアプリのパワーとパフォーマンスを監視かんしするためのスマートインサイト通知つうち表示ひょうじ
13.2.1 2021ねん12月17にち
  • iOS 15.2、iPadOS 15.2、tvOS 15.2、watchOS 8.3、macOS Monterey12.1ようをサポート。
13.3 2022ねん3がつ14にち
  • iOS 15.4、iPadOS 15.4、tvOS 15.4、watchOS 8.5、macOS Monterey 12.3ようをサポート。
13.3.1 2022ねん4がつ11にち
  • iOS 15.4、iPadOS 15.4、tvOS 15.4、watchOS 8.5、macOS Monterey 12.3ようをサポート。
13.4 2022ねん5がつ16にち
  • iOS 15.5、iPadOS 15.5、tvOS 15.4、watchOS 8.5、macOS Monterey 12.3ようをサポート。
13.4.1 2022ねん6がつ2にち
  • iOS 15.5、iPadOS 15.5、tvOS 15.4、watchOS 8.5、macOS Monterey 12.3ようをサポート。
バージョン リリース 内容ないよう
14.0 2022ねん9がつ12にち
  • iOS 16、iPadOS 16、tvOS 16、watchOS 9、macOS Monterey 12.5ようをサポート。
  • Swift 5.7サポート。
14.0.1 2022ねん9がつ26にち
  • iOS 15.7ようサポートバグ修正しゅうせい
14.1 2022ねん11月1にち
  • iOS 16.1、iPadOS 16.1、tvOS 16.1、watchOS 9.1、macOS Ventura 13ようをサポート。
14.2
  • Swift 5.7サポート
  • iOS 16.2, iPadOS 16.2, tvOS 16.1, watchOS 9.1, macOS Ventura 13.1ようをサポート
14.3
  • Swift 5.8サポート
  • iOS 16.4, iPadOS 16.4, tvOS 16.4, watchOS 9.4, macOS Ventura 13.3ようをサポート
14.3.1
  • Swift 5.8.1サポート
  • iOS 16.4, iPadOS 16.4, tvOS 16.4, watchOS 9.4, macOS Ventura 13.3ようをサポート

iOS 17、iPadOS 17、tvOS 17、watchOS 10、macOS SonomaほかApple Vision ProようvisionOSをサポートする[3][4]。また、Game Porting ToolkitでWindows PC(X64けのゲームのmacOS Sonoma/Appleシリコンへの移植いしょく環境かんきょうをサポートする[5]

バージョン リリース 内容ないよう
15.0 2023ねん9がつ18にち
  • Swift 5.9サポート
  • iOS 17, iPadOS 17, tvOS 17, watchOS 10, macOS Sonoma 14ようSDKをサポート
15.0.1 2023ねん10がつ18にち
  • iOS 17, iPadOS 17, tvOS 17, watchOS 10, macOS Sonoma 14ようSDKをサポート
15.1 2023ねん12月11にち
  • iOS 17.2, iPadOS 17.2, tvOS 17.2, watchOS 10.2, macOS Sonoma 14.2ようSDKをサポート
15.2 2024ねん1がつ8にち
  • iOS 17.2, iPadOS 17.2, tvOS 17.2, watchOS 10.2, macOS Sonoma 14.2, visionOSようSDKをサポート
15.3 2024ねん3がつ5にち
  • Swift 5.10サポート
  • iOS 17.4, iPadOS 17.4, tvOS 17.4, watchOS 10.4, macOS Sonoma 14.4, visionOS 1.1ようSDKをサポート[6]
15.4 2024ねん5がつ13にち
  • iOS 17.5, iPadOS 17.5, tvOS 17.5, watchOS 10.5, macOS Sonoma 14.5, visionOS 1.2ようSDKをサポート[7]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ SwiftUIにはiOS 13、watchOS 6、tvOS 13、またはmacOS Catalinaが必要ひつようです。SwiftUIのデザインキャンバスを使用しようするには、あきにリリース予定よていのmacOS CatalinaでXcodeを実行じっこうする必要ひつようがあります。

出典しゅってん

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  1. ^ SwiftからけてえるAppleのコンパイラ技術ぎじゅつ”. CodeZine. 2022ねん12月5にち閲覧えつらん
  2. ^ About the security content of Xcode 6.2”. Apple Inc. (January 23 2017). 2020ねん7がつ31にち閲覧えつらん
  3. ^ visionOS Overview” (英語えいご). Apple Developer. 2023ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  4. ^ Xcode 15 Beta Release Notes” (英語えいご). Apple Developer Documentation. 2023ねん6がつ8にち閲覧えつらん
  5. ^ Nikolova, Martina (2023ねん6がつ15にち). “How to use Apple's Game Porting Toolkit to play Windows games” (英語えいご). Mac Research. 2023ねん6がつ23にち閲覧えつらん
  6. ^ Xcode 15.3 Release Notes” (英語えいご). Apple Developer Documentation. 2024ねん3がつ6にち閲覧えつらん
  7. ^ Xcode 15.4 Release Notes” (英語えいご). Apple Developer Documentation. 2024ねん5がつ14にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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  • Xcode”. Apple Developer. Apple Inc.. 2020ねん7がつ31にち閲覧えつらん
  • Xcode”. Mac App Store プレビュー. Apple Inc.. 2020ねん7がつ31にち閲覧えつらん
  • Xcode Release Notes - Archive” (英語えいご). Document Revision History. Apple Inc. (2016ねん9がつ13にち). 2020ねん7がつ31にち閲覧えつらん