この項目 こうもく では、ソフトウェアについて説明 せつめい しています。その他 た の用法 ようほう については「モーション 」をご覧 らん ください。
Motion (モーション)は、Apple が開発 かいはつ ・販売 はんばい するmacOS 向 む けモーション・グラフィックス ・デジタル合成 ごうせい ソフトウェアである。位置 いち づけ上 じょう 、Final Cut Pro と密 みつ に組 く み合 あ わせて使 つか うことが出来 でき るよう作 つく られている。
2004年 ねん 4月 がつ 19日 にち にデモンストレーションされた、コードネーム「Molokini」がオリジナルのプロダクトである。2005年 ねん 4月 がつ に行 おこな われたNABのプレイベントにて、Appleのプロアプリケーションに加 くわ わった。発売 はつばい 当初 とうしょ はPower Mac G5およびMac OS X v10.4 に最適 さいてき 化 か された。2006年 ねん 1月 がつ 、AppleはMotionの単体 たんたい 発売 はつばい をやめた。ラスベガスで2007年 ねん 4月 がつ 15日 にち に行 おこな われたNABにおいてAppleは、Motion 3をFinal Cut Studio 2スイートに含 ふく むという発表 はっぴょう を行 おこな った。Motion 4は、Final Cut Studio 3スイートの一員 いちいん として2009年 ねん 7月 がつ 23日 にち に発表 はっぴょう された[1] 。
2011年 ねん 6月 がつ 21日 にち にリリースされたMotion 5からは、再 ふたた び単体 たんたい ソフトとしてMac App Store で発売 はつばい されている[2] 。
マーケット上 じょう の立 た ち位置 いち [ 編集 へんしゅう ]
Motionはモーショングラフィックス / 映像 えいぞう コンポジットアプリケーションである。有名 ゆうめい な競合 きょうごう ソフトとしては、アドビのAfter Effects 、ディスクリートのCombustion が上 あ げられる。Motionのバージョン3において3Dコンポジット機能 きのう とモーショントラッキング機能 きのう が加 くわ えられた。GPUアクセラレーションを有効 ゆうこう に使 つか う設計 せっけい が念頭 ねんとう に置 お かれている。
主 おも な機能 きのう と操作性 そうさせいわる [ 編集 へんしゅう ]
パーティクルエフェクトやフィルタ処理 しょり をリアルタイムで処理 しょり する指向 しこう 性 せい で設計 せっけい されている。8ビットから32ビット浮動 ふどう 小数点 しょうすうてん の色 いろ 深度 しんど までをGPUアクセラレーションで処理 しょり する。Motion 2からはMIDIキーボード(鍵盤 けんばん / フェーダー等 とう )によるパラメータコントロールが可能 かのう である。Motion 3では3D合成 ごうせい に対応 たいおう し、Motion 4では影 かげ や反射 はんしゃ などの表現 ひょうげん が手軽 てがる になり、緻密 ちみつ なテキストアニメーションを効率 こうりつ 良 よ く設定 せってい できるようにシーケンステキスト機能 きのう とグリフ単位 たんい の編集 へんしゅう が改良 かいりょう された。
Motionは伝統 でんとう 的 てき なキーフレームアニメーションをサポートした上 うえ で、画面 がめん 上 じょう の各 かく オブジェクトの振 ふ る舞 ま いを簡易 かんい に設定 せってい するビヘイビア機能 きのう を提供 ていきょう する。重力 じゅうりょく やスピンなど多数 たすう の動 うご きを再 さい 調整 ちょうせい 可能 かのう な状態 じょうたい で容易 ようい に設定 せってい し、組 く み合 あ わせる事 こと が可能 かのう である。たとえばフェードイン / フェードアウト処理 しょり をビヘイビアで指定 してい することで、透明 とうめい 度 ど のためのキーフレームを調整 ちょうせい する手間 てま を簡略 かんりゃく 化 か でき、再 さい 設定 せってい ・再 さい 配置 はいち が可能 かのう な操作性 そうさせいわる を実現 じつげん している。
パラメータビヘイビアによって、他 た のビヘイビアやフィルタの各種 かくしゅ パラメータをランダマイズしたり、指定 してい した値 ね の範囲 はんい で往復 おうふく させるなどの設定 せってい が行 おこな える。
また、Motionのビヘイビアはキーフレームに変換 へんかん 可能 かのう である。
リプリケーターとパーティクル・エミッター [ 編集 へんしゅう ]
この二 ふた つは、複雑 ふくざつ な合成 ごうせい 効果 こうか を比較的 ひかくてき 容易 ようい に実現 じつげん するための機能 きのう を提供 ていきょう する。
Motion 2から追加 ついか されたリプリケーター機能 きのう では、様々 さまざま なオブジェクトを幾何 きか 学 がく 的 てき に並 なら べて、タイミングを設定 せってい してサイズやシェイプを動 うご かす事 こと が可能 かのう である。Motionのテンプレートには、トランジション・エフェクトパターンとして再 さい 利用 りよう 可能 かのう なリプリケーターパターンが豊富 ほうふ に含 ふく まれている。
パーティクル・エミッターは様々 さまざま なオブジェクトを画面 がめん 上 じょう に「ばらまく」効果 こうか を与 あた える。雪 ゆき や雨 あめ の表現 ひょうげん を始 はじ め、煙 けむり や加算 かさん 合成 ごうせい による炎 ほのお の表現 ひょうげん も実現 じつげん できる。3D空間 くうかん での表現 ひょうげん 効果 こうか も設定 せってい できる(合成 ごうせい される個々 ここ の要素 ようそ 自体 じたい は2D)。
Motionでは、Appleの他 ほか のソフトウェアでも見 み られるユーザーインターフェイス「HUD(head-up displayの略 りゃく )」が採用 さいよう されている。Motionでは選択 せんたく 中 ちゅう の各種 かくしゅ オブジェクトの詳細 しょうさい 情報 じょうほう を緻密 ちみつ に操作 そうさ する際 さい は「インスペクタ」ウィンドウを利用 りよう するが、その中 なか で代表 だいひょう 的 てき なパラメータの設定 せってい は、画面 がめん 上 じょう にフロートしているHUDウィンドウで手軽 てがる に設定 せってい 可能 かのう である。HUDウィンドウ上 じょう では位置 いち や角度 かくど の設定 せってい のために専用 せんよう のUIが表示 ひょうじ されるオブジェクトも多数 たすう 存在 そんざい する。一 いち 例 れい として、3D空間 くうかん 上 じょう での位置決 いちぎ めなどはインスペクタ上 じょう の座標 ざひょう 入力 にゅうりょく では直感 ちょっかん 的 てき ではないが、そのような操作 そうさ が必要 ひつよう な時 とき にMotionはHUD上 じょう に、ドラッグのみで回転 かいてん ・拡大 かくだい ・水平 すいへい 移動 いどう が可能 かのう なアイコンを配置 はいち する。また、「フェードイン・フェードアウト」ビヘイビア選択 せんたく 時 じ には台形 だいけい 状 じょう のグラフとともにそれぞれのフレーム数 すう を手軽 てがる に設定 せってい できるUIに切 き り替 か わる。パーティクル・エミッター選択 せんたく 時 じ には、パーティクル放出 ほうしゅつ 範囲 はんい と勢 いきお いが合成 ごうせい されたUIのドラッグで設定 せってい が可能 かのう となる。
HUDは半 はん 透明 とうめい で表示 ひょうじ される。また、Motionの標準 ひょうじゅん 設定 せってい ではF7キーで表示 ひょうじ /非 ひ 表示 ひょうじ を切 き り替 か えられるようになっている。
Motionでは非常 ひじょう に多 おお くのサードパーティー 製 せい のプラグインが発売 はつばい されている。これらはFxPlugプラグインと呼 よ ばれており、使用 しよう することで機能 きのう を拡張 かくちょう できる。
Motionの動作 どうさ について [ 編集 へんしゅう ]
MotionはAppleのCore Imageテクノロジを通 とお して、GPUのピクセルシェーダーを多用 たよう している。Core ImageテクノロジはMac OS X Tiger から採用 さいよう された。これにより、いくつものエフェクトがスローダウン無 な しに処理 しょり できるようになるため、グラフィックス・カードは高性能 こうせいのう な物 もの を選択 せんたく する事 こと が望 のぞ ましい。Motionで採用 さいよう されているApple独自 どくじ のFxPlugプラグイン・アーキテクチャでも、GPUアクセラレーションが実現 じつげん 可能 かのう である。
バージョン5.5からはApple M1 に対応 たいおう し、パフォーマンスと効率 こうりつ が向上 こうじょう する。5.6において、Apple M1 Pro /Max を搭載 とうさい したMacBook Pro ではレンダリング速度 そくど や再生 さいせい フレームレートが大幅 おおはば に向上 こうじょう し[3] 、オブジェクト・トラッカー機能 きのう が追加 ついか された[4] 。
動画 どうが 編集 へんしゅう ・合成 ごうせい ・変換 へんかん ソフトウェア
FLOSS
汎用 はんよう 編集 へんしゅう 合成 ごうせい 変換 へんかん
フリーウェア /無料 むりょう 版 ばん 有 あ り
商用 しょうよう 版 ばん のみ
汎用 はんよう 編集 へんしゅう 合成 ごうせい 変換 へんかん
Cloud/MAM 開発 かいはつ 終了 しゅうりょう
関連 かんれん 項目 こうもく