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MA-1

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
MA-1フライトジャケット

MA-1は、フライトジャケット一種いっしゅである。アメリカぐんにおけるぐん用品ようひん規格きかく番号ばんごうはMIL-J-8279からMIL-J-8279Gまでのやっつ。アルファ・インダストリーズ[1]せいのものがひろ流通りゅうつうしているが、にスカイラインクロージングとうぐん納入のうにゅう業者ぎょうしゃもの確認かくにんされている。かたはエムエーワンだがマーワン、マースト、エムワンとう語呂ごろばれることがおお[よう出典しゅってん]

導入どうにゅう背景はいけい

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軍用ぐんようおおくがプロペラからジェット機じぇっとき移行いこうするにしたがって飛行ひこう高度こうどたかくなり、フライトジャケットに付着ふちゃくした水分すいぶん氷結ひょうけつして乗組のりくみいん活動かつどうさまたげになることがわかったため、それまでのかわせいフライトジャケットではなくナイロンせいのフライトジャケットが考案こうあんされた。1950年代ねんだい初頭しょとうに、先行せんこうするB-15がたフライトジャケットの後継こうけいとしてアメリカ空軍くうぐん開発かいはつしたのが、このMA-1がたフライトジャケット(ボマージャケット)である。

特徴とくちょう

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せま軍用ぐんよう機内きない様々さまざま機材きざい機器ききにひっかからないよう、きわめてシンプルな外見がいけんあたえられている。また、うし身頃みごろたけぜん身頃みごろはらがわ)よりみじかくなるようにされているてんにも特徴とくちょうがある。これは航空機こうくうきのシートにすわったさいに、しりこしあいだ生地きじはさまれないためである。

1stタイプからはじまり、5かい改良かいりょうまれたDタイプではリバーシブル[1]で、外側そとがわはセージ・グリーン(Sage Green )というくすんだ緑色みどりいろになっている。 内側うちがわはインディアン・オレンジというエマージェンシーカラー[1]橙色だいだいいろ[1]採用さいようされる。 脱出だっしゅつまたは墜落ついらくした場合ばあい、ジャケットを裏返うらがえして着用ちゃくようし、救出きゅうしゅつ部隊ぶたい発見はっけんされやすくするためである。

インターミディエイトゾーンよう、すなわち10から-10℃の気温きおん着用ちゃくようされる。フライトジャケットだがグランドクルーの防寒ぼうかんようジャンパーとしても使用しようされた模様もようである。縫製ほうせい極端きょくたんまった縫製ほうせいおくのシワをし、このシワがインナーライナーを固定こていするとともに保温ほおん効果こうかしている[1]

ななめにカットされたハンドウォーマー、上腕じょうわんにシガーポケットとペンホルダーを装備そうびするなど独特どくとくのデザインになっている[1]

アメリカ海軍かいぐんやアメリカ陸軍りくぐんにも採用さいようされ、1950年代ねんだいから1980年代ねんだいつう[1]フライトジャケットの定番ていばんとなった。派生はせいがたとして、フードけられたN-2Bタイプや、さらたけながコートタイプのN-3Bタイプがある。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c d e f g 『アウトドア用品ようひん』p.152。

参考さんこう文献ぶんけん

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