Moin

Moin（モイン）またはMoin moin（モイン・モイン）は、挨拶あいさつの言葉ことばのひとつ。もともとは東ひがしフリースラント諸島しょとう（北きたドイツ）、北きたフリースラント諸島しょとう（北きたドイツ、一部いちぶデンマーク）、フレンスブルク（北きたドイツ）、北きたオランダで話はなされるフリジア語ご。おはよう、こんにちは、こんばんは、などに相当そうとうし、一いち日にち中ちゅう使つかうことができる。

20世紀せいき前半ぜんはんにドイツシュレースヴィヒ＝ホルシュタイン州しゅう北部ほくぶに広ひろがった。また、オランダ語ごの方言ほうげんでも用もちいられる。1980年代ねんだい以降いこう、ドイツ語ごの漫画まんがの登場とうじょう人物じんぶつ「ヴェルナー」がいつも「moin」と挨拶あいさつしていたことで、中央ちゅうおうヨーロッパ全体ぜんたいに広ひろまった。

この語かたりは、フリジア語ごの「美うつくしい」を意味いみする単語たんご“mooi”が起源きげんである。また、moin moinと言いったときの2つめのmoinは、フリジア語ごで「日ひ」を表あらわす“morn”が起源きげんである。Moinひとつで会あったときの挨拶あいさつに一いち日にち中ちゅう使つかえ、地域ちいきによっては別わかれるときにも使つかうことができる。また、「元気げんき？」「元気げんき、元気げんき」というような意味合いみあいで「moin?」「moin! moin!」と使つかうこともできる。