Polybius (2017年ねんのコンピュータゲーム)

Polybius

ジャンル	3Dシューティングゲーム
対応たいおう機種きしゅ	PlayStation 4 Microsoft Windows
開発元かいはつもと	ラマソフト
発売はつばい元もと	ラマソフト
発売はつばい日び	2017年ねん5月がつ9日にち 不明ふめい

映像えいぞう外部がいぶリンク
『Polybius』ゲームプレイ（ファミ通ふぁみつうによる投稿とうこう）

Polybiusは2017年ねんにラマソフトが開発かいはつ・発売はつばいしたシューティングゲームであり、1981年ねんに稼働かどうしたという都市とし伝説でんせつに登場とうじょうするアーケードゲーム『ポリビアス』を基もとにしている。 2017年ねん5月がつにはPlayStation 4版はんが発売はつばいされ、PlayStation VR 対応たいおう版ばんも同時どうじに発売はつばいされた。その後ご、Microsoft Windowsの発売はつばいも決定けっていした。 なお、2017年ねん5月がつ10日とおかの時点じてんで日本にっぽん国内こくないにおけるPS4版はんに発売はつばいは未定みていである。

システム

本ほん作さくはレース要素ようそのある奥おくスクロールシューティングゲームであり、本ほん作さくには激はげしい光ひかりの点滅てんめつが含ふくまれているため、起動きどう直後ちょくごには警告けいこく表示ひょうじが入はいる。 ただし、妨害ぼうがい要素ようそが入はいるのは各かくステージ終盤しゅうばんだけであり、道中どうちゅうの画面がめんに多少たしょうの変化へんかはあるものの基本きほん的てきにはただ前まえに進すすむだけであり、VR酔よいの発生はっせいを最小限さいしょうげんに抑おさえたつくりとなっている。 本ほん作さくはVRゲームとして開発かいはつされたが、3Dテレビにも対応たいおうしているほか、通常つうじょうの2D画面がめんでも楽たのしむことができる。また、2017年ねん5月がつ10日とおかの時点じてんでは日本にっぽんでの発売はつばいはされていないものの、海外かいがいのPlaystation Storeのアカウントを持もっていれば日本にっぽん国内こくないからでも2D画面がめんで本ほん作さくを楽たのしむことができる。

開発かいはつ

ラマソフトは2016年ねん、 Polybiusという題名だいめいの PlayStation VRに対応たいおうしたPS4用ようソフトを開発かいはつすることを発表はっぴょうした 。 2017年ねん5月がつ9日にち、本ほん作さくは日本にっぽん国外こくがいのPlaystation Storeにて配信はいしんが開始かいしされた 。

初期しょきのマーケティングにおいて、本ほん作さくの共同きょうどう制作せいさく者しゃであるジェフ・ミンターは、イングランドのベイジングストークの倉庫そうこで、オリジナルのPolybiusの筐体きょうたいで遊あそんだとしている。 その後ご、ミンターはPolybiusという業務ぎょうむ用ようゲームの都市とし伝説でんせつからヒントを受うけて本ほん作さくを開発かいはつしたことを認みとめつつも、そのシステムを再現さいげんするつもりはなく 、その代かわり、プレイヤーにはコンピュータゲームを通つうじてフロー（ゾーン）を体験たいけんしてもらい、「発売はつばいされなかったVR版ばん『TxK』といった、バーチャルリアリティー・ゲームがいかにして精神せいしんに対たいして肯定こうてい的てきな影響えいきょうを与あたえる」様子ようすを見みることを目的もくてきに、本ほん作さくを開発かいはつするとしている。

ミンターは『スペースハリアー』や『アフターバーナー』、1983年ねんに発売はつばいされたアタリ版ばん『スター・ウォーズ』、S.T.U.N. Runner、Zarchといった往年おうねんの名作めいさくから影響えいきょうを受うけたことを認みとめている。

2017年ねん7月がつ13日にち、インダストリアル・ロックバンド『ナイン・インチ・ネイルズ』の『レス・ザン』のミュージックビデオにおいて本ほん作さくで遊あそぶ女性じょせいが描えがかれた。 ラマソフトはこのミュージックビデオのために、歌詞かしをゲーム画面がめん上じょうに表示ひょうじできるように設定せっていし、パソコン上じょうで動うごくようにしたバージョンを開発かいはつした。

評価ひょうか

評価ひょうか
集計しゅうけい結果けっか 媒体ばいたい 結果けっか Metacritic 84/100 (PS4) レビュー結果けっか 媒体ばいたい 結果けっか デストラクトイド 8/10 Edge 9/10 Eurogamer (positive)

本ほん作さくは批評ひひょう家かたちから肯定こうてい的てきな評価ひょうかを受うけている。 レビュー収集しゅうしゅうサイトMetacriticには13件けんのレビューが寄よせられ、それを基もとにした加重かじゅう平均へいきん値ちは100点てん満点まんてん中ちゅう84点てんであり、「全体ぜんたい的てきに見みて好評こうひょう」という判定はんていが下くだされた。

イギリスのニュースサイトメトロは10点てん満点まんてん中ちゅう9点てんをつけ、「今日きょうのアクションゲームの決定けってい版ばん」と評価ひょうかした。

Eurogamerは「魔術まじゅつ的てきなものを感かんじさせる、ラマソフトの名作めいさくの一ひとつ」として、本ほん作さくをおすすめタイトルに挙あげた。

AutomatonのTakuya Kudoは、本ほん作さくのプレイの感覚かんかくを「『2001年ねん宇宙うちゅうの旅たび』の終盤しゅうばんにおいて、主人公しゅじんこうのボーマン船長せんちょうがスターゲートを潜くぐり抜ぬけてスターチャイルドになる」過程かていにたとえており、つい繰くり返かえして遊あそぶうちに本ほん作さくの元もとになった都市とし伝説でんせつを信しんじてしまいそうになったと述のべている。

ファミ通ふぁみつうのミル☆吉村よしむらは本ほん作さくとVRの相性あいしょうが抜群ばつぐんであると評価ひょうかしており、「90年代ねんだいに販売はんばいされた『ビデオドラッグ』というVHSを思おもわせ、現代げんだいの技術ぎじゅつで見みるとチープだが、VRと合あわさったことにより、逆ぎゃくに新あたらしさというか危険きけん度どが上あがっている気きさえ感かんじられ、流石さすが鬼才きさいというところか」と述のべている。