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stand.fm

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
stand.fm
作者さくしゃ 中川なかがわあや太郎たろう
河合かわいしんわれ
開発元かいはつもと 株式会社かぶしきがいしゃstand.fm
初版しょはん 2018ねん11月20にち (5ねんまえ) (2018-11-20)iOS
2019ねん8がつ25にち (5ねんまえ) (2019-08-25)Android
最新さいしんばん
1.138.0 / 2024ねん3がつ5にち (5かげつまえ) (2024-03-05)
対応たいおうOS iOS
Android
対応たいおう言語げんご 日本語にほんご
公式こうしきサイト https://stand.fm/
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stand.fm(スタンドエフエム)は、株式会社かぶしきがいしゃstand.fmが開発かいはつしている音声おんせいSNSアプリケーション。

沿革えんかく

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もとペロリ代表だいひょう取締役とりしまりやくであった中川なかがわあや太郎たろうがWELQ騒動そうどうにおいて、MERY著作ちょさくけん侵害しんがいともなうサイト閉鎖へいさ以降いこう、2017ねん3がつ12にちづけでペロリの代表だいひょうから退しりぞき、同年どうねん4がつD2Cブランド企画きかく運営うんえい企業きぎょうである株式会社かぶしきがいしゃnewnを設立せつりつ[1]

2018ねん11がつ20日はつか当該とうがいアプリをローンチ[2]。ステルス状態じょうたいiOSはんApp Storeにて配信はいしん開始かいし[3][4]おくれること半年はんとし経過けいかした2019ねん8がつ25にちAndroidはんGoogle Playにて配信はいしん開始かいし[5]

中川なかがわがstand.fmをローンチした理由りゆうとして、2018ねん当時とうじもいくつか日本にっぽん国内こくないはつ音声おんせい配信はいしんサービスががっていたが、音声おんせいコンテンツを簡単かんたんつくれるサービスがえるにつれて市場いちば拡大かくだいにはクリエイターがえたほうがいいとかんがえ、みずからサービスを開発かいはつしたむねしめしており、当初とうしょステルス状態じょうたい開始かいししていたこともありユーザーがいるのかかりづらく、サービスクローズを選択せんたくするよりやすためんでオープンにしたとしている[6]

2020ねん2がつごろから本格ほんかくてき情報じょうほう開示かいじ開始かいししたが、登録とうろくユーザー数等すうとう詳細しょうさい情報じょうほう非公開ひこうかい姿勢しせいつらぬいており、アプリ利用りようしゃすうじゅうまんMAUえで、アプリの滞在たいざい時間じかん配信はいしんしゃとリスナーと投稿とうこうしゃふくめて1にち平均へいきんが59ふんくらいである。また、コロナにおいて緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん以後いごごもり状態じょうたいによって、音声おんせい発信はっしん需要じゅようたかまったため情報じょうほう公開こうかい以降いこうから前月ぜんげつから3ばい増加ぞうか[4]同年どうねん10がつ時点じてん月間げっかん利用りようしゃすうは100まんにんとされている[7]

2020ねん4がつ1にち当該とうがいアプリの開発かいはつ運営うんえいおも事業じぎょう格上かくあげするため、newnから分社ぶんしゃしstand.fmを独立どくりつした法人ほうじんとして登記とうき代表だいひょうはMERYの共同きょうどう創業そうぎょうしゃでエンジニア担当たんとうである河合かわい就任しゅうにん以降いこう同年どうねんなつから中川なかがわ共同きょうどう代表だいひょうとして当該とうがい企業きぎょうつらねる。当該とうがいアプリの設計せっけい、デザイン、開発かいはつおもにMERYにたずさわっていた人間にんげんかかわっている。

同年どうねん8がつに、当時とうじYJキャピタル(げん:Z Venture Capital)から5おくえん資金しきん調達ちょうたつ実施じっしし、配信はいしんしゃ収益しゅうえき支援しえんのため「stand.fmパートナープログラム(SPP)」を開始かいし翌年よくねん10がつにもZ Venture Capitalからふたたび10おくえん資金しきん調達ちょうたつおこない、サービス継続けいぞく困難こんなんとなった2つの音声おんせい配信はいしんSNSサービスの引受ひきうけを締結ていけつ[8]

特徴とくちょう

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コミュニティ

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当該とうがいアプリは、だれでも、どこにいてもスマホひとつで配信はいしん可能かのうにしており、「だれでも気軽きがる発信はっしんできることで、多彩たさいなコンテンツがまれ、だれもがこえつながれる自分じぶん居場所いばしょ出会であうことができる」を主眼しゅがんにアプリ開発かいはつおこなっている[9]

UIについては、どの年齢ねんれいそうにも自分じぶん世界せかいかん想像そうぞうしやすいイメージをつくるため、同業どうぎょう他社たしゃのSNSのCIに採用さいようされているカラーではなく、しろをベースにしたカラーリングを採用さいようしている[10]

また、前述ぜんじゅつのユーザー動態どうたい詳細しょうさい情報じょうほう公開こうかいしないむねおなじように、配信はいしんしゃとリスナーが相互そうごにフォローしていても、フォロワーすう投稿とうこうたいする反応はんのうのサジェスト機能きのう表示ひょうじして、のユーザーとの競争きょうそう意識いしきあふらない姿勢しせいってきた。しかし、2022ねん1がつ22にちアップデートのv1.45.0からホーム画面がめんにてカテゴリべつ人気にんき放送ほうそうのサジェストを表示ひょうじする機能きのう実装じっそうされ、同年どうねん5がつ18にちアップデートのv1.62.0から「がっているライブ」と「毎週まいしゅう配信はいしんしているチャンネルのライブ」の項目こうもく設定せっていされ[11]競争きょうそう意識いしきあお姿勢しせいはじめている。

リスナーについて、年齢ねんれいそうは10代後半こうはんからコアな世代せだいは20-30だい平均へいきんてき存在そんざいしている[12]。また、配信はいしんしゃ傾向けいこうとして、同様どうよう音声おんせいサービスのVoicyが配信はいしん参加さんかたりオーディションせいっているため、敷居しきいたかく、後述こうじゅつのClubhouseは基本きほんてきにユーザーアカウント登録とうろく本名ほんみょう前提ぜんていとしており、どちらかというとかげキャにちかいパーソナリティの配信はいしんしゃでも配信はいしん参加さんかがしやすくコミュニディが形成けいせいしやすい世界せかいかん形成けいせいされている。その理由りゆうとして、stand.fm運営うんえいがわ積極せっきょくてき配信はいしんしゃがわにアクセスする姿勢しせいしめしておらず、のちにstand.fm配信はいしんしゃ取材しゅざいしたライターが取材しゅざいまえ運営うんえいがわ事前じぜん許諾きょだくるために連絡れんらくしたさいに、あまり関心かんしんしめしていなかったことをかしている[13]

そのため、スタエフ運営うんえいがわ仕掛しかけるキャンペーンとはぎゃくに、スタエフユーザー同士どうし独自どくじのコミュニティが形成けいせいされ「スタエフ○○」というユーザー同士どうし遠隔えんかくからおな目的もくてき活動かつどうするグループががり、のちにその有志ゆうし”スタエフ感謝かんしゃさいなるリレーイベントがもよおされている。

2023ねん5がつ19にちから24にちあいだに、はつのギフトランキングイベントを実施じっしした[14]

同業どうぎょうサービスとの類似るいじせい

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日本語にほんごメインのライブがた音声おんせいSNSサービスの開始かいしとしては2018ねん11月から開始かいししておりふる部類ぶるいはいるが、stand.fmローンチから半年はんとしアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく国内こくない開始かいしされ、2ねんはん日本にっぽん国内こくないけてリリースされたClubhouse比較ひかくされることがある[3]

Clubhouseも源流げんりゅう視聴しちょうしゃ参加さんかがたラジオ形式けいしき番組ばんぐみ発信はっしんするサービスからスタートしており、アプリローンチは双方そうほうiOSからアプリ開発かいはつすすみ、おくれてAndroidアプリがリリースされるながれになっている。Clubhouseが日本にっぽんけてサービスインされたさいにはすくなからず一部いちぶのstand.fmユーザーがClubhouseへながれた時期じき存在そんざいした。

しかし、前述ぜんじゅつ同社どうしゃ資金しきん調達ちょうたつたいして出資しゅっししたZ Venture Capitalの人間にんげん見立みたてとして「Clubhouseもワンプラットフォームで課金かきん場合ばあいによってアーカイブなどの機能きのう実装じっそう色々いろいろなことができるようになるとはおもうけど、現時点げんじてんでは機能きのう実装じっそうされているプラットフォームへ移動いどうすすむ」との見解けんかいしめしていた[15]

その事態じたい経緯けいい見立みたどおりで、のちにClubhouseがわは、トークルームでユーザー同士どうしせんよりも、こえしてユーザー同士どうし交流こうりゅうする施策しさくやしてき、トークルームやコミュニティでったユーザーがリアルでかおわしやすい施策しさく採用さいようし、ユーザーが活動かつどうしている位置いち情報じょうほう公開こうかいできる機能きのうやその公開こうかいされた位置いち情報じょうほうちか地域ちいきのトークルームが表示ひょうじされやすい機能きのう実装じっそうしており、stand.fmのコミュニティとちが世界せかいかん形成けいせいされている。

機能きのう

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配信はいしん形態けいたい

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基本きほんてきには、配信はいしんしゃがメインに発信はっしんする、”ライブ配信はいしん”と”収録しゅうろく配信はいしん”の2とお存在そんざいする。サービスローンチ当時とうじはライブ、収録しゅうろくども1人ひとりしゃべりをメインにした配信はいしん形態けいたいいていた。しかし、配信はいしんしゃから1人ひとりしゃべりのハードルのたかさや発信はっしん内容ないよう主題しゅだいつからないことについて意見いけんされたことで、2020ねん4がつ16にちのiOSばんv1.6.0のアップデートにて最大さいだい4にんまでの複数ふくすうじんでトークが可能かのうとなる”コラボ収録しゅうろく機能きのうをリリース。また、ライブ機能きのうでは、同年どうねん8がつ5にちアップデートのiOSばんv1.7.0から最大さいだい4にんでライブ配信はいしん可能かのうとなる”コラボ配信はいしん機能きのうをリリース。のちに、最大さいだい人数にんずうが10にんまで増加ぞうかした。

テキスト投稿とうこう

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配信はいしん内容ないようについてリスナーとのコミュニケーションをはかるため、テキストメッセージング(ダイレクトメッセージ機能きのうである「レター」をリリース。リリース直後ちょくごのレター機能きのうはメールフォーム形式けいしきでstand.fm事務じむきょくあて投稿とうこうし、事務じむきょくがわ投稿とうこうされたメッセージを配信はいしんしゃごとにけて通知つうちしてやりりするかたちであった。2019ねん6がつ3にちのiOSばんアップデートぶんにてアプリに実装じっそうされて、チャンネル配信はいしんしゃけて直接ちょくせつ投稿とうこう可能かのうとなった。また、リスナーが配信はいしんしゃ送信そうしんするさい、アカウントめい掲載けいさい有無うむ機能きのう実装じっそうされておらず、匿名とくめい前提ぜんていとなっていた。しかし、この状態じょうたいによりユーザー拡大かくだいとも配信はいしんしゃへの匿名とくめいでの中傷ちゅうしょうレターが増加ぞうかしていることを各々おのおの発信はっしんする機会きかいえ、結果けっかアップデートにより匿名とくめいのレターを受信じゅしんしない機能きのう実装じっそうされた。

それ以外いがいにも、チャンネル配信はいしんしゃ自身じしん配信はいしん告知こくちとう可能かのうとなる”告知こくち機能きのう実装じっそうされたが、のち掲示板けいじばん機能きのうである”コミュニティ”へ名称めいしょう変更へんこうし、レター以外いがい配信はいしんしゃとリスナーが相互そうごでやりりできる空間くうかん実装じっそうした。

チャンネル一覧いちらん

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アスリート

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アーティスト

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俳優はいゆう役者やくしゃ

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わら芸人げいにん

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声優せいゆう

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タレント

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アナウンサー

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出典しゅってん

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  1. ^ “「“モノをつくってる”がネット前提ぜんていになった」 「MERY」創業そうぎょうしゃ中川なかがわあや太郎たろうがD2Cに商機しょうき理由りゆう. WWD JAPAN. (2019ねん7がつ31にち). https://www.wwdjapan.com/articles/907211 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん 
  2. ^ standfmのツイート(1064766696634765312)
  3. ^ a b YJCの5おくえん出資しゅっしでアクセルむ「stand.fm」、MERY創業そうぎょうしゃ中川なかがわ河合かわい音声おんせい配信はいしんアプリにけたワケ”. THE BRIDGE (2020ねん8がつ20日はつか). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  4. ^ a b ごもりで「音声おんせい配信はいしんしゃ急増きゅうぞう 日経にっけいMJ 2020ねん4がつ23にち
  5. ^ standfmのツイート(1165576206235815936)
  6. ^ 「Clubhouseの上陸じょうりくかぜ」──音声おんせい配信はいしんアプリ「stand.fm」がかんがえる、音声おんせい市場いちばでのかた”. DIAMOND SIGNAL (2021ねん3がつ5にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  7. ^ “Amazonも音声おんせい配信はいしん 「ながらき」需要じゅよう争奪そうだつせん VoiceTech(うえ)”. 日経にっけい産業さんぎょう新聞しんぶん. (2021ねん1がつ14にち). https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ23BTH0T21C20A2000000/ 2023ねん5がつ5にち閲覧えつらん 
  8. ^ 音声おんせい配信はいしんアプリ「stand.fm」、ZVCから10おくえん調達ちょうたつ——UUUMから同業どうぎょう「REC.」を事業じぎょう譲受じょうじゅ”. THE BRIDGE (2021ねん10がつ23にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  9. ^ stand.fmはなぜ“やさしい”を大切たいせつにしているのか サービスのUXを代表だいひょう中川なかがわさんとデザイナー・大石おおいしさんがかた”. CreatorZine. 2023ねん12月2にち閲覧えつらん
  10. ^ 【イベントレポート】 stand.fmはなぜ“やさしい”を大切たいせつにしているのか サービスのUXを代表だいひょう中川なかがわさんとデザイナー・大石おおいしさんがかた”. CreatorZineE (2021ねん3がつ23にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  11. ^ がっているライブ」、「毎週まいしゅう配信はいしんしているチャンネルのライブ」のらん新設しんせつなど、しん機能きのう改善かいぜんのおらせ”. stand.fm(スタンドエフエム)【公式こうしきnote (2023ねん4がつ11にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  12. ^ stand.fm中川なかがわあや太郎たろうく。音声おんせいメディアハックのための「とらまきよんせん”. NewsPicks (2021ねん4がつ26にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  13. ^ ユーザーが「勝手かってにやる」ことをスタエフ運営うんえいがどうおもっているのかは、だれらない。”. すきめし(服部はっとり貴美子きみこnote (2023ねん4がつ11にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  14. ^ ちょうおめでたいとあなただけの専用せんようギフトアイテムをゲットしよう!”. stand.fm (2023ねん5がつ15にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  15. ^ 黒船くろふね “Clubhouse” に音声おんせい国内こくないぐみはどう対抗たいこうする?ーーStand.fm投資とうしかたる「つぎこること」”. THE BRIDGE (2021ねん2がつ3にち). 2023ねん5がつ25にち閲覧えつらん
  16. ^ stand.fm (2024ねん2がつ16にち). “ダルビッシュのいたい放題ほうだい”. stand.fm. 2024ねん2がつ16にち閲覧えつらん
  17. ^ stand.fm (2024ねん2がつ16にち). “菊池きくちつよしほしチャンネル”. stand.fm. 2024ねん2がつ16にち閲覧えつらん
  18. ^ stand.fm (2024ねん2がつ16にち). “れいロマンのご様子ようす”. stand.fm. 2024ねん2がつ16にち閲覧えつらん
  19. ^ stand.fm. “シン・フクオカ”. stand.fm. 2024ねん2がつ16にち閲覧えつらん
  20. ^ stand.fm. “スカイブルーメガネラジオ”. stand.fm. 2024ねん2がつ19にち閲覧えつらん
  21. ^ ナイチンゲールダンスヤスのオールバックラジオ」『stand.fm』stand.fm。2024ねん2がつ19にち閲覧えつらん
  22. ^ ダブルヒガシのもうええてRadio」『stand.fm』stand.fm。2024ねん2がつ19にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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  • Clubhouse当該とうがいアプリ配信はいしんしゃのち一旦いったんながれた、stand.fmよりもおお人数にんずうでライブ配信はいしん可能かのうである音声おんせい発信はっしんSNSサービス。
  • Twitter Spaces当該とうがいアプリとライブ配信はいしんUIがている、音声おんせいサービス
  • Voicy当該とうがいアプリよりも以前いぜんからサービス開始かいしされていた、録音ろくおんがたメインの音声おんせい配信はいしんコンテンツ

外部がいぶリンク

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