illik

ハンガリー語ご

発音はつおん

• IPA(?): /ˈilːik/
• 分ぶん綴つづり: il‧lik

語源ごげん1

動詞どうし

illik

1. (自動詞じどうし, サイズや場所ばしょなど) 適合てきごうする、合あう。(～に -ra/-re, -ba/-be)

   Ez a kulcs nem illik a zárba. ― この鍵かぎは錠前じょうまえに合あっていない。

2. (自動詞じどうし, スタイルやデザイン) 似合にあう、差さし支つかえない、調和ちょうわする。(～に -hoz/-hez/-höz)

   A lila haj szerintem nem illik hozzád. ― 君きみに紫色むらさきいろの髪かみは似合にあわないと思おもうよ。

3. (自動詞じどうし, 非ひ人称にんしょう, マナーや慣習かんしゅうに) 適てきする、適かなう、適切てきせつでない。

   Az Operaházba nem illik farmerban menni. ― ジーンズでオペラハウスに向むかうのは適切てきせつではない。

活用かつよう

illik の動詞どうし活用かつよう形がた

			1人ひとり称しょう単数たんすう	2人ふたり称しょう単数たんすう(親おや称しょう)	3人称にんしょう単数たんすう, 2人ふたり称しょう単数たんすう(敬称けいしょう)	1人ひとり称しょう複数ふくすう	2人ふたり称しょう複数ふくすう(親おや称しょう)	3人称にんしょう複数ふくすう, 2人ふたり称しょう複数ふくすう(敬称けいしょう)
直ちょく説法せっぽう	現在げんざい	不定ふてい活用かつよう	illek	illesz	illik	illünk	illetek	illenek
		定てい活用かつよう	自動詞じどうしは定てい活用かつようを使用しようしない
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
	過去かこ	不定ふてい活用かつよう	illettem	illettél	illett	illettünk	illettetek	illettek
		定てい活用かつよう	―
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
仮定かてい法ほう	現在げんざい	不定ふてい活用かつよう	illenék	illenél	illene (または illenék)	illenénk	illenétek	illenének
		定てい活用かつよう	―
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
命令めいれい法ほう	現在げんざい	不定ふてい活用かつよう	illjek	illj または illjél	illjen または illjék	illjünk	illjetek	illjenek
		定てい活用かつよう	―
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
不定ふてい詞し	illeni		illenem	illened	illenie	illenünk	illenetek	illeniük
その他た分詞ぶんし等とう			動どう名詞めいし	現在げんざい分詞ぶんし	過去かこ分詞ぶんし	未来みらい分詞ぶんし	副ふく動詞どうし	可能かのう動詞どうし
			illés	illő	illett	illendő	illve	illhet

用法ようほう

この動詞どうしは疑似ぎじ -ik 動詞どうしと呼よばれ、 -ik 語尾ごびは(直ちょく説法せっぽう現在げんざい)三人称さんにんしょう単数たんすう形がたでのみ現あらわれるが、他たの側面そくめんでは -ik 動詞どうしではない。結論けつろんをいうと、(直ちょく説法せっぽう現在げんざい)1人ひとり称しょう単数たんすう形がたでは -om/-em/-öm の語尾ごびを取とらず、その代かわりに -ok/-ek/-ök のみを取とる。当然とうぜん、 -m の語尾ごびは仮定かてい法ほうや命令めいれい法ほうの1人ひとり称しょう単数たんすう形がたでも現あらわれることがないため、 -jak/-jek および -nék がそれぞれの語形ごけいに出現しゅつげんする。これらの動詞どうしには次つぎのものが含ふくまれる: bomlik, (el)bújik, (meg)érik, (le)folyik, (össze)gyűlik, hazudik, (le)hullik, (bele)/(oda)illik, (meg)jelenik, (el)kopik, (el)múlik, ömlik, (meg)születik, (meg)szűnik, (meg)telik, tojik, (el)törik, (el)/(fel)tűnik, (el)válik, および (el)züllik。 (ki)nyílik は、1人ひとり称しょう単数たんすう形がたで -om を取とることができないが、3人称にんしょう単数たんすうで -jék を取とるため、部分ぶぶん的てきにここに入はいっている。

派生はせい語ご

• illedelmes
• illeget
• illem
• illendő
• illedelmes
• illeszt
• illet
• illetlen
• illő
• tudniillik

(動詞どうし派生はせい接頭せっとう辞じを伴ともなって):

• beillik
• beleillik
• egybeillik
• hozzáillik
• ideillik
• odaillik
• összeillik
• ráillik

語源ごげん2

おそらく廃すたれた語幹ごかん ir-「走はしる」より。語幹ごかん末まつの -r が -l に変かわり、反射はんしゃ接尾せつび辞じ -l、瞬間しゅんかん動詞どうし形成けいせい接尾せつび辞じ -(a)n があとに続つづいた。

動詞どうし

illik

1. (廃語はいご) 消きえてなくなる、姿すがたを消けす。
2. (廃語はいご) 逃にげる。

活用かつよう

illik の動詞どうし活用かつよう形がた

			1人ひとり称しょう単数たんすう	2人ふたり称しょう単数たんすう(親おや称しょう)	3人称にんしょう単数たんすう, 2人ふたり称しょう単数たんすう(敬称けいしょう)	1人ひとり称しょう複数ふくすう	2人ふたり称しょう複数ふくすう(親おや称しょう)	3人称にんしょう複数ふくすう, 2人ふたり称しょう複数ふくすう(敬称けいしょう)
直ちょく説法せっぽう	現在げんざい	不定ふてい活用かつよう	illok	illasz	illik	illunk	illotok	illanak
		定てい活用かつよう	自動詞じどうしは定てい活用かつようを使用しようしない
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
	過去かこ	不定ふてい活用かつよう	illottam	illottál	illott	illottunk	illottatok	illottak
		定てい活用かつよう	―
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
仮定かてい法ほう	現在げんざい	不定ふてい活用かつよう	illanék	illanál	illana	illanánk	illanátok	illanának
		定てい活用かつよう	―
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
命令めいれい法ほう	現在げんざい	不定ふてい活用かつよう	illjak	illj または illjál	illjon	illjunk	illjatok	illjanak
		定てい活用かつよう	―
		2人ふたり称しょう目的もくてき語ご	―
不定ふてい詞し	illani		illanom	illanod	illania	illanunk	illanotok	illaniuk
その他た分詞ぶんし等とう			動どう名詞めいし	現在げんざい分詞ぶんし	過去かこ分詞ぶんし	未来みらい分詞ぶんし	副ふく動詞どうし	可能かのう動詞どうし
			illás	illó	illott	―	illva	illhat

関連かんれん語ご

• iramlik
• iramodik

派生はせい語ご

• illa
• illan
• illat

成句せいく

• illa berek
• illa berek, nádak, erek
• illa berek, nád a kert

参考さんこう文献ぶんけん

• illik in Bárczi, Géza and László Országh. A magyar nyelv értelmező szótára (’The Explanatory Dictionary of the Hungarian Language’). ブダペスト: Akadémiai Kiadó, 1959–1962. 第だい5版はん, 1992: →ISBN