デジタル大辞泉だいじせん 「傾斜けいしゃ」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご けい‐しゃ【傾斜けいしゃ】 [名な](スル)1 傾かたむいて斜ななめになること。また、その度合どあい。かたむき。「船ふねが右舷うげんに傾斜けいしゃする」2 気持きもちちや考かんがえ方かたがある方向ほうこうに偏かたよっていくこと。「自然しぜん主義しゅぎへの傾斜けいしゃを深ふかめる」3 地層ちそうの層そう理り面めんと水平面すいへいめんとのなす角度かくど。測定そくていにクリノメーターを用もちいる。[類語るいご]傾かたむき・勾配こうばい 出典しゅってん 小学館しょうがくかんデジタル大辞泉だいじせんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「傾斜けいしゃ」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご けい‐しゃ【傾斜けいしゃ】 〘 名詞めいし 〙① ( ━する ) ななめに傾かたむくこと。特とくに水平すいへい方向ほうこうに対たいして傾かたむくこと。また、その程度ていど。傾かたむいている面めんや土地とちをもいう。勾配こうばい。[初出しょしゅつの実例じつれい]「此家ゆらゆらとゆるぎて遂ついに柱はしら根ね浮流ふりゅうて梁はり棟とう傾斜けいしゃせり」(出典しゅってん:三さん国こく伝記でんき(1407‐46頃ころか)七なな)「傾斜けいしゃ(ケイシャ)の多おおい山路やまじの側面そくめんが」(出典しゅってん:満まん韓かんところどころ(1909)〈夏目なつめ漱石そうせき〉二に四よん)[その他たの文献ぶんけん]〔梁りょう簡文帝みかど‐大法たいほう頌〕② ( ━する ) 人にんの気持きもちや思考しこう、また時代じだいの思潮しちょうなどが、ある方向ほうこうに傾かたむくこと。そちらに強つよくひかれること。[初出しょしゅつの実例じつれい]「その国くにのカルチュアもしくは政治せいじ的てき伝統でんとうにしたがって、一ひとつの側面そくめんに思惟しい形式けいしきが傾斜けいしゃすることにどうしてもなりがちである」(出典しゅってん:日本にっぽんの思想しそう(1961)〈丸山まるやま真男まさお〉二に)「その人ひとに傾斜けいしゃしているって、香代かよちゃんこの前まえあたしに言いいましたわ」(出典しゅってん:忘却ぼうきゃくの河かわ(1963)〈福永ふくなが武彦たけひこ〉七なな)③ =けいしゃかく(傾斜けいしゃ角かく) 出典しゅってん 精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
岩石がんせき学がく辞典じてん 「傾斜けいしゃ」の解説かいせつ 傾斜けいしゃ 層そう理り面めんなどの平面へいめんの,水平面すいへいめんからの最大さいだい傾斜けいしゃ.角度かくどは走はし向こう(strike)に対たいして直角ちょっかくの鉛直えんちょく断面だんめんの傾かたむきの角度かくどで測定そくていする.この角度かくどは真ま傾斜けいしゃ(true dip)で,走はし向むこうに直角ちょっかくでない方向ほうこうで測定そくていした角度かくどである見掛みかけの傾斜けいしゃ(apparent dip)と区別くべつされる[Lyell : 1838]. 出典しゅってん 朝倉書店あさくらしょてん岩石がんせき学がく辞典じてんについて 情報じょうほう
普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり 「傾斜けいしゃ」の読よみ・字形じけい・画数かくすう・意味いみ 【傾斜けいしゃ】けいしや 傾かたむく。字じ通どおり「傾かたぶけ」の項目こうもくを見みる。 出典しゅってん 平凡社へいぼんしゃ「普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり」普及ふきゅう版ばん 字じ通どおりについて 情報じょうほう
世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん(旧版きゅうばん)内うちの傾斜けいしゃの言及げんきゅう 【断層だんそう】より …断層だんそう面めんと地表ちひょう面めんの交線を断層だんそう線せんと呼よぶ。断層だんそう面めんと水平面すいへいめんの交線の方向ほうこうを断層だんそうの走はし向むかいといい,断層だんそう面めんと水平面すいへいめんのなす角度かくどを断層だんそうの傾斜けいしゃという。また断層だんそう面めんに沿そって両側りょうがわが移動いどうした距離きょりを変位へんい量りょうまたは移動いどうという。… ※「傾斜けいしゃ」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつの一部いちぶを掲載けいさいしています。 出典しゅってん|株式会社かぶしきがいしゃ平凡社へいぼんしゃ「世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん(旧版きゅうばん)」