千歳ちとせ市し（読よみ）チトセシ

昭和しょうわ三さん三さん年ねん（一いち九きゅう五ご八はち）七なな月がつに千歳ちとせ町まちが市制しせいを施行しこうして成立せいりつ。石狩いしかり支庁しちょうの南端なんたんに位置いちし、北きたは札幌さっぽろ市し南みなみ区く・恵庭えにわ市し・空知そらち支庁しちょう夕張ゆうばり郡ぐん長沼ながぬま（ながぬま）町まち、東ひがしは同どう郡ぐん由仁ゆに（ゆに）町まち、胆振いぶり（いぶり）支庁しちょう勇払ゆうふつ（ゆうふつ）郡ぐん追分おいわけ（おいわけ）町まち・同どう郡ぐん早来はやきた（はやきた）町まち、西にしは同どう支庁しちょう有珠うす（うす）郡ぐん大滝おおたき（おおたき）村むら、南みなみは苫小牧とまこまい市し、同どう支庁しちょう白老しらおい（しらおい）郡ぐん白老しらおい町まちに接せっする。市域しいきは東西とうざいに長ながく、市域しいきの五ご三さんパーセントが山林さんりん、一いち七ななパーセントが池沼ちしょう、一いち二にパーセントが農地のうち（大だい部分ぶぶんが畑はたけ）である。自衛隊じえいたい基地きち・演習えんしゅう場じょうなどその他たの地目ちもくが二に・七ななパーセントある。西部せいぶの山林さんりん地帯ちたいに支ささえ笏しゃく（しこつ）湖みずうみがあり、北きたを恵庭えにわ（えにわ）岳たけ（一いち三さん一いち九きゅう・七ななメートル）、東ひがしを紋もん別べつ（もんべつ）岳たけ（八はち六ろく五ご・八はちメートル）、西にしを丹に鳴な（になる）山やま（一いち〇三さん九きゅう・六ろくメートル）、南みなみを風ふう不死ふし（ふつぷし）岳たけ（一いち一いち〇二に・五ごメートル）・樽前たるまえ（たるまえ）山やま（一いち〇四よん一いちメートル）などの山々やまやまが取とり囲かこみ、一帯いったいは支ささえ笏しゃく洞爺とうや（しこつとうや）国立こくりつ公園こうえんに含ふくまれている。支笏湖しこつこに源みなもとをもつ千歳ちとせ川がわは市域しいきの中心ちゅうしん部ぶまで東ひがし流ながし、やがて迂曲うきょくしながら北きた流ながしていく。市域しいきの東側ひがしがわは市街しがい・住宅じゅうたく地ちおよび農地のうちであり、中央ちゅうおう部ぶ南端なんたんには新しん千歳空港ちとせくうこうがある。市域しいきの中央ちゅうおう部ぶを南北なんぼくにJR千せん歳さい線せんが走はしり、千歳ちとせ・南みなみ千歳ちとせ・新しん千歳空港ちとせくうこう・美々みみ（びび）の四よん駅えきがある。国道こくどう三さん六ろく号ごうとともに道みち央ひさし自動車じどうしゃ道どうも縦断じゅうだんし、千歳ちとせインターがある。市街地しがいちを国道こくどう三さん三さん七なな号ごう、主要しゅよう道道みちみち支笏湖しこつこ公園こうえん線せん・同どう千せん歳さいインター線せんが横断おうだんする。また北部ほくぶを道みち央ひさし自動車じどうしゃ道どうから分岐ぶんきした道東どうとう自動車じどうしゃ道どうが湾曲わんきょくして走はしり、千歳ちとせ東ひがしインターがある。

遺跡いせきも豊富ほうふで、祝梅しゅくばい三角山さんかくやま（しゆくばいさんかくやま）遺跡いせきは二に万まん年ねん前まえの旧石器時代きゅうせっきじだいのものである。新しん千歳空港ちとせくうこう用地ようち内ないの美沢みさわ（みさわ）川かわ流域りゅういきの遺跡いせき群ぐん、千歳川ちとせがわ右岸うがんのウサクマイ遺跡いせき群ぐんなど縄文じょうもん時代じだい以降いこうの良好りょうこうな遺跡いせきに恵めぐまれている。キウス周しゅう堤つつみ墓はか群ぐんは縄文じょうもん後期こうきの墓地ぼち群ぐんで、ウサクマイ遺跡いせき群ぐんとともに国くに史跡しせきに指定していされている。