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地頭職(ジトウシキ)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

地頭じとう職しょく（読よみ）ジトウシキ

デジタル大辞泉だいじせん 「地頭じとう職しょく」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

じとう‐しき〔ヂトウ‐〕【地頭じとう▽職しょく】

地頭じとうとしての職務しょくむおよびそれに付随ふずいした権利けんり・得分とくぶん。

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精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「地頭じとう職しょく」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

じとう‐しきヂトウ‥【地頭じとう職しょく】

  1. 〘 名詞めいし 〙 地頭じとう②③④、また、その地頭じとうとしての権利けんり、得分とくぶんをいう。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「是ぜ当とう国くに沼田ぬまた御厨みくりや者しゃ、畠山はたけやま二郎重忠所領地頭職也」(出典しゅってん：吾妻あづま鏡きょう‐文治ぶんじ三さん年ねん（1187）六ろく月がつ二に九きゅう日にち)

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山川やまかわ 日本にっぽん史し小しょう辞典じてん 改訂かいてい新版しんぱん 「地頭じとう職しょく」の解説かいせつ

地頭じとう職しょく
じとうしき

荘園しょうえんや郷さと・保ほなど一定いっていの領域りょういきに対たいし，土地とち管理かんり・徴税ちょうぜい・治安ちあん維持いじの権利けんり・義務ぎむを行使こうしし，同時どうじにしかるべき収入しゅうにゅうを保障ほしょうされた地位ちい。のち，この地位ちいにともなう権利けんり・得分とくぶんも意味いみするようになった。平たいら氏し政権せいけん時代じだいに先例せんれいがあるが，鎌倉かまくら幕府ばくふは朝廷ちょうてい公認こうにんのもと，御家人ごけにんを全国ぜんこく各所かくしょの地頭じとう職しょくに任命にんめい。彼かれらは荘園しょうえん領主りょうしゅ側がわ諸しょ職しょくと競合きょうごう・対立たいりつしつつ，荘園しょうえん制せい的てき秩序ちつじょを変質へんしつさせていく。

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百科ひゃっか事典じてんマイペディア 「地頭じとう職しょく」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

地頭じとう職しょく【じとうしき】

→地頭じとう

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旺文社おうぶんしゃ日本にっぽん史し事典じてん 三さん訂てい版ばん 「地頭じとう職しょく」の解説かいせつ

地頭じとう職しょく
じとうしき

地頭じとうとしての職権しょっけんとそれに付随ふずいする得分とくぶんの権利けんりをいう。

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世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん（旧版きゅうばん）内うちの地頭じとう職しょくの言及げんきゅう

【職しょく】より

…下司げす職しょくのような下位かいの職しょくに補任ほにんされた者ものは，上位じょうい者しゃに対たいして，その職務しょくむを忠実ちゅうじつに履行りこうする義務ぎむは負おうが，それは封建ほうけん的てき従者じゅうしゃとなったことを意味いみせず，したがって上位じょうい者しゃに対たいし軍役ぐんえき奉仕ほうし義務ぎむを賦課ふかされることはなく，またその上位じょうい者しゃとは別人べつじんと封建ほうけん的てき主従しゅうじゅう関係かんけいを結むすぶこともありえた。ただ鎌倉かまくら幕府ばくふの成立せいりつとともに新あらたに源みなもと頼朝よりともの申請しんせいにより設置せっちが勅許ちょっきょされ，頼朝よりともが全国ぜんこくにわたるそれの補任ほにん権けんを一括いっかつして獲得かくとくした地頭じとう職しょくは，頼朝よりともがその家人かじんに対たいし，主従しゅうじゅう制せいを前提ぜんていとして宛あて行おこなうものであって，これは封建ほうけん的てき知行ちぎょうの対象たいしょうであった。その意味いみで，荘園しょうえん公こう領りょう制せい的てき職しょくの秩序ちつじょは，地頭じとう職しょくの設置せっちによって大おおきく性格せいかくを変かえたのである。…

※「地頭じとう職しょく」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつの一部いちぶを掲載けいさいしています。

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