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外典(ガイテン)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

外典げてん（読よみ）ガイテン

デジタル大辞泉だいじせん 「外典げてん」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

がい‐てん〔グワイ‐〕【外典げてん】

１ キリスト教きりすときょうで、聖書せいしょ正せい典てんに含ふくまれていないが重要じゅうようである文書ぶんしょ。アポクリファ。
２ ⇒げてん（外典げてん）

げ‐てん【外典げてん】

《古ふるくは「げでん」》仏語ふつご。仏教ぶっきょう以外いがいの書籍しょせき。外そと書しょげしょ。⇔内典ないてん。

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精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「外典げてん」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

げ‐てん【外典げてん】

  1. 〘 名詞めいし 〙 ( 古ふるくは「げでん」 ) 仏語ふつご。外道げどうの書しょ。世間せけんに行おこなわれる仏教ぶっきょう以外いがいの典籍てんせき。日本にっぽんでは、主しゅとして儒学じゅがくの教典きょうてんをさす。外そと書しょ(げしょ)。⇔内典ないてん。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「従したがえレ師し遊学ゆうがく十じゅう有余ゆうよ年ねん、既すんで通どおり二に内うち経けい一いち、亦また解かい二に外典げてん一いち」(出典しゅってん：家伝かでん（760頃ごろ）上じょう)
    2. [その他たの文献ぶんけん]〔大だい毘婆沙すな論ろん‐二に〕

と‐つ‐ふみ【外典げてん】

  1. 〘 名詞めいし 〙 仏教ぶっきょう以外いがいの教おしえを説とく書籍しょせき。特とくに儒教じゅきょうの経典きょうてん。げてん。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「且内つ教きょう(のり)を高麗こうらい僧そう恵めぐみ慈に習ひ、外典げてん(トツフミ)を博士はかせ覚さとし哿に学まなびたまふ」(出典しゅってん：日本書紀にほんしょき（720）推古元年がんねん四よん月がつ（岩崎いわさき本ほん訓くん）)

がい‐てんグヮイ‥【外典げてん】

  1. 〘 名詞めいし 〙
  2. ① キリスト教きりすときょうで、聖書せいしょ正せい典てんに近ちかい関係かんけいがあり、有益ゆうえきであるが、正せい典てんと区別くべつされる文書ぶんしょ。旧約きゅうやく外典げてん、新約しんやく外典げてんの二に種しゅがある。アポクリファ。
  3. ② ⇒げてん（外典げてん）

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百科ひゃっか事典じてんマイペディア 「外典げてん」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

外典げてん【がいてん】

ギリシア語ごアポクリファ（アポクリュファ）apokryphaの訳わけ。聖書せいしょの〈正せい典てん〉から外はずされている文書ぶんしょの総称そうしょうで，旧約きゅうやく外典げてん・偽にせ典てんと新約しんやく外典げてんを含ふくむ。カトリック，プロテスタント，東方とうほう正教会せいきょうかいで分類ぶんるいには違ちがいがあるが，いずれもキリスト教きりすときょう形成けいせい史しの重要じゅうよう史料しりょう。→聖書せいしょ
→関連かんれん項目こうもくカノン

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普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり 「外典げてん」の読よみ・字形じけい・画数かくすう・意味いみ

【外典げてん】がいてん

儒家じゅかの書しょ。

字じ通どおり「外そと」の項目こうもくを見みる。

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日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ) 「外典げてん」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

外典げてん
げてん

→内典ないてん・外典げてん

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世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん（旧版きゅうばん）内うちの外典げてんの言及げんきゅう

【聖書せいしょ】より

…しかしヘブライ原典げんてんの章節しょうせつと近代きんだい語ご訳やく聖書せいしょの章節しょうせつは一部いちぶにずれがある。【並木なみき 浩一こういち】
【聖書せいしょの外典げてんと偽にせ典てん】

［旧約きゅうやく外典げてん･偽にせ典てん］
　〈外典げてん(アポクリファ)〉の原語げんごapokrypha(アポクリュファ)は〈隠かくされたもの〉を意味いみするギリシア語ごである。この言葉ことばは，〈秘ひ義ぎ的てきな教おしえを記しるしているゆえに特定とくていの集団しゅうだんの外部がいぶに対たいして隠かくされるべき書物しょもつ〉という意味いみでも用もちいられたが，やがて〈異端いたん的てき内容ないようのゆえに排除はいじょされ隠かくされるべき書物しょもつ〉という意味いみをもつに至いたった。…

※「外典げてん」について言及げんきゅうしている用語ようご解説かいせつの一部いちぶを掲載けいさいしています。

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