天涯(テンガイ)とは？意味や使い方

デジタル大辞泉だいじせん「天涯てんがい」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

１空そらのはて。
「彗星すいせいが―から来きたって」〈魯庵・社会しゃかい百面相ひゃくめんそう〉
２故郷こきょうを遠とおく離はなれた地ち。
「如何いかに―の遊子ゆうしたる予よ自身じしんを憫みしか」〈芥川あくたがわ・開化かいかの殺人さつじん〉

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〘名詞めいし〙 空そらのはて。空そらのかぎり。また、きわめて遠とおいところ。故郷こきょうを遠とおく離はなれた土地とち。異郷いきょう。
1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「天涯てんがい千せん万まん里り、一去更無遷」(出典しゅってん：文ぶん華はな秀麗しゅうれい集しゅう（818）中ちゅう・王おう昭あきら君くん〈嵯峨天皇さがてんのう〉)
2. 「留とまるは末すえを思おもひやりて泪なみだを天涯てんがい(ガイ)の雨あめに添ふ」(出典しゅってん：太平たいへい記き（１４Ｃ後ご）二に〇)
3. [その他たの文献ぶんけん]〔論ろん衡‐率りつ性せい〕

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極ごく遠とおの地ち。唐とう・杜もり甫はじめ〔野望やぼう〕詩し　

弟おとうと

つ　天涯てんがい、涕

(ているい)、一身いっしん遙はるかなり

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