デジタル大辞泉だいじせん 「天てん路ろ」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご あま‐じ〔‐ぢ〕【天てん路ろ/天てん▽道みち】 1 天上てんじょうにあるという道みち。また、天てんへ昇のぼって行いく道みち。「夕星ゆうずつゆふつづも通つうふ―をいつまでか仰あおぎて待まてたむ月つき人じんをとこ」〈万まん・二に〇一いち〇〉2 仏教ぶっきょうでいう六道ろくどうの一いち。天上てんじょうにあるとされる世界せかい。天上てんじょう界かい。また、天上てんじょう界かいへ通つうじる道みち。「布施ふせ置おきて我わがあれは乞ひ祷いのりのむあざむかず直じきただに率りつゐ行いきて―知しらしめ」〈万まん・九きゅう〇六ろく〉 出典しゅってん 小学館しょうがくかんデジタル大辞泉だいじせんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「天てん路ろ」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご あま‐じ‥ぢ【天てん路ろ】 〘 名詞めいし 〙① 天てんへ行いく道みち。天てんにのぼる道みち。[初出しょしゅつの実例じつれい]「ひさかたの阿おもね麻あさ遅おそ(アマヂ)は遠とおしなほなほに家いえに帰かえりて業ぎょう(なり)を為ため(し)まさに」(出典しゅってん:万葉集まんようしゅう(8C後ご)五ご・八はち〇一いち)② 天上てんじょうにあると考かんがえられる道みち。天上てんじょうの道みち。[初出しょしゅつの実例じつれい]「夕星ゆうずつ(ゆふつづ)も通つうふ天道てんとう(あまぢ)を何なん時じまでか仰あおぎて待まてたむ月がつ人じん壮たけし(つきひとをとこ)」(出典しゅってん:万葉集まんようしゅう(8C後ご)一いち〇・二に〇一いち〇)③ 仏教ぶっきょうでいう、六道ろくどうの一ひとつ。天上てんじょうにあると考かんがえられる世界せかい。天てん趣おもむき。天道てんとう。[初出しょしゅつの実例じつれい]「布施ふせ置おきてあれは乞ひ祷いのり(の)むあざむかず直じきに率ひきい去ざ(ゐゆ)きて阿おもね麻あさ治ち(アマヂ)知しらしめ」(出典しゅってん:万葉集まんようしゅう(8C後ご)五ご・九きゅう〇六ろく)④ 空そらにある道みち。鳥とりや月つき・日にちなどの通とおる道みち。空そら。[初出しょしゅつの実例じつれい]「声こえ今いまさらにはつかなる、雁かりがねの帰かえり行いく、天てん路ろを聞きけば懐なつかしや」(出典しゅってん:車屋くるまや本ほん謡曲ようきょく・羽衣はごろも(1540頃ごろ)) 出典しゅってん 精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてんについて 情報じょうほう | 凡例はんれい
普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり 「天てん路ろ」の読よみ・字形じけい・画数かくすう・意味いみ 【天てん路ろ】てんろ 空そら高たかくゆく。唐とう・王おう維〔双黄そうおう歌うた、送別そうべつ〕詩し 天てん路ろ來らい(きた)る、雙そう(さうくわうこく) 雲上うんじょうを飛とび、水上すいじょうに宿しゅくす を撫ぶして和やわ鳴なかし、族ぞくを整せいふ字じ通どおり「天てん」の項目こうもくを見みる。 出典しゅってん 平凡社へいぼんしゃ「普及ふきゅう版ばん 字じ通どおり」普及ふきゅう版ばん 字じ通どおりについて 情報じょうほう
デジタル大辞泉だいじせんプラス 「天てん路ろ」の解説かいせつ 天てん路ろ リービ英雄えいゆうの小説しょうせつ。2021年ねん刊行かんこう。同年どうねん、第だい74回かい野間のま文芸ぶんげい賞しょう受賞じゅしょう。 出典しゅってん 小学館しょうがくかんデジタル大辞泉だいじせんプラスについて 情報じょうほう