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峰(ホウ)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

峰みね（読よみ）ホウ

デジタル大辞泉だいじせん 「峰みね」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

ほう【峰みね】［漢字かんじ項目こうもく］

［常用漢字じょうようかんじ］　［音おと］ホウ（漢かん）　フ（呉ご）　［訓くん］みね
高たかい山やま。「危峰・群峰ぐんぽう・孤こ峰ほう・高峰こうほう・主峰しゅほう・秀峰しゅうほう・名めい峰みね・雄ゆう峰ほう・霊峰れいほう・連峰れんぽう」
[補ほ説せつ]「峯みね」は異体いたい字じ・人名じんめい用よう漢字かんじ。
［名なのり］お・たか・たかし・ね
［難読なんどく］入いれ峰ほうにゅうぶ

み‐ね【峰みね／×峯みね／×嶺みね】

《「み」は接頭せっとう語ご。「ね」は山やまの頂いただき。山やまを神域しんいきとみていう語かたり》
１ 山やまの頂上ちょうじょう。山頂さんちょう。ね。「そびえ立たつ―」
２ 物ものの高たかくなっている所ところ。「雲くもの―」
３ 刀剣とうけん・刃物はものの背せ。棟むねむね。「包丁ほうちょうの―でたたく」
４ 櫛くしくしの背せ。
５ 烏帽子えぼしえぼしの頂上ちょうじょう。
[類語るいご]（1）（2）頂いただき・頂上ちょうじょう・山頂さんちょう・山嶺さんれい・山巓さんてん・天頂てんちょう・てっぺん



お〔を〕【▽峰みね／▽丘おか】

１ 山やまの高たかい所ところ。みね。尾根おね。
「―の上うえに降ふり置おける雪ゆきし風ふうのむたここに散ちるらし春はるにはあれども」〈万まん・一いち八はち三さん八はち〉
２ おか。
「我わが逃にげのぼりし在ざいあり―の榛はしばみはりの木きの枝えだ」〈記き・下した・歌謡かよう〉

ね【▽峰みね／×嶺みね】

山やまの頂上ちょうじょう。みね。「真白まっしろき富士ふじの―」
「高こうき―に雲くもの付つくのす我わがさへに君きみに付つきなな高嶺たかねと思おもえもひて」〈万まん・三さん五ご一いち四よん〉

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精選せいせん版ばん 日本にっぽん国語こくご大だい辞典じてん 「峰みね」の意味いみ・読よみ・例文れいぶん・類語るいご

み‐ね【峰みね・峯みね・嶺みね】

  1. 〘 名詞めいし 〙 ( 「み」は接頭せっとう語ご )
  2. ① 山やまのいただき。山やまの頂上ちょうじょうのとがったところ。ね。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「重じゅう(かさな)れる巘(ミネ)に凌しのげ(のほ)り長なが(ひろはら)に赴(ゆ)く」(出典しゅってん：日本書紀にほんしょき（720）雄略ゆうりゃく二に年ねん一いち〇月がつ（前田まえだ本ほん訓くん）)
  3. ② 物ものの高たかくなっている部分ぶぶん。高こうくもり上あがっているところ。また、波形はけいの高たかくなっている部分ぶぶん。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「耳みみのはた、鼻はなのみね」(出典しゅってん：宇津うつ保たもつ物語ものがたり（970‐999頃ごろ）俊しゅん蔭かげ)
  4. ③ 片刃かたはの刃物はものの刃はの反対はんたい側がわの厚あつい部分ぶぶん。刀剣とうけん・刃物はものなどの背せ。刀かたな背せ。むね。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「指ゆび無む瘡かさ、被ひ撃げき刀がたな峰ほう処しょ見み候こう者しゃ」(出典しゅってん：後こう二に条じょう師し通どおり記き‐寛治かんじ四よん年ねん（1090）一いち二に月がつ一いち一いち日にち)
  5. ④ 烏帽子えぼし(えぼし)の頂上ちょうじょうの称しょう。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「烏帽子えぼしは〈略りゃく〉形かたちち竪たてざま長ながくしてえぼしの頂いただきを峯みねといふ」(出典しゅってん：古今ここん要覧ようらん稿こう（1821‐42）二に三さん八はち)
  6. ⑤ 櫛くし(くし)の背せ。
  7. ⑥ 建築けんちくで、隅木すみき(すみぎ)などの上面うわつらの稜りょう(りょう)をいう。

おを【峰みね・丘おか】

  1. 〘 名詞めいし 〙 山やまの高たかい所ところ。みね。おね。⇔谷だに。
    1. [初出しょしゅつの実例じつれい]「木きの暗くられの繁しげき乎(ヲ)の上じょう(へ)をほととぎす鳴なきて越えつゆなり今いましくらしも」(出典しゅってん：万葉集まんようしゅう（８Ｃ後ご）二に〇・四よん三さん〇五ご)

峰みねの補助ほじょ注記ちゅうき

「おか（丘おか）」「おのえ（尾上おのえ）」の「お」も同おなじであろう。

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日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ(ニッポニカ) 「峰みね」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

峰みね
みね

長崎ながさき県けん上うえ県けん(かみあがた)郡ぐんにあった旧きゅう町名ちょうめい（峰みね町まち(ちょう)）。現在げんざいは対馬つしま市し(つしまし)峰みね町まち(まち)地区ちく。旧きゅう峰みね町まちは1976年ねん（昭和しょうわ51）町制ちょうせい施行しこう。2004年ねん（平成へいせい16）厳原いずはら(いづはら)、美津島みつしま(みつしま)、豊玉とよたま(とよたま)、上うえ県けん、上対馬かみつしまの5町まちと合併がっぺい、市制しせい施行しこうして対馬つしま市しとなる。旧きゅう峰みね町まちは、対馬つしまの中央ちゅうおう部ぶに位置いちし、国道こくどう382号ごうが通つうじる。西海岸にしかいがんの三根みね(みね)川かわの河口かこうに主しゅ邑(しゅゆう)三根みねがあり、付近ふきんに対馬つしま藩主はんしゅ宗そう氏しによる干拓かんたく地ち「殿様とのさま田でん(とのさまだ)」があるが、地域ちいき内ないの水田すいでんは80ヘクタール余あまりにすぎない。全ぜん面積めんせきの90％は林野りんやで、植林しょくりんが進すすみシイタケ栽培さいばいが行おこなわれている。コウライキジ、ツシマジカが生息せいそくし、ツシマジカの放牧ほうぼく場じょうがある。商業しょうぎょうは「本戸ほんど(ほんこ)」の多おおい西海岸にしかいがんより、むしろ「分家ぶんけ(ぶんけ)」や「寄留きりゅう(きりゅう)」の多おおかった東海岸ひがしかいがんの志多賀したか(したか)や佐賀さが(さか)で盛さかんである。海岸かいがん部ぶにはイカの一本釣いっぽんづりを主おもとする漁村ぎょそんが散在さんざいするが、志多賀したか・佐賀さが・櫛くし(くし)の東海岸ひがしかいがんにとくに盛さかんである。西海岸にしかいがんの青海あおみ(おおみ)と木坂きさかの間あいだには豊玉とよたま姫ひめ(とよたまひめ)を祀まつ(まつ)る式内しきない大社たいしゃ、海神わたつみ神社じんじゃ(わたつみじんじゃ)（俗称ぞくしょうかいじん）がある。対馬つしまの一宮いちのみや(いちのみや)で異国いこく降伏ごうぶく・皇国こうこく守護しゅごの国境こっきょうの神社じんじゃとされ、また海うみの守護神しゅごじんとして漁民ぎょみんの信仰しんこうを集あつめている。同どう神社じんじゃの銅どう造づくり如来にょらい(にょらい)立像りつぞうは国くに指定してい重要じゅうよう文化財ぶんかざいである。

［石井いしい泰やすし義よし］

『『峰みね町まち誌し』（1993・峰みね町まち）』

[参照さんしょう項目こうもく] | 厳原いずはら | 上県かみあがた | 上対馬かみつしま | 対馬つしま | 対馬つしま（市し） | 豊玉とよたま | 美津島みつしま | 海神わたつみ神社じんじゃ

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改訂かいてい新版しんぱん　世界せかい大だい百科ひゃっか事典じてん 「峰みね」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

峰みね［温泉おんせん］ (みね)

静岡しずおか県けん伊豆半島いずはんとう南東なんとう部ぶ，賀茂かも郡ぐん河津かわづ町まちにある温泉おんせん。単純たんじゅん泉いずみ，弱じゃく食塩しょくえん泉いずみ，100℃。河津かわづ浜はまから河津川かわづがわ沿ぞいに約やく2km上のぼったところに位置いちし，今井いまい浜はま，谷津たにつ，湯ゆヶ野の，七滝ななたき（ななだる）などの温泉おんせんとともに河津かわづ温泉郷おんせんきょうを形成けいせいしている。8世紀せいきごろに発見はっけんされ，古ふるくは縹はなだ（はなだ）湯ゆと呼よばれた。1926年ねんの掘削くっさくによって約やく30mの大だい噴湯が得えられ一躍いちやく有名ゆうめいになった。源泉げんせん数すうは37，湧出ゆうしゅつ量りょうは毎まい分ぶん1万まん8000lと豊富ほうふ。温泉おんせん周辺しゅうへんにはミカン畑はたけが広ひろがり，温泉おんせん熱ねつを利用りようしたカーネーションなどの花卉かき栽培さいばいも盛さかん。付近ふきんには天城山あまぎさん，八丁池はっちょういけや新町しんまちの大だいソテツ（天てん）などがあり，登山とざんや散策さんさくに適てきし，避暑ひしょ地ちとしても知しられる。伊豆急行いずきゅうこう河津かわづ駅えきからバスが通つうじる。
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峰みね (みね)

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ブリタニカ国際こくさい大だい百科ひゃっか事典じてん 小しょう項目こうもく事典じてん 「峰みね」の意味いみ・わかりやすい解説かいせつ

峰みね
みね

長崎ながさき県けん，対馬つしま中ちゅう北部ほくぶを占しめる地域ちいき。旧きゅう町名ちょうめい。 1976年ねん町制ちょうせい。 2004年ねん3月がつ厳原いずはら，上うえ県けん，上対馬かみつしま，豊玉とよたま，美津島みつしまの5町まちと合併がっぺいして対馬つしま市しとなった。朝鮮ちょうせん海峡かいきょうに面めんする西岸せいがんから内陸ないりくにかけては農業のうぎょう，対馬海峡つしまかいきょうに面めんする東岸とうがんは漁業ぎょぎょうを中心ちゅうしんとする。西岸せいがんの三根みねは米作べいさくと畜産ちくさんの中心ちゅうしん地ち。東岸とうがんの佐賀さがは宗そう氏し開府かいふの地ちで，漁業ぎょぎょうの中心ちゅうしん地ち。その北方ほっぽうの志多賀したかには佐賀さが開府かいふ以前いぜん一いち時じ宗そう氏しの居館きょかんがおかれた。漁業ぎょぎょうはイカ一本釣いっぽんづりが中心ちゅうしん。内陸ないりくはかつて木炭もくたん産地さんちとして知しられたが，現在げんざいでは林業りんぎょうの中心ちゅうしんは造林ぞうりんとシイタケ栽培さいばいに代かわっている。コウライキジ，ツシマジカの生息せいそく地ち。町まち域いき中央ちゅうおうを国道こくどう 382号線ごうせんが通つうじる。

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［日本酒にほんしゅ・本格ほんかく焼酎しょうちゅう・泡盛あわもり］銘柄めいがらコレクション 「峰みね」の解説かいせつ

みね【峰みね】

三重みえの米べい焼酎しょうちゅう。伊賀いが産さんの米こめを鈴鹿すずか山系さんけいの伏流ふくりゅう水すいを用もちいて仕込しこむ。原料げんりょうは米べい、米べい麹こうじ。アルコール度数どすう25％。蔵元くらもとの「森本もりもと仙せん右みぎ衛門えもん商店しょうてん」は弘ひろし化か元年がんねん(1844)創業そうぎょう。清酒せいしゅ「黒松くろまつ翁おう」の醸造じょうぞう元もと。酒造しゅぞう場じょうの所在地しょざいちは伊賀いが市し上野うえの福居ふくい町まち。

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事典じてん・日本にっぽんの観光かんこう資源しげん 「峰みね」の解説かいせつ

峰みね

(宮崎みやざき県けん東臼杵ひがしうすき郡ぐん美郷みさと町まち)
「美うつくしい日本にっぽんのむら景観けいかん100選せん」指定していの観光かんこう名所めいしょ。

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岩石がんせき学がく辞典じてん 「峰みね」の解説かいせつ

峰みね

リップル部分ぶぶんで，リップルの高たかさの上うえ半分はんぶん［Allen : 1968］．

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