東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう（読よみ）とうきょうろくだいがくやきゅう（英語えいご表記ひょうき）TOKYO BIG6 BASEBALL LEAGUE

慶応けいおう，早稲田わせだ，明治めいじ，法政ほうせい，立教りっきょう，東京とうきょうの6大学だいがくによって春秋しゅんじゅう2回かい行おこなわれる野球やきゅうリーグ戦せん。1903年ねんの秋あき，早稲田わせだと慶応けいおうの対校たいこう戦せんが行おこなわれ，翌年よくねんには当時とうじのスポーツ界かいのリーダー格かくだった第一高等学校だいちこうとうがっこうを早慶そうけい両校りょうこうがあいついで破やぶって名実めいじつともに人気にんきの中心ちゅうしんとなった。05年ねんには早稲田わせだが日本にっぽんチームとして初はじめてアメリカへ遠征えんせいした。しかし，06年ねん秋あきに早慶そうけい戦せんは応援おうえん団だんの不祥事ふしょうじを懸念けねんした慶大けいだい側がわの申さる出でにより中止ちゅうしされた。14年ねん秋あきには早稲田わせだ，慶応けいおうに明治めいじを加くわえた三さん大学だいがくリーグが成立せいりつ，六ろく大学だいがくリーグの原点げんてんとなった。ただし早慶そうけいの組合くみあわせによる試合しあいは行おこなわれなかった。その後ご，17年ねんに法政ほうせい，21年ねんに立教りっきょうが加盟かめいして五ご大学だいがくリーグとなり，25年ねん秋あきには東京とうきょう帝国ていこく大だいが加くわわって東京とうきょう六ろく大学だいがく野球やきゅう連盟れんめいが成立せいりつ，早慶そうけい両校りょうこうも不戦ふせん問題もんだいを解決かいけつしてリーグ戦せんが行おこなわれるようになった。26年ねん明治めいじ神宮じんぐう外苑がいえん野球やきゅう場じょうが完成かんせいし，以後いごここを会場かいじょうとした六ろく大学だいがくリーグは日本にっぽん野球やきゅう界かいの発展はってん，普及ふきゅうに大おおきく貢献こうけんした。
→大学だいがく野球やきゅう
執筆しっぴつ者しゃ：岡本おかもと 彰あきら