☆homin小説しょうせつ チャユノの部屋へや☆

こんにちは。

管理人かんりにんのチャユノです。

東方とうほう神しん起おこりが大好だいすきです。

素敵すてきなホミン小説しょうせつ、たくさんありますよね。
全まったくの素人しろうとですが、自分じぶんでも書かいてみたくなりました。


東方とうほう神しん起おこりが好すきで、BLの意味いみのわかる方ほう、
あくまで妄想もうそうの世界せかいと理解りかいしてくれる方ほうのみ、
よかったら覗のぞいて下ください。



（18歳さい未満みまんの方ほうはお帰かえり下ください）


※画像がぞうは全すべてお借かりしています。
ありがとうございます。

































にほんブログ村むら

今日きょうはユンホ君くんの
20歳さいのバースデー。

僕ぼくはこの日ひを
とても楽たのしみにしていた。

それと言いうのも
僕ぼくはとてもお酒さけが好すき。
でも恋人こいびとのユンホ君くんはまだ未成年みせいねんで
これまで
一緒いっしょに飲のむ事ことが出来できずにいたから。





やっとふたりで飲のむ事ことができる。




ユンホ君くん、飲のんだらどんな風ふうになるのかな？
本人ほんにんも予想よそう出来できないみたい。
人生じんせいで一いち度ども一いち口くちだって
飲のんだ事ことないって言いってた。

真面目まじめで硬派こうはだもんね。

ふふ。

本当ほんとうに楽たのしみ。



それで


今日きょうからユンホ君くんは成人せいじんだし
特別とくべつにホテルを予約よやくして
ゆっくり過すごす事ことにしたんだ。


それが僕ぼくからのプレゼント。

もちろんプレゼントはそれだけじゃなくて
ユンホ君くんに似合にあいそうな
マフラーも用意よういした。

気きに入いってくれるといいな。




おいをする場所ばしょはお台場だいばの
ベイサイドホテル。

そう。

そのホテルはユンホ君くんと
初はじめて身体しんたいを重かさねた場所ばしょ。


部屋へやもあの日ひと同おなじ。





そして

その部屋へやで



僕ぼくは先さきにチェックインして
ユンホ君くんを待まっているんだけど



トクン


トクン





あの日ひの事ことを思おもい出だすと
今いまでもドキドキしてしまう。





あの日ひの初はじめてのキス。





…、ううん。
正確せいかくにはユンホ君くんの高校こうこうの学園がくえん祭さいの
視聴覚しちょうかく室しつで

足あしがもつれて転ころんで
唇くちびると唇くちびるが触ふれてしまったのが


ファーストキス。


…、あの瞬間しゅんかん
あまりにびっくりして
そのキスの事ことは何なにもなかった事ことに
してしまった。


だって


事故じこで触ふれてしまったとは言いえ
好すきだった相手あいてと唇くちびるが触ふれて。


動揺どうようしてしまって
どうしていいかわからなくて
冗談じょうだんにする事こともできなくて。





…、



僕ぼくはこの見みた目めのせいで
いろいろ経験けいけんがあると思おもわれていた。
実際じっさいはそんな事ことはないのに。


24歳さいにして初はじめての…。


…、

でもやっぱり視聴覚しちょうかくでのあれは
キスじゃなかったよね。



このホテル、この部屋へやで
唇くちびるを重かさねたのが初はつ。






それはユンホ君くんも同おなじ。







もちろんその日ひまで僕ぼくは
ユンホ君くんはどう見みても女おんなの子こにモテそうで
僕ぼくと知しり合あう前まえに何人なんにんもの綺麗きれいな子こと
付つき合あってたんだろうって思おもっていたし



ユンホ君くんには好すきな人ひとが
いるって聞きいた時ときは
本当ほんとうにショックで
その相手あいてが羨うらやましくて
どうしようもなくて苦くるしくて。





だけど


ユンホ君くんも

僕ぼくの事ことが好すきで



僕ぼくの事ことが初恋はつこいだったんだ。











お互たがいの気持きもちが通つうじ合あった
あの日ひの事ことは忘わすれない。











それにしても
ユンホ君くんと付つき合あう様ようになって
大分だいぶ経たつけどユンホ君くんは
この頃ころ少すこしうるさくなったかな。


この前まえだって
サッカーの試合しあいを応援おうえんに行いった日ひ

試合しあいが終おわったと同時どうじに
僕ぼくの元もとへと走はしってきたと思おもったら

僕ぼくの耳元みみもとで

「チャンミン、
もう帰かえって。」

「え？」

「さっきから
写真しゃしん撮とられまくってるの
気きがつかないの？」

不機嫌ふきげんにそんな台詞せりふを言いって
とにかく帰かえってって。





仕方しかたなく帰かえったけど
人ひとのこと言いえないと思おもう。

ユンホ君くんの方ほうがよっぽど
写真しゃしんを撮とられてる。




一いち年ねんの秋あきに
レギュラーになってから
試合しあいに毎回まいかい出場しゅつじょうする事ことになって
あのビジュアルだからあっという間まに
アイドル並なみの人気にんきになってしまって。

女性じょせいファッション雑誌ざっしの
イマドキのモテ大学生だいがくせいコーナーにまで
載のったくせに。

そのせいで
ユンホ君くんのバイト先さきのレストランには
ユンホ君くんのファンでいっぱい。






そのくせ僕ぼくが
店長てんちょうさんと少すこし話はなすだけで
不ふ機嫌きげんになるんだから。


「チャンミンさ、
いい加減かげん色気いろけ振ふりまくの
やめてくんない？
チャンミンが店長てんちょうと話はなしてると
仕事しごとに集中しゅうちゅうできない。」







色気いろけなんて振ふりまいて
ないのに。


プリプリ怒おこっちゃって。



…、まあでも
店長てんちょうさんが僕ぼくの事ことを
まだ諦あきらめれずにいるからそれは
少すこし困こまってるんだけれど。




もう一ひとつ困こまってるのが
ユンホ君くんとキュヒュナの仲なか。


僕ぼくとユンホ君くんが付つき合あう事ことになって
キュヒュナはもちろん喜よろこんでくれた。


そんなキュヒュナは
ちょっと性格せいかくが歪いがんでるところがあって

「やっぱり俺おれの言いう通とおり
ユンホ君くんはチャンミンの事こと
好すきだっただろ？

チャンミンからユンホ君くんの話はなしを
聞きいてた時ときも
ユンホ君くんはチャンミンの事ことが
好すきなんじゃないかって思おもってたし

初はじめてユンホ君くんに会あった時ときに
俺おれは直感ちょっかんしたね。

ユンホ君くんはチャンミンの事こと好すきだってさ。

チャンミンの事こと
切せつななーい目めで見みてたし。
捨すてられた仔犬こいぬみたいにさー。

でさ、俺おれがチャンミンと仲良なかよくすると
面白おもしろくなさそうな顔かおして。
泣なきそうな顔かおしちゃって。


それがおかしくて
からかいたくなるんだよね。」





そんな台詞せりふを言いっていて

今いまでもたまに3人にんで会あうと

わざと僕ぼくと仲なかがよさそうにする。





…、本当ほんとうやめて欲ほしい。







その後ご

ユンホ君くんは嫉妬しっとで
僕ぼくの事ことを強つよく抱いだくんだから…。


…、ついこの間あいだも
そうだったんだ。




ユンホ君くんは僕ぼくを朝あさまで離はなさなくて



次つぎの日ひ
キスマークが首くびに残のこって
隠かくすのに大変たいへんだったんだから…。






と


そんな事ことを考かんがえていると不意ふいに




インターフォンの音おとがして
急いそいでドアに向むかって


扉とびらを開あけると
そこには笑顔えがおの


僕ぼくの大好だいすきで大切たいせつな人ひと


ユンホ君くんが





「遅おそくなってごめん。
待まった？」

「ううん。
僕ぼくも今いまさっき来きたところ。

…、ふふ。
鼻はな真まっ赤か。

寒さむかった？」

「うん。
超ちょう寒さむかったから温あたためて。」

そう言いって
僕ぼくを引ひき寄よせていきなりのキス。


「…っん…、。」



そうしたかと思おもうと
今度こんどは僕ぼくの手てをひいて
部屋へやの中なかへと入はいって

そのままベッドへと僕ぼくを押おし倒たおす。






「…、ちょっ、待まってユンホ君くんっ。
誕生たんじょう日びのおいが先さきでしょ？

ルームサービス頼たのもうよ？
お腹なか空あいてるでしょ？
そ、それにお酒さけっ。
やっとお酒さけ飲のめるんだよ？」

「…、ん。そうだけど

お酒さけより
先さきに抱いだかせて。
もう、無理むり。
我慢がまんしてたんだ。」



ユンホ君くんは
ダッフルコートを脱ぬぎ捨すてた後のち
慣なれた手てつきで僕ぼくの服ふくも脱ぬがしにかかる。



実じつは僕ぼくはこのところ仕事しごとがずっと忙いそがしくて
週末しゅうまつも出張しゅっちょうに泊とまりで行おこなったりして
ユンホ君くんとゆっくり過すごす事ことができなくて
我慢がまんをさせていた。





それは今日きょう2月がつ6日にちの為ために
残業ざんぎょうで帰かえりが遅おそくならないように
頑張がんばっていたからなんだけれど…。




だってやっと一緒いっしょに
お酒さけを飲のめる日ひなんだよ。




シャンパンで乾杯かんぱいしたかったのに。





それなのに





ユンホ君くんは止とまらなくて。







「…んー…、んんっ。…ん、、
っ、……やっ…、んっ…。」



…もう。




ムードないんだからっ…、




でも


いい。



我慢がまんしてたのはユンホ君くんだけじゃない。






僕ぼくも抱いだかれたかった。


シャンパンは後あとでいい…。







それでも




これだけは言いわないと。




そう思おもって

ユンホ君くんのキスから逃のがれて






「ま、待まって。
ユンホ君くんっ。」



「だから、待まてないって言いって…」


切羽詰せっぱつまった様ような顔かおして
僕ぼくを見みつめるユンホ君くんに






「そんなに焦あせらないで。


…、


ユンホ君くん、

20歳さいおめでとう。

これからもずっと僕ぼくのそばに
いてね？


愛あいしてるからね。」




そう告つげて手てを伸のばして
頬ほおをそっと撫なでる。




するとユンホ君くんは


少すこしの間あいだのあと


照てれ臭くさそうに



ひまわりみたいな笑顔えがおになって




「…、ありがとう。
ね、チャンミン覚おぼえてる？

前まえに

"20歳さいのユンホ君くんの誕生たんじょう日びは
一緒いっしょにお酒さけ飲のもうね

約やく束たばね"

そう言いってくれたの。」


僕ぼくの伸のばした手てを
ユンホ君くんはギュッとする。



「え？
…、あ、う、うん。
でも、ユンホ君くんが覚おぼえてくれるとは
思おもわなかった。」


「…、覚おぼえてるよ。

…、あの時とき、俺おれ



未来みらいのその日ひ



チャンミンの恋人こいびととして



隣となりにいれたらいいなって



思おもったんだ。


だから今こんめちゃくちゃ幸しあわせ。


これからも俺おれのそばにいて欲ほしい。

…、チャンミン、



ずっと


チャンミンだけを


愛あいしてるよ。」













それから



僕ぼくとユンホ君くんは



とても幸しあわせで甘あまい





キスをしたんだ。

























♡終おわり♡















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☆あとがき☆



皆みなさん♡こんばんは(*^_^*)
プラトニックのその後ごの二人ふたりは
どうでしたか？
幸しあわせいっぱいでしたね♡



私わたしのお気きに入いりのふたりですは
こんなイメージでした♡








めちゃくちゃイケメンで
女子じょしにモテまくりだけど
ずっと恋人こいびと歴れきナシの硬派こうはなユンホ君くん♡















少すこし強引ごういんなところもあるけど
マシュマロ笑顔えがおの優やさしいチャンミン♡





私わたしのお気きに入いりのふたりです(*^_^*)
皆みなさんにも気きにいって
貰もらえたら嬉うれしいな(*´ωおめが｀*)♡


と、言いう事ことで
改あらためてあとがきです。






先日せんじつも書かきましたが
「プラトニック」を最後さいごまで読よんで下くださって
本当ほんとうにありがとうございました。
途中とちゅう何なん度どもお休やすみしてしまいましたが
こうして最終さいしゅう話ばなしまで
書かけた事ことを嬉うれしく思おもってるし
応援おうえんして下くださった皆みなさんに感謝かんしゃしてます♡

これも先日せんじつ書かきましたが
このお話はなしは" 2人にんとも恋こいが初はじめて"
それを書かきたかったんです。
なんて言いうか、結果けっか、幸しあわせ過すぎる2人ふたりを
書かきたかったって言いうか(*^_^*)
でもお話はなしをスタートしたのが
去年きょねんの11月で最終さいしゅう話ばなしが次つぎの年としの7月がつと
とっても長ながくなってしまい
皆みなさんには本当ほんとうにお待またせしてしまったし
焦じれったい思おもいをさせてしまいましたね。

だけど、本当ほんとうに皆みなさんが
くれたコメントだったり
拍手はくしゅやランキングポチで応援おうえんして貰もらえたから
お話はなしを途中とちゅうでやめてしまう事ことなく
書かき終おえる事ことができました。
いつもお話はなしのユノとチャンミンの
気持きもちになってくれて最後さいごまで読よんで下くださってありがとうございます(*^^*)


その後ごのお話はなしは
初はつのチャンミンsideでした。
チャンミンもユンホ君くんと同おなじ気持きもちだったんです(*^_^*)
なんて読よまれてる皆みなさんは
とっくにわかってましたよね♡
ちなみに、ユンホ君くんに振ふられたお姉ねえさんは
今いまではシウォンと付つき合あってます♡


最終さいしゅう話ばなしへのコメントもありがとうございました*\(^o^)/*
皆みなさんの優やさしいコメントに
嬉うれしい気持きもちでいっぱいです(T ^ T)♡
お返事へんじは落おち着ついたらするので
もう少すこし待まっていてくださいね。

あ♡ SMTの生なまユノは息いきが止とまるほど
最高さいこうにかっこいいモンスターでした。
ますますチャンミンのお帰かえりが楽たのしみです(*^_^*)




そして、



今後こんごなのですが…、
書がき途中とちゅうの
「初はじめての恋こい～トライアングル～」（これは長編ちょうへんです。）
それと、拍手はくしゅ20万まんのお礼れいに
「愛あいをもっと」の続編ぞくへんの
（こちらは短みじかめのお話はなしです。）

このふたつを書かきたいと
思おもってはいるのですが…、

書がき途中とちゅうのお話はなしは
最後さいごまで書かかないといけないって
わかってるんだけど
なんとなく…、グルグルと
してしまっていて（ ; ; ）


読よみたいですか？
まだ需要じゅようありますか？




実じつはこのブログは
プラトニックの連載れんさい中ちゅうの2017.4.17に
3周年しゅうねんを迎むかえました。


自分じぶんで書かくお話はなしが一ひとつづつ増ふえていくのが本当ほんとうに嬉うれしくて
どのお話はなししも
自分じぶんなりに一生懸命いっしょうけんめい書かいてきたし、
気きに入いってるし、自分じぶんにとって
大切たいせつな部屋へやなんです。


でも…、
飽あきられる前まえに
皆みなさんが来きてくれるうちに
ブログを辞やめる事ことも考かんがえていて。
それはずっと頭あたまの中なかにあって…。


なので少すこし考かんがえてみますね。


続つづけるにしても辞やめるにしても
その事ことはお知しらせします。


なんて、言いいつつ
チャンミンが帰かえってきて
リアルなホミンを見みたら
書かきたくて堪たまらなくなっちゃうかもしれないけど(^^;;




と、なんだかまとまりもないし
曖昧あいまいですが

今日きょうまで長ながい間あいだ
ありがとうございました(*^_^*)

次つぎの更新こうしんがいつになるか
わかりませんが
もしまたお話はなしを再開さいかいした時ときには
応援おうえんして貰もらえたら嬉うれしいです。



皆みなさんも
毎日まいにち暑あつい日ひが続つづいてるので
体調たいちょうには気きをつけて下くださいね☆彡

元気げんきでいて下くださいね♡






それではまた次つぎの更新こうしんの時ときに(^-^)/







☆チャユノ☆








「ユンホ君くん、大丈夫だいじょうぶ？」
「…、大丈夫だいじょうぶじゃないかも。
フワフワする…。」
「一気いっきに飲のむからだよ。
ほら 、ミネラルウォーター飲のんで？」
「ん…。ありがとう。」
「…、ユンホ君くんにはアルコールは
まだ早はやかったみたいだね。」
「…、そんな事ことないって。」
「ふふ。無理むりしなくていいから。」
「…。なんか、俺おれカッコ悪あく…。」
「…カッコ悪わるくなんてないよ。
お酒さけ弱よわいユンホ君くんも好すきだよ。」
「…、ホント？」
「うん。ホント。」
「…、俺おれもチャンミンが好すき。」

にほんブログ村むら

♡ほんとに終おわり♡

三さん年間ねんかんありがとうございました(*^_^*)

それから俺おれは
チャンミンの手首てくびを掴つかんだまま

ひと気けのない場所ばしょを
無我夢中むがむちゅうで探さがした。

頭あたまの中なかはとにかくチャンミンに
好すきな気持きもちを伝つたえる事ことで
いっぱいで。

だけど春はるのお台場だいばは
俺おれの予想よそうに反はんして平日へいじつとは言いえ

海辺うみべにも
観光かんこう客きゃくやカップルがたくさんいて

チャンミンと二に人にんに
なれる場所ばしょがない。

弱よわったな。家いえに帰かえってから
告白こくはくする？


どうしたらいいのか
迷まよってると


「ま、待まってユンホ君くんっ…、
手て、痛いたいよっ…。」

チャンミンの声こえに
ハッとして立たち止どまる。



「あ…、ごめん。
ごめん。チャンミンっ。
痛いたくしてごめん。」

俺おれは慌あわてて強つよく掴つかんでいた
手てを離はなす事ことはせずに緩ゆるめた。

「…うん…。
…、ね、ユンホ君くん
いきなりどうしたの？

それに店長てんちょうさんとの約束やくそく
破やぶっちゃったけど大丈夫だいじょうぶかな？」


「…店長てんちょうには俺おれから
あやまっておくからいいよ。」



「…、ん。
それより大事だいじな話はなししって何なに？」


「…ここじゃ
言いえない。

どこかふたりきりになれるところ
ないかな。」

「…、ふたりきり？」

「うん。」

俺おれは周まわりをキョロキョロと
見渡みわたすと

「…、ね、じゃあ
またホテル泊とまる？」



「え？」

「…、だって
この辺あたりのホテル
見晴みはらしもよさそうだよ？

…、ねえ。ホテル泊とまろう？
僕ぼく、なんか酔よっちゃったし
疲つかれちゃった。」

チャンミンの甘あまえた様ような顔かお。


…、そりゃ
あれだけ飲のめば酔ようだろ。


それにしても江ノ島えのしまのホテルの時ときといい
平気へいきでホテルに誘さそう相変あいかわらず
俺おれに警戒けいかい心しんのないチャンミンに
少すこし凹へこみながらも

そうか。 ホテルか。
そこなら誰だれにも邪魔じゃまされずに告白こくはくできる。

そうだな。
そうしようと決きめたんだ。



「…、じゃ、ホテル行いこう？
でもごめん。
ホテル代だい、バイトの給料きゅうりょう出でるまで
立たて替かえといて。」

「ふふ？
そんなのいいよ。

…、ね、それより
どこのホテルにする？」







そして

俺おれとチャンミンは

ベイサイドホテルの一室いっしつの前まえに
やってきた。
ルームキーを差さし込こんて
部屋へやを開あけて入はいると
そこには大おおきなベッドがひとつ。

と言いうのも今日きょうはお台場だいばで
イベントをやってるらしく
ツインの部屋へやは全すべて満室まんしつ。

空あいていたのはダブルベッドの
部屋へやのみ。

しかも、スィートルーム。

俺おれは金額きんがくに迷まよったけど
チャンミンがここにしようって言いうし
早はやく二に人にんきりになりたくて
そうしたのはいいんだけど

間接かんせつ照明しょうめいに照てらされた
豪華ごうかな薄暗うすぐらい部屋へやと
クイーンサイズのベッド。


なんか…、



めちゃくちゃ
緊張きんちょうしてきた。





トクン

トクン。


…とりあえず
落おち着つかないと。

まずは水みずでも飲のもう。

「チャンミン、
ミネラルウォーター飲のんで。」

「…、うん。ありがとう。」


冷蔵庫れいぞうこから取とり出だしたペットボトルを
ベッドに腰掛こしかけるチャンミンに渡わたして

俺おれもその隣となりに座すわる。


するとチャンミンが

「はい。
ユンホ君くんも飲のんで。」

そう言いってミネラルウォーターを
俺おれに渡わたしてきたから

俺おれはゴクゴクと飲のみ干ほした。


あまりの緊張きんちょう感かんで
喉のどもカラカラだったみたいで

その緊張きんちょうをときたくて
とりあえずはパーティーでの話はなしをする。




「…、お姉ねえさんにはびっくりしたな。
俺おれがダメならチャンミンって
どんだけ軽かるいんだよな？」


「…ん。そうだね。
でも、なんか羨うらやましかった。」

「え？何なにが？」

「…だってなんの迷まよいもなく
好すきな気持きもちを伝つたえて。」



「…。確たしかにそうだな。」


お姉ねえさんは確たしかに
突拍子とっぴょうしもない告白こくはくだったけど
一いち年ねん以上いじょうも片想かたおもいの俺おれより
よっぽどカッコよかった。


…、ましてや
店長てんちょうだってカッコよ過すぎた。


そうだよ。

もう迷まよってないで

言いわないと。


これ以上いじょう
気持きもちを抑おさえるなんてせずに

言いうんだ。





そう決意けついしたところで




「…ユンホ君くん
大事だいじな話はなしって？」

チャンミンが
俺おれを覗のぞき込こむように聞きいてきた。


トクン


トクン



ドキドキが



ヤバイ。




だって人生じんせい初はつの告白こくはくなんだ。






…フーッ…と
俺おれは深呼吸しんこきゅう。


そして


チャンミンに身体しんたいを向むけて







「…、チャンミン。
俺おれ、チャンミンの事ことが好すき。」





単刀直入たんとうちょくにゅうに想おもいを告つげた。





「え？」




チャンミンは俺おれの言いってる意味いみが
わからないかのような表情ひょうじょう。

そんなチャンミンに
続つづけて想おもいを伝つたえる。



「…、あ、や、
ごめんっ。いきなりごめんっ…。
俺おれなんかに好すきとか言いわれても
困こまるよな？

…わかってる。
そんな事ことわかってるっ…。
チャンミンが好すきな人ひとの事ことをまだ
諦あきらめられない事ことだってわかってる。」


「何なに言いって…、」



「ごめん、チャンミン、
最後さいごまで聞きいてっ…、

…、チャンミン、
さっき、次つぎの恋こいしようって
お姉ねえさんに言いったよな？

それが
俺おれじゃダメかな？



好すきなんだよ。


チャンミンの事ことが
ずっとずっと好すきだった。」






その瞬間しゅんかん



チャンミンが大おおきな瞳ひとみから

ポロポロと涙なみだを流ながしたと思おもったら


いきなり俺おれに

抱だきついてきて




その後ごに







奇跡きせきが起おきた。





「ダメっ…、無む理ことわっ…。
次つぎの恋こいはしないっ…、



だ、だって、僕ぼくはやっぱり
今いまでもユンホ君くんの事ことが好すきだからっ…、。

今いまの恋こいを諦あきらめるなんて
できないよっ…。



ゆ、ユンホくんっ。


僕ぼくも…、好すきっ…。


僕ぼくもずっとユンホ君くんの事ことが
好すきだった。


ずっと好すきでっ…、




諦あきらめるなんてできるわけないっ…。


だって初はじめて好すきになったんだよ。

ユンホ君くんが
初はじめての恋こいだったんだよっ？


諦あきらめるなんてっ…

…うっ…、っく、…、」





え？


初はじめての恋こい？


それって…


俺おれが初恋はつこい？




嘘うそ…っ。



「チャンミンっ…、
…、


俺おれもチャンミンが初恋はつこい。」








それから




お互たがいがどれだけ好すきだったかを
告つげて




お互たがいの気持きもちがわかって




チャンミンがどれだけ俺おれの事ことが
好すきかを知しった。






チャンミンの


"寂さびしいから抱だきしめて"

それは

"好すきだから抱だきしめて"
だったんだんだ。



過去かこのチャンミンの恋人こいびとに
嫉妬しっともした事こともあったけど



俺おれがチャンミンの最初さいしょの男おとこって


知しったんだ。




それがわかった今いま




もう


俺おれは止とまらなかった。


いや俺おれたちは



止とめられなかった。








「んっ…、んっ、んんっ。…んあっ…。」





俺おれはスーツのジャケットを脱ぬぎながら

チャンミンをベッドに
押おし倒たおして

服ふくを脱ぬがせて


覆おおいかぶさった。


「ん。ん…っ…、んんっ。」


何なん度ども何なん度ども
舌したを絡からめ合あって






ファーストキスに夢中むちゅうに
なっていた。





…、キスって
こんなに気持きもちよくて
愛あいおしいもんなんだ。


高校こうこう時代じだいの文化ぶんか祭さいで
視聴覚しちょうかく室しつで触ふれただけの事故じことは
全然ぜんぜん違ちがう。







「っ。んあっ…ん。
…、やっ…、

はあっ、んあっ…
あっ…、あっ…あっ…んあっ…。

や、ちょっ、ゆっくり、
んんっ…、」




身体しんたいを重かさねる事ことだって

お互たがい初はじめてだった。



「ごめっ…、
痛いたい？」






「…痛いたいって言いうか
熱あつくてっ…

っ、あっ…、あっ、

、んっ…やっ…、んあっ…、」



やり方かたなんてわからなかったけど
始はじめてしまえば


慣なれない行為こういに戸惑とまどいもしたけど
お互たがい早はやくひとつになりたくて。











俺おれに抱いだかれながら



俺おれに揺ゆらされながも







優やさしいマシュマロ笑顔えがおで





「ユンホ君くん…。

…好すきっ…。

大好だいすきっ…。んっ…、」





手てを伸のばして

俺おれの頬ほおを撫なでるチャンミンが、


綺麗きれいで


物凄ものすごく綺麗きれいで


愛あいおしくて


切せつない程ほど愛あいおしくて。







泣なきそうな程ほど



大好だいすきで。








「…俺おれもチャンミンの事ことが

好すき。」












この先さき一生いっしょう




チャンミンだけを好すきでいる



そう誓ちかったんだ。


























♡終おわり♡









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拍手はくしゅコメントを下くださった

sh◯nochanさん♡ 葉は◯さん♡ イチ◯ミチさん♡
き◯さん♡ しまっ○ょさん♡ ぽ◯ちゃ◯さん♡
ちょ○みさん♡ mm◯y◯nkoさん♡ み○チャンさん♡ きな◯さん♡
Miy○さん♡

いつも本当ほんとうにありがとう♡
プラトニックな関係かんけいは卒業そつぎょうしました\(//∇//)\
何なん度ども書かいてるけど皆みなさんのコメントは
本当ほんとうに励はげみになってました☆彡
感謝かんしゃしてますT^T♡




☆



改あらためて皆みなさん♡こんばんは(*^_^*)

最後さいごまで読よんでくださって
ありがとうございましたT^T♡
終おわってしまって寂さびしいけど
無事ぶじに完結かんけつできてホッとしてます。

このお話はなしは
"お互たがいが初はじめての恋こい" を
書かきたかったんです。
でも読よんでる皆みなさんには
不器用ぶきよう過すぎる二人ふたりが焦じれったかったと
思おもいますf^_^;
でも、やっと想おもいが通つうじ合あいました♡
この先さき二に人にんはずーっと永遠えいえんに
甘あま々で幸しあわせです(*´ωおめが｀*)♡


本当ほんとうに皆みなさんが読よんで
応援おうえんして下くださってくれたから
ここまで書かき上あげる事ことができました。
感謝かんしゃの気持きもちでいっぱいです。


そして、恒例こうれいの
"あとがき＆その後ごの二人ふたり"は

7月がつ31日にち 月曜日げつようびに
更新こうしんします。

日ひにちが空あいてしまいますが
まだまだ書かきたい事ことがあるので
皆みなさん、読よみに来きて下くださいね☆彡

その後ごの二人ふたりのお話はなしは
ユンホ君くんの20歳さいのバースデー編へんです！
やっとお酒さけが飲のめるユンホ君くんです♡


日ひにちが空あいてしまう理由りゆうは
SMTに参戦さんせんする為ために明日あしたから帰省きせいするからなんです。
なので落おち着つくまで少すこし待まっていて下くださいね。
東京とうきょうドームに行いかれる皆みなさんも
エア参戦さんせんの皆みなさんも
一緒いっしょに楽たのしみましょうね♡
素敵すてきなステージになります様ように☆彡




それでは、また来週らいしゅう♡
暑あつい日ひが続つづいてるので
皆みなさんも体調たいちょうには気きをつけて下くださいね。



最終さいしゅう話ばなしなのでよかったら
コメ欄らんをオープンにしたので
感想かんそうを聞きかせて下くださいね(*^_^*)




それから


読よんで貰もらった証あかしに
拍手はくしゅポチを押おして頂いただけたら
嬉うれしいです(*^_^*)


チャユノ







にほんブログ村むら
最後さいごまで本当ほんとうにありがとうございました♡

"…、お姉ねえさん、
ユンホ君くんに触さわらないで。"








チャンミンのその一言ひとことで
一瞬いっしゅんにしてその場ばの雰囲気ふんいきが
張はり詰つめた。


お姉ねえさんは振ふりほどかれた手てを
見みつめて
アイメイクバッチリの
大おおきな瞳ひとみを見開みひらいたかと思おもったら
今いまにも泣なき出だしそうな顔かおになってしまった。


あ…、ヤバイ。

泣なかれる。

何なにかフォローしないと。


するとチャンミンが


「…、あ、ご、ごめんね。
ごめんね。お姉ねえさん。

でも、お姉ねえさん？
…ユンホ君くんには好すきな人ひとがいるから
諦あきらめた方ほうがいいよ？」


さっきの怒おこった顔かおが嘘うその様ように
今度こんどはお姉ねえさんに優やさしく微笑ほほえむ。

それを聞きいたお姉ねえさんの矛先ほこさきが
俺おれに向むけられた。



「嘘うそ。
ユンホ君くん、好すきな人ひとがいるの？
…、そんなの聞きいてない。
…酷こくいっ。
じゃあどうして合ごうコンに来きたの？

あたし、ユンホ君くんの事こと、本気ほんきなのにっ。」



お姉ねえさんは
甲高かんだかい声こえで俺おれを責せめると



「そうだよ。ユノ
だったら何なんで合ごうコンに来きたんだよ？

って、まあ、合ごうコンくらい行いくか。

な、お前まえもモテるんだし
ユノに好すきな人ひといるなら
仕方しかたないじゃん。諦あきらめろ。
また合ごうコン開ひらいてやるからさ。」

シウォン先輩せんぱいがお姉ねえさんに
そう言いってくれて
助たすけ舟ぶねを出だしてくれた。



でも

ホッとしたもの束つかの間ま。


お姉ねえさんは俺おれを諦あきらめない。


「…、シウォンは黙だまってて。

ねえ、
ユンホ君くんは、彼女かのじょがいるわけじゃ
ないんでしょ？

だったらあたしと付つき合あってみない？
あたし、ユンホ君くんとだったら
上手うまくいきそう。」


「えっ…、。」






何なに言いってんの？


俺おれは前向まえむきなお姉ねえさんに
なんて言いって返事へんじをしようか
言葉ことばに詰つまると

それより先さきに
チャンミンがお姉ねえさんに



「…、お姉ねえさん。
僕ぼく、ずっと好すきだった人ひとを
諦あきらめたばかりなんだ。

…、僕ぼくの想おもいが
届とどかなくて…。


ね、だからお姉ねえさんも僕ぼくも同おなじ。

諦あきらめて次つぎの恋こいしよう？」


諭さとす様ように言いう。





チャンミンのその言葉ことばで
俺おれの心しんはギスギスと痛いたむ。


…、諦あきらめたといっても
まだ諦あきらめきれてない事ことが伝つたわる。





チャンミンはまだ
他たの誰だれかの事ことが好すき。





…、それでも




俺おれの気きもちは変かわらない。





いつまでも弱気よわきな俺おれじゃダメだ。

ハッキリお姉ねえさんにも
断ことわって

チャンミンに告白こくはくするんだ。





「お姉ねえさん。
本当ほんとうにごめん。

俺おれ、お姉ねえさんとは
付つき合あえない。
…、それに好すきな人ひとに
すぐにでも告白こくはくするつもりだし。」



「…え？…告白こくはく…？
そっか…。
そうなんだ…。」




「はい。
だから…、悪わるいんだけど
チャンミンの言いうとおり
次つぎの恋こいをして下ください。」




「ふーん…。
…、わかった。
じゃあ、ユンホ君くんの事ことは
諦あきらめるしかないね。
…、

あの…



…、だったら



あたし、チャンミンさんがいいっ。


チャンミンさんを次つぎの恋こいにする。

ねえ、チャンミンさん
あたしと付つき合あって下ください。」



と、



わけのわからないお姉ねえさんの
台詞せりふに

俺おれと店長てんちょう、シウォン先輩せんぱいが
目めが点てんになった。


「ちょっ、何なに言いって…、」




何なになんだよ。
このまさかの展開てんかいは。

お姉ねえさん、軽かるすぎるだろ？

てか、

ここにいる4人にん全員ぜんいんがチャンミン狙ねらいって
どういう事ことだよ？




もう無理むり。


これ以上いじょうここにいたら
更さらにややこしい事ことになる。






シラフの俺おれが
しっかりして

酔よっ払ぱらいの大人おとなたちの
この状況じょうきょうから抜ぬけ出ださないと。






「…、シウォン先輩せんぱいっ、
お姉ねえさん、相当そうとう酔よってると思おもうので
もう連つれて帰かえってください。


チャンミン、もう帰かえろう？
みんな酔よっ払ぱらってるから
会話かいわが成立せいりつしないよ。


店長てんちょう、
チャンミンは連つれて帰かえりますから。」





そしたら




ずっと
黙だまっていた店長てんちょうが



「ダメだ。
帰かえるならユノだけ帰かえればいいよ。

チャンミンさんはまだ帰きさないよ。」







そう言いいながら
チャンミンの腕うでを掴つかんで
自分じぶんの身体しんたいへと引ひき寄よせる。





「チャンミンさん、
俺おれ、話はなしがあるって言いったよね？
今日きょうは俺おれに付つき合あってくれるんだよね？」



そして

超ちょう強引ごういんに


ギュッと
チャンミンの肩かたを抱いだく。





っ…、







俺おれはそれを見みて



今いままで抑おさえていたものが
吹ふっ飛とんだ。





もう

周まわりにたくさんの人じんがいようが


誰だれになんて思おもわれようが






どうでもよかった。



とにかく



チャンミンを誰だれにも渡わたしたくなくて


触ふれさせたくなくて







「 チャンミンに触さわるなって…。」




俺おれは店長てんちょうからチャンミンを
取とり返かえすようにして


チャンミンの腕うでを掴つかんで




引ひき寄よせた。





チャンミンは
驚おどろいた顔かおして俺おれを見みるけど


それには構かまわず



そして












「チャンミン、
俺おれ、チャンミンに大事だいじな話はなしがある。


だから


俺おれと一緒いっしょに来きて。」








そのまま




チャンミンを連つれて



パーティー会場かいじょうを後のちにしたんだ。



















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☆チャユノです☆

拍手はくしゅコメントを下くださった

イチ◯ミチさま♡ ユノ◯モさん♡ しまっ○ょさん♡
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くみちゃんさん♡ mi◯hi◯onさん♡ じゅ◯ぺ◯さん♡

皆みなさん、ありがとうー（≧∇≦）
皆みなさんがヤキモキしてるの
めちゃくちゃ伝つたわりました♡笑わらい
もうヤキモキさせないからね♡
そして、はい♡ 私わたしも東方とうほう神しん起おこりアワード見みました！
生なま電話でんわユノにテンション上あがりました٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾
チャンミンの話はなしも聞きけて嬉うれしかったね♡





☆





改あらためて皆みなさん♡こんばんは(*^_^*)
お待またせしました♡
ユンホ君くんもやっと行動こうどうに出でました(^-^)

皆みなさん、焦じれったい二人ふたりをずっと
応援おうえんしてくれて
本当ほんとうにありがとうございました。
明日あしたは甘あま々な二に人にんなので
安心あんしんして下くださいね♡









"チャンミンは誰だれにも触ふれさせない"

にほんブログ村むら
明日あしたが最終さいしゅう話ばなしです☆彡

台場だいば駅えきに着ついて
改札かいさつに出でるとすぐ
チャンミンの姿すがたが目めに入はいった。



外そとで待まち合あわせするなんて殆ほとんどないし
なによりも
俺おれもチャンミンもスーツを
着きてるからお互たがい社会しゃかい人じんみたいで
なんだか嬉うれしい。


「お待またせ。
ごめん。待まった？」

「…ううん。大丈夫だいじょうぶ。」

「チャンミン？
どうかした？」


チャンミンは会あって早々そうそうに
俺おれの事ことをジッと見みつめて



「…、ふふ。
ネクタイ似合にあってる。」

片目かためを細ほそめて笑わらった。


「あ、うんっ。
ありがとう。
自分じぶんでも似合にあってると思おもう。」



実じつはこのネクタイは
チャンミンに借かりたもの。

俺おれが"パーティーに合あわせて
ネクタイ買かおうかな"って言いったら
"わざわざ買かう必要ひつようないよ。"
そう言いってチャンミンが
ライトグレーのストライプのものを
貸かしてくれたんだ。


「…なんか
ユンホ君くんじゃないみたい。」

「え？なんで？」

「…、なんとなく。」

「スーツだから
大人おとなっぽく見みえる？」

「うん。」

「俺おれら営業えいぎょう先さきに向むかう二人ふたり
みたいじゃない？」

「アハ。そうだね。
じゃあユンホ君くんは新人しんじんで
僕ぼくは先輩せんぱいで新人しんじん教育きょういく係がかりみたいな。」

「ハハ。なんだよ、その例たとえ。
ふっ。でも、それでもいいや。
じゃ、チャンミン先輩せんぱい
いろいろ教おしえて下ください。」


「ふふ。じゃあ、スパルタで…、
あ、ちょっと待まって…。」





楽たのしく会話かいわしてたところで
チャンミンが足あしを止とめて
スーツの胸むねポケットから
iPhoneを取とり出だして画面がめんをタップする。

「…、店長てんちょうさんから
LINEだ…。」


そう言いってチャンミンは
店長てんちょうからのLINEを読よんだあと
返信へんしんをして


「…お待またせ。
行いこ？
ユンホ君くん。」

歩あるき出だした。


「…、店長てんちょうと
LINEしてるんだ？」

「え？
…あ、うん。でも昨日きのうからね。
昨日きのう会計かいけいの時ときにレジで
ID聞きかれて。」



知しらなかった。
俺おれが目めを離はなしてる隙すきに。





「ふーん…。
で、店長てんちょう、
何なにてLINEしてきたの？」

「…、パーティー終おわったら
話はなしがあるから
ホテルのラウンジで待まってて欲ほしいって。」

「えっ？」

「…、話はなしって何なにだろうね？」



…、鈍感どんかんなチャンミンは
店長てんちょうが自分じぶんに気きがある事ことに気きがついてない。
俺おれはチャンミンの問といには答こたえなかった。




「…行いくの？」

「うん…。
…、あ、ごめんね。
ユンホ君くんと一緒いっしょに帰かえれない。」


「いいよ。別べつに。」






いいわけないだろ？
チャンミンは俺おれと
一緒いっしょに帰かえるに決きまってる。



…、



それにしても

店長てんちょうってやる事ことが早はやい。

あいつ
恋愛れんあいに慣なれてる感かんじだもんな。




けど、チャンミンは客きゃくだぞ？



客きゃくに手てを出でそうなんて
店長てんちょうとして失格しっかくなんじゃないの？

…ふん。

まあ、いいよ。
店長てんちょうが今日きょうチャンミンに
告白こくはくしようとしてる事ことは
想定そうてい内ないだったわけだし

どのタイミングで告白こくはくするか
先さきにわかってよかった。




店長てんちょう

悪わるいけどチャンミンは
あなたとの待まち合あわせ場所ばしょには
行いかせませんよ。




俺おれがその前まえに告白こくはくして
連つれて帰かえりますから。









「ユンホ君くん？
どうかした？」

「別べつに。
パーティー楽たのしみだね。」

「…うん…。」


「早はやくワイン飲のみたいな。
喉のど乾かわいちゃった。」


ニッコリ微笑ほほえむチャンミン。



人ひとの気きも知しらないで…。



いい気きなもんだよ。




そして



俺おれとチャンミンは
ホテルに着ついて受付うけつけを済すませて
レストランへと入はいると
既すでにパーティーは始はじまっていて




そこは海うみとレインボーブリッチが
見みえる場所ばしょで
夕暮ゆうぐれ時じのロケーションは
最高さいこうに綺麗きれいだった。


もちろん俺おれはそのレストランを
リサーチ済ずみで
室内しつないから外そとのテラスに出でる事ことが
できるのを確認かくにん済ずみ。



そのテラスで俺おれはチャンミンに
告白こくはくしようと思おもっていて。


だけど、うまくいくかな。
テラスに人ひとがたくさんいたら
それも難むずかしいし…。

…ま、だとしたら
パーティー会場かいじょうを抜ぬけ出だして
チャンミンを海辺うみべに連つれて行いけばいい。

春はるの海うみだし平日へいじつだ。

そう人ひともいないはず。






…、なんて

どうしよう。

めちゃくちゃ
緊張きんちょうしてきた。



だって


告白こくはくして

チャンミンに拒絶きょぜつされたら？


気持きもち悪わるいなんて
思おもわれたら？




…、怖こわい。




「ユンホ君くん？
どうしたの？」

「え？何なにが？」

「何なにがって、急きゅうに
黙だまっちゃうから…。」

「あー…。ごめん。
俺おれ、パーティーとか初はじめで。
ちょっと緊張きんちょうしちゃって。」



緊張きんちょうは
パーティーじゃないけど。



「ふふ。
そんな緊張きんちょうする事ことないよ。
ほら、行いこう？」

「うん…。」





それからとりあえずは
店長てんちょうに挨拶あいさつしようと
会場かいじょうを見渡みわたしたその時とき


「チャンミンさんっ。」


チャンミンを呼よぶ声こえがして
振ふり向むくとそこには


フォーマルスーツで
バッチリ決きめた店長てんちょうが
髪かみをかきあげながら
俺おれたちの方ほうへとさっそうと歩あるいて来くる。


そのまま店長てんちょうはチャンミンに


「こんばんは。
来きて下くださってありがとうございます。
あちらに新作しんさくワインが
あるので試飲しいんして貰もらえますか？」

そう言いった後のち

「ユノもご苦労くろうさん。

あ、ユノは先輩せんぱいのチェさんと
その連つれのOLさんも来きてるから
お相手あいてしてあげて。」


俺おれへのあからさまな態度たいど。


「え…、
でも店長てんちょう、今日きょう俺おれは仕事しごとじゃないし
別べつに相手あいてなんて
しなくていいんじゃ…、」


「それはそうだけど
綺麗きれいなOLさんユノの事こと探さがしてたよ。
"ユンホ君くんはまだですか？"って
聞きかれたよ。
店みせに来くるのもお前まえ目当めあてなんだし
優やさしくしてあげないと。

チャンミンさんのエスコートは
俺おれに任まかせて。」





っ…、店長てんちょうのやつ
強引ごういん過すぎじゃね？



俺おれはケバいお姉ねえさんなんて
どうでもいいし
それに
チャンミンに告白こくはくしようって時ときに
チャンミンに変へんな事こと言いうなよ。




「チャンミンさん。
ワインに合あう前菜ぜんさいもたくさんあるので
行いきましょう。」





店長てんちょうはチャンミンの腰こしに手てを回まわして
料理りょうりとワインの並ならぶテーブルへ
連つれて行いこうとした。




「え？あ、あのっ…
店長てんちょうさんっ…、」


店長てんちょうの行動こうどうにチャンミンは
どうしていいかわからないのか
困こまった様ような顔かおで俺おれを見みるから




思おもわずチャンミンの手てを掴つかんで
引ひき寄よせて

今度こんどは俺おれが
チャンミンの腰こしに手てを回まわした。


「店長てんちょう、
チャンミンは俺おれがエスコートするんで。
店長てんちょうは他たのお客様きゃくさまのお相手あいて
して下ください。」



「それは後あとでするからいいんだよ。

ほら、ユノはOLさんの相手あいて。
OLさん、待まってるから。

チャンミンさん行いきましょう？」

そう言いって店長てんちょうは
またチャンミンの腰こしに手てを回まわそうと
した



その瞬間しゅんかん



「ユンホくーん！」

「おー、ユノー。」


背後はいごから聞きこえてきた声こえに
振ふり向むくと


完全かんぜんに酔よっ払ぱらってる
ケバいお姉ねえさんとシウォン先輩せんぱい。



「ユンホ君くん、遅おそいよぉー。
お姉ねえさん、待まってたんだからねー。」

お姉ねえさんは淡あわいピンクのワンピースに
シウォン先輩せんぱいは派手はでなネクタイにスーツ。


…、




確たしかにパーティー映ばえしそうだな。
派手はで過すぎる二に人にんに少すこしひく。





「…、あ、どうも。
こんばんは。」

「ふっ。なんだよ、ユノ。
このお姉ねえさん、ユノに逢あいたくて
来きたんだからもう少すこし
気きのきいた事こと言いえないの？」



「ウフフ。ユンホ君くんは
照てれ屋やなんだもんね？
スーツ似合にあってるねー。」

別べつに照てれ屋やとか
そんなんじゃなくて


「…あー…、どうも…。」



だからシウォン先輩せんぱい
お姉ねえさんの気持きもちは
ありがた迷惑めいわくなんだって察さっしてよ。




「じゃあ、ユノ後ごはよろしく。」

それをいい事ごとに
店長てんちょうのそんな台詞ぜりふに焦こげる俺おれ。

チャンミンと店長てんちょうを
二人ふたりにするわけにいかない
そう思おもったところに




「あっ…。
店長てんちょうさん待まって。待まって。
俺おれ、その人ひとに用事ようじあるんだよね。」


シウォン先輩せんぱいは
チャンミンを連つれて行いこうとする
店長てんちょうを呼よび止とめて



「あの、チャンミンさん。

俺おれ、ユノと同おなじ大学だいがくで
部活ぶかつの先輩せんぱいでもある
チェ．シウォンです。
友達ともだちになってくれませんか？

俺おれ、あなたみたいな人ひと
タイプなんです。」


唐突とうとつに言いってきた。





俺おれは





前途ぜんと多難たなんなパーティーを予感よかんした。









結局けっきょく



俺おれ、チャンミン、店長てんちょう
シウォン先輩せんぱい、お姉ねえさんで
ワインの試飲しいんのスペースへと。


そして

すでに出来上できあがってる二に人にんに
次ついで
チャンミンも飲のむ。

店長てんちょうも飲のむ。




店長てんちょうの奴やつ
チャンミンの側がわから離はなれる気きゼロだし
シウォン先輩せんぱいも
チャンミンにやたらと馴なれ馴なれしい。

でもってお姉ねえさんは
俺おれの隣となりをキープ。


…、何なにやってんだよ。俺おれ。


そろそろチャンミンを
テラスに連つれて行いきたいのに




無自覚むじかく無防備むぼうびチャンミンは
アルコールが入はいって機嫌きげんもいいのか
店長てんちょうともシウォン先輩せんぱいと
楽たのしそうに話はなしてる。


店長てんちょうもシウォン先輩せんぱいも
鼻はなの下した伸のびてるし。


俺おれはソフトドリンクだっていうのに
みんなアルコール入はいって楽たのしそう。


…、早はやく大人おとなになりたい。



仕方しかたなく俺おれもコーラで
楽たのしいふりをして
お姉ねえさんの相手あいてをしていると




「ねえー、ユンホ君くん。
お姉ねえさん、ちょっと酔よいを覚さましたいなあー。
ね、テラスに行いかない？」


俺おれの腕うでにお姉ねえさんの腕うでを絡からめてきた。




えっ…、

…、ちょっ。

やめろよっ


チャンミンが目めの前まえにいるのに

何なにすんだよ…、



俺おれは



慌あわててその絡からみついた
腕うでを振ふり離はなそうとしたんだけど


それよりも早はやく


お姉ねえさんの腕うでに


スッと手てが伸のびてきて



俺おれの腕うでから振ふりほどかれた。




それをしたのは



チャンミン。




そして






「…、お姉ねえさん、
ユンホ君くんに触さわらないで。」


今いままで色気いろけ振ふりまきながら
ふわふわ笑わらっていたチャンミンが




少すこし怒おこった顔かおして




そう言いったんだ。



















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☆チャユノです☆

拍手はくしゅコメントを下くださった

yo◯okoさん♡ sh◯nochanさん♡
き◯さん♡ み○チャンさん♡ Miy○さん♡
いつも楽たのしみにしてくれてありがとう(*^_^*)
やっとここまで来きました！
お一いち人にんづつにお返事へんじ出来できなくて
ごめんね。でも本当ほんとうに楽たのしく読よんでるし、励はげみになってます(*´ωおめが｀*)♡



☆



改あらためて、皆みなさん♡こんばんは(*^_^*)

チャンミンの思おもわず出でてしまった
行動こうどう…。
チャンミンの気持きもちが
ユンホ君くんに届とどく様ように
最後さいごまで見守みまもって下くださいね。

それではまた明日あした☆彡







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読よんで下くださってありがとうございます。
あと2話わです(^-^)/