希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は14日、国会内で開いた党両院議員総会で代表辞任を表明し、了承された。後任には、10日に共同代表に選出された玉木雄一郎氏を推挙し、その場で玉木代表の就任も了承された。小池氏は辞任理由を「国政については国政の皆様方にお任せしていきたい」と説明し、都政に専念する考えを示した。衆院選敗北の責任を取った形だが、憲法改正などをめぐる路線対立が表面化する中、同党の求心力が低下するのは必至だ。
小池氏は総会で「代表の座を降りて、しかるべき形で皆さんをサポートしたい」と表明。総会後、記者団に「玉木執行部が船出するのを見届けて、創業者としての責任を一つ終えた」と語った。新代表に就任した玉木氏は小池氏を「特別顧問」などで処遇する考えを示し、小池氏も「橋下徹さんのような形が一つあるかなとは思う」と述べた。橋下氏は日本維新の会代表を退任した後、政策顧問などを務めたが、実質的な党運営からは手を引い…