依存しやすい私が少しずつ「自立した女性になりたい」と願うようになりました。
行動した結果が少しずつ出ているような気がして、嬉しいと思う事も増えました。
春と言うにはちょっと早い時期に名も無きゴールを目指しながら歩きはじめました。
◎ ◎
昨年、精神的に落ち込んでしまい、仕事を休職しました。1人でいる事が辛く、当時付き合っていた彼のお家へ同居させてもらいました。
いろんな事が要因でこの仕事に戻る事は難しいと思いました。その為、彼のお家から通える範囲内で転職活動を始めました。
転職活動を始める前から気になっていた友達の会社。友達に紹介してもらったご縁から今の職場で働く運びとなりました。
それまで毎日彼の家にいた私は幸せな生活を送っていました。
家事をしながらリフレッシュ期間としていろんな人と会って、お話ししました。本を読んだり、文章を書いたり、自分の想いのまま過ごしていました。
彼とこのまま結婚するんだろうなぁ、とふいに考えながら過ごしていました。
しかし、働き始めてから私の考えは変わりました。
ずっと彼に依存している自分に気づき、自己嫌悪に陥りました。
彼の方が年上なのでずっとは甘えてられない。
その他にもいろんな不満が自然と出てきました。
1人の時間が欲しい。
もっと自由に毎日を過ごしたい。
自分のペースでいたい。
枠にくくられたくない、など。
なぜか彼と一緒に生活をしていると窮屈に思う事が増えてきました。
だから私は優しい彼と別れました。
別れ話をしたとき、彼は私を止めませんでした。
そのまま新しい生活をする為に歩きはじめました。
◎ ◎
1人暮らしのお家を決め、友達に引越しを手伝ってもらいました。
応援してくれる仲間のありがたさが身に染みました。
「いつまでも応援するよ」「むーの自由に生きな」
1人になった解放感と自由により心が軽くなりました。
もちろん、1人特有の寂しさは感じましたが、会社に行けば尊敬できる先輩や上司がいるから、頑張れました。
自立した女性になる為、歩きはじめた私。
生きにくいと感じる事もあるけど、「毎日HAPPYに生きる」を今は目標に掲げています。
まだ引越ししてから1ヶ月しか経っていません。
お部屋の片づけは自分のペースで行っているので、終わっていません。
でも心地よい家に仕上がってきました。誰にも気を使わない心の安全地帯。そんな家です。
母が買ってくれたピンクのカーテン、たくさんの本が並んでいる本棚。いつか一緒に住みたいと思っていた大きなぬいぐるみ。いつでもゴロゴロできるお布団。
当たり前の家だけど1人で住めることが幸せです。
多肉植物を育てたり、お香も試してみたり、やりたいことがたくさんあります。
誰かに依存して我慢するのではなく、自分が責任をもって自分のペースで生きていく。
きっとできる人はできるのだけど、私はまだ危うい。
なぜなら誰かに依存しながら29年間生きてきたからです。
好きな人も彼氏もいない私にとって今が成長の時です。頑張れ、私。
この記事を書いた人
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むー
かがみすと
ラジオがマイブーム。大好きな群馬出身。高校生の時に様々な悩みを持ち、体調不良で中退。通信制の高校を卒業し、大学へ進学。叶えたい夢の為に大学を辞め、再び大学受験。悩みながらも一生懸命生きています。
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