高こう妍が映画えいが「ぼくのお日ひさま」のイラストポスター描えがき下おろし、台湾たいわんでの公開こうかい記念きねん

台湾たいわんと日本にっぽんを拠点きょてんに活動かつどうするマンガ家か・高こう妍（ガオイェン）が、映画えいが「ぼくのお日ひさま」をイメージしたイラストポスターを描えがき下おろし。同どう作さくを鑑賞かんしょうしての感想かんそうも届とどいた。

東京とうきょうのテアトル新宿てあとるしんじゅくとTOHOシネマズシャンテで9月がつ6日にちから8日にちまで先行せんこう公開こうかいされたのち、9月13日にちから全国ぜんこく公開こうかいされる「ぼくのお日ひさま」。日本にっぽん国外こくがいでも、9月がつ20日はつか公開こうかいの台湾たいわんを皮切かわきりに、フランス、スペイン、スイス、ブルガリア、韓国かんこく、タイ、ブラジルなど15カ国かこくで上映じょうえいされる。

イラストポスターは台湾たいわん公開こうかいを記念きねんし描えがかれたもの。高こう妍は「雪ゆきと光ひかりの反射はんしゃ、柔やわらかな粒子りゅうしと童話どうわのような色合いろあいで構成こうせいされた『ぼくのお日ひさま』は子供こどもたちの純真じゅんしんさと残酷ざんこくさを繊細せんさいに描えがいた素晴すばらしい作品さくひん」と述のべた。高こう妍のほか、小説しょうせつ家かの朝井あさいリョウ、音楽おんがくプロデューサー・ベーシストの亀田かめだ誠治せいじ、フィルムメーカー・小説しょうせつ家かの川村かわむら元気げんき、脚本きゃくほん家かの宮藤くどう官かん九郎くろう、俳優はいゆう・映画えいが制作せいさく者しゃの斎藤さいとう工たくみ、クリエイティブディレクターの箭内やない道彦みちひこ、タレントのYOU、映画えいが監督かんとくの行くだり定てい勲くんもコメントを寄よせている。

高こう妍コメント

雪ゆきと光ひかりの反射はんしゃ、柔やわらかな粒子りゅうしと童話どうわのような色合いろあいで構成こうせいされた「ぼくのお日ひさま」は子供こどもたちの純真じゅんしんさと残酷ざんこくさを繊細せんさいに描えがいた素晴すばらしい作品さくひん。

朝井あさいリョウコメント

雪ゆきになって、日差ひざしになって、ずっとこの世界せかいを見みていたい。心しんからそう思おもうほど全員ぜんいんを愛いとしく感かんじました。自分じぶんで選択せんたくせずとも宿やどったもの、かつ、人生じんせいに大おおきな影響えいきょうを与あたえるもの。そういうものに“私わたし”を蹂躙じゅうりんさせない人々ひとびとの姿すがたを立たち上のぼらせながらも、その手触てざわりはあくまでやわらかくあたたかい。この不思議ふしぎなバランスが成立せいりつしているのは、作つくり手しゅに細ささやかなこだわりと徹底てっていしたビジョンがあってこそだと思おもいます。鑑賞かんしょう中ちゅう、何なん度どかスクリーンが光ひかりを吸すい込こんで膨ふくらんだように見みえました。この映画えいがだけが持もつ魔法まほうだな、と思おもいました。

亀田かめだ誠治せいじコメント

なんともあたたかい映画えいがに出会であいました。人ひとを好すきになる気持きもちと何なにかに夢中むちゅうになることってどこかでつながっているんだなって思おもいました。

川村かわむら元気げんきコメント

押入おしいれの奥おくにしまいこんでた子供こどもの頃ころの宝たから箱ばこを、ふいに開あけてしまったような気持きもちになりました。痛いたくて、恥はずかしくて、でもとても大切たいせつだった秘密ひみつの箱庭はこにわのような世界せかい。

宮藤くどう官かん九郎くろうコメント

何なにもない、真まっ白しろな世界せかいに、大切たいせつなものだけを、細心さいしんの注意ちゅういを払はらってそっと配置はいちして、光ひかりとか、影かげとか、表情ひょうじょうとか、後うしろ姿すがたとか、息いきづかいとか、全すべてを逃にがさないように捉とらえた、とても繊細せんさいで大胆だいたんな作品さくひん。とにかく、子供こどもたちが良よいのです。瑞々みずみずしく、時ときに残酷ざんこくで、なによりチャーミング。大人おとなも負まけず劣おとらずチャーミング。無防備むぼうびで、静しずかに熱あつい池いけ松まつくん。若葉わかばくんも切せつなかった。こういう映画えいがが好すきな俺おれもいるんだなと気きづかされたし、憧あこがれるし、痺しびれました。奥山おくやま監督かんとく、すごい才能さいのう（エンドロールも最高さいこう！）

斎藤さいとう工こうコメント

遠とおい場所ばしょで静しずかに始はじまった美うつくしく儚はかない物語ものがたりが気きが付ついたらすぐそこにある自分じぶんの物語ものがたりになって行いく 描えがかれる全すべての人間にんげんが輝かがやき本質ほんしつ的てきで圧倒的あっとうてきな作家さっか性せいに溢あふれた傑作けっさく奥山おくやま大まさる史し監督かんとくが生うみ出だす唯ただ一いち無二むにの世界せかい
今後こんごもその世界せかいを生涯しょうがい追おい続つづける事ことになると思おもいます

箭内やない道彦みちひこコメント

声こえにしない台詞せりふ、影かげを使つかわぬ光ひかり、主題歌しゅだいかになった歌うた。他たの誰だれにもつくることのできない、奥山おくやま大まさる史しの映画えいが。

YOUコメント

冬ふゆの白しろの中なかで触ふれ合あうお互たがいの華奢きゃしゃな想おもいがゆっくり溶とけていくのが視みえた。二度にどとない景色けしきが切せつなくて眩まぶしい。

行くだり定てい勲くんコメント

優やさしく、美うつくしく。躍動やくどうするカメラは、一瞬いっしゅんで過すぎていく取とり戻もどせない時ときを捉とらえる。そこには奇跡きせきが連続れんぞくしていた。登場とうじょう人物じんぶつたちの間あいだに生うまれる、どうにもできないモヤモヤとした感情かんじょうに、ひとは“恋こい”と名なづけるのだろう。この映画えいがは恋こいを描えがいたまさに珠玉しゅぎょくの映画えいがだ。
大人おとなになる直前ちょくぜんの青春せいしゅんの入口いりくちに立たった
あの頃ころを見事みごとに描えがいた傑作けっさく。