内山うちやま昂のぼる輝てる、LIP×LIPの映画えいがは「誤算ごさん」島崎しまざき信長のぶながは“キラキラ”の魅力みりょく語かたる

「HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”」の公開こうかい記念きねん舞台ぶたい挨拶あいさつが本日ほんじつ12月がつ26日にちに東京とうきょう・新宿しんじゅくバルト9で行おこなわれ、キャストの内山うちやま昂のぼる輝てる、島崎しまざき信長のぶなが、福山ふくやま潤じゅん、柿原かきはら徹也てつやが登壇とうだんした。

本ほん作さくはHoneyWorksがプロデュースするバーチャルアイドル・LIP×LIPを主人公しゅじんこうとしたアイドルムービー。LIP×LIPの結成けっせい秘話ひわを描えがくアニメパート「この世界せかいの楽たのしみ方かた～Secret Story Film～」と彼かれらの最新さいしんバーチャルライブで構成こうせいされた。内山うちやまが勇いさむ次郎じろう、島崎しまざきが愛蔵あいぞうに息いきを吹ふき込こんだほか、高校生こうこうせい4人組にんぐみのダンスボーカルユニットFull Throttle4（フルスロットルフォー）のIVに福山ふくやま、MEGUに柿原かきはらが声こえを当あてている。

上映じょうえい後ごのイベントは、バーチャルライブを終おえたばかりのLIP×LIPと海堂かいどう飛鳥あすか・苺いちご谷たに星空ほしぞら（あすかな）の楽屋がくや中継ちゅうけいから幕開まくあけ。愛蔵あいぞうが「今日きょうの舞台ぶたい挨拶あいさつに向むけてみんなと何なにかできないかなって勇次郎ゆうじろうと考かんがえてたんだよ。声こえは出だせないけどペンライトは振ふれるって聞きいてたから」と掛かけ声ごえに合あわせたペンライトウェーブを提案ていあんすると、星空ほしぞらも前まえのめりに大だい賛成さんせい。4人にんの「ひゅーー」という掛かけ声ごえと指先ゆびさきの動うごきに合あわせたウェーブが劇場げきじょう全体ぜんたいを包つつみ込こむ。2往復おうふくののち、4人にんは「ざっぱーんッ！」という波なみ音おんで締しめくくった。そしてLIP×LIPは「ジュリエッタ」、あすかなは「姫ひめピメ」というそれぞれのファンに向むけて感謝かんしゃを伝つたえながら中継ちゅうけいを終おえた。なお藤原ふじわら丈一郎じょういちろう（なにわ男子だんし / 関西かんさいジャニーズJr.）が飛鳥あすか、大橋おおはし和也かずや（なにわ男子だんし / 関西かんさいジャニーズJr.）が星空ほしぞらに声こえを当あてている。

続つづいて声優せいゆう陣じんによる舞台ぶたい挨拶あいさつがスタート。内山うちやまと島崎しまざきはLIP×LIP役やくとして人前ひとまえで話はなすのはこの日ひが初はじめてだそうで、島崎しまざきは「僕ぼく自身じしん、声こえは当あててますが、LIP×LIPのファンのような形かたちで関かかわってきたので、こうして皆みなさんの前まえに立たてるのがうれし恥はずかしです」と挨拶あいさつする。

内山うちやまは「今回こんかいの映画えいがは誤算ごさんで……」とポツリ。当初とうしょ、LIP×LIP役やくは「歌うたってくれたら大丈夫だいじょうぶ」とオファーされており、主おもな仕事しごとはレコーディングだけという認識にんしきだったそう。「最初さいしょは歌うただけだったんですが、徐々じょじょにセリフも増ふえていって……。セリフをしゃべる想定そうていでキャラクターを作つくってなかったんです（笑）。実じつはすごく演えんじにくいキャラクターで『映画えいが』と聞きいたときは唖然あぜんとしました。長ながいストーリーをできる気きがしなかった」と素直すなおに告白こくはく。「今回こんかいは中学生ちゅうがくせい時代じだいを描えがくエピソード0。アイドルになる前まえからキャラクターとして輝かがやかせてあげたいと思おもってたんですが、難むずかしかったですね。今回こんかいは産うみの苦くるしみをすごく味あじわいました」と収録しゅうろくを振ふり返かえる。福山ふくやまは「キラキラしてる内山うちやまくんを観みて笑顔えがおがこぼれたよ」と感想かんそうを伝つたえた。

一方いっぽう、島崎しまざきは「僕ぼくも意外いがいとアイドル役やくに縁えんがなくて。特とくにアニメだとほぼ演えんじたことがない。ただトーン的てきにはやりやすかったので、うっちーほどの苦くるしみはなかったですね」と回想かいそう。さらにLIP×LIPの魅力みりょくを「『夢ゆめファンファーレ』のような、彼かれらの人生じんせいが輝かがやいてるからこそファンにもその輝かがやきを届とどけて、みんなもよりよく生いきていこう！という曲きょくが多おおい。そういったキラキラってすごく素敵すてき」と語かたる。勇次郎ゆうじろうと愛蔵あいぞうの意外いがいな過去かこが描えがかれているストーリーに触ふれ、「こういう事情じじょうがあったからこそ、今いまのLIP×LIPはがんばれている。自分じぶんたちもそうだったから『みんなにもこの世界せかいの楽たのしみ方かたを伝つたえたいんだ』と感かんじて感慨深かんがいぶかかったですね」と続つづけた。

後半こうはんのバーチャルライブについて、内山うちやまは「気きになったのは、あの会場かいじょうどこなんだろう？と。でかい！ あそこにたどり着つくまで、どんなキャリアを重かさねていったのか。映画えいがとライブの間あいだのストーリーも気きになる作つくりになっていると思おもいます」とアリーナクラスのライブに驚おどろき。声こえは担当たんとうしているものの一いち観客かんきゃくとしてLIP×LIPを見みてしまうという島崎しまざきは「実際じっさいに現実げんじつ世界せかいでタイアップをやったりしていて。僕ぼくらじゃなくて『LIP×LIP、またタイアップ取とった！ すごい！』という不思議ふしぎな気持きもちになってきますね」と明あかす。これに同意どういする内山うちやまも「もうボーカロイド化かしちゃって、勝手かってに作つくってもらおうかと思おもうぐらい動うごきだしてるよね。羽はばたきだしてる」と語かたった。

Full Throttle4は今回こんかいの映画えいがで初はつ登場とうじょうを果はたした。福山ふくやまは「メンバーは5人にんなのに『Full Throttle4』。収録しゅうろくのときから『あれ、5人にんいるよな？』『理由りゆう、聞きいてる？』と話はなしてましたね（笑）」と述懐じゅっかい。その理由りゆうを福山ふくやまなりの仮説かせつとして「IVは基本きほん的てきにフロントに出でないんですよ。マネージャー兼けんDJ。だから『フルスロットルでがんばるのはお前まえら4人にんだ！』と。これでやっと合点がてんがいくんです」と説明せつめいした。鑑賞かんしょう前まえに後半こうはんのバーチャルライブの存在そんざいを知しらされていなかったという福山ふくやまと柿原かきはら。実際じっさいにステージで歌うたう機会きかいもある柿原かきはらはLIP×LIPの「大物おおもの感かん」に注目ちゅうもくし、「どんな表情ひょうじょうでステージ向むかったの君きみたち!? あんな『ちょっと行いってくるわ』ぐらいの感覚かんかくじゃステージ上あがれない（笑）。ワクワクも止とまらないんだけど、当然とうぜん緊張きんちょうもするし、LIP×LIPは何なん年ねん目め？ 大物おおものすぎてカルチャーショックでした」と笑わらい混まじりに評ひょうした。

室井むろいふみえが監督かんとく、成田なりた良美よしみが脚本きゃくほんを担当たんとうした「HoneyWorks 10th Anniversary “LIP×LIP FILM×LIVE”」は全国ぜんこくで公開こうかい中ちゅう。なおライブパート全ぜん4曲きょくのうち2曲きょくは週しゅう替がわりとなっている。

※島崎しまざき信長のぶながの崎さきは立たつ崎さき（たつさき）が正式せいしき表記ひょうき