初はつ開催かいさいの北九州きたきゅうしゅう国際こくさい映画えいが祭さいで青山あおやま真治しんじの追悼ついとう特集とくしゅう、北九州きたきゅうしゅうサーガや「東京とうきょう公園こうえん」など上映じょうえい

2022年ねん3月がつに57歳さいでこの世よを去さった映画えいが監督かんとく・青山あおやま真治しんじの追悼ついとう特集とくしゅうが、12月に行おこなわれる北九州きたきゅうしゅう国際こくさい映画えいが祭さいで実施じっし決定けってい。福岡ふくおか・北九州きたきゅうしゅうの出身しゅっしんで、同地どうちを舞台ぶたいにした“北九州きたきゅうしゅうサーガ”と呼よばれる3部ぶ作さくも手てがけた青山あおやまの軌跡きせきをたどる。

全国ぜんこくに先駆さきがけフィルムコミッション事業じぎょうに取とり組くみ、映画えいがなどの撮影さつえいを誘致ゆうち・支援しえんしてきた北九州きたきゅうしゅう市し。映画えいが文化ぶんかをさらに振興しんこうするきっかけとして、新あらたに国際こくさい映画えいが祭さいを始動しどうさせた。初はつ開催かいさいとなる今回こんかいは同市どうし出身しゅっしんのリリー・フランキーがアンバサダーを務つとめる。オープニング作品さくひんとして阪ばん東ひがし妻つま三郎さぶろうが主演しゅえんを務つとめた「無法むほう松まつの一生いっしょう（4Kデジタル修復しゅうふく版ばん）」と、同どう作さくの知しられざる数奇すうきな運命うんめいと修復しゅうふく過程かていに密着みっちゃくしたドキュメンタリー「ウィール・オブ・フェイト ～映画えいが『無法むほう松まつの一生いっしょう』をめぐる数奇すうきな運命うんめい～」が上映じょうえいされる。

青山あおやまの特集とくしゅうでは、北九州きたきゅうしゅうサーガの始はじまりを告つげた長編ちょうへんデビュー作さく「Helpless」、第だい53回かいカンヌ国際映画祭かんぬこくさいえいがさいで国際こくさい批評ひひょう家か連盟れんめい賞しょうとエキュメニカル賞しょうをダブル受賞じゅしょうした「EUREKA（ユリイカ）」、サーガ最終さいしゅう章あきらとなる「サッド ヴァケイション」を上映じょうえい。さらに菅田すげた将すすむ暉あきら主演しゅえんで芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょうの同名どうめい小説しょうせつを映画えいが化かした「共きょう喰くい」、三浦みうら春はる馬ば、榮さかえ倉くら奈々なな、小西こにし真奈美まなみ、井川いかわ遥はるかが共演きょうえんした「東京とうきょう公園こうえん」、青山あおやまの遺作いさくとなった多た部ぶ未み華子はなこ主演しゅえんの「空そらに住すむ」がラインナップされた。映画えいが祭さいでは青山あおやまと縁えんのある関係かんけい者しゃや出演しゅつえん者しゃをゲストに迎むかえる予定よていだ。

北九州きたきゅうしゅう国際こくさい映画えいが祭さいは12月13日にちから17日にちにかけて市内しないの映画えいが館かんで開催かいさい。なお2022年ねん8月がつに火災かさいで消失しょうしつした同市どうしの映画えいが館かん・小倉こくら昭和しょうわ館かんは、映画えいが祭さいの開催かいさいに間まに合あうよう12月がつの再開さいかいを目指めざしている。

北九州きたきゅうしゅう国際こくさい映画えいが祭さい

2023年ねん12月13日にち（水みず）～17日にち（日ひ） 福岡ふくおか県けん 北九州きたきゅうしゅう市内しないの映画えいが館かんで開催かいさい

オープニング作品さくひん

「ウィール・オブ・フェイト ～映画えいが『無法むほう松まつの一生いっしょう』をめぐる数奇すうきな運命うんめい～」
「無法むほう松まつの一生いっしょう（4Kデジタル修復しゅうふく版ばん）」

特別とくべつ企画きかく

青山あおやま真治しんじ監督かんとく・追悼ついとう特集とくしゅう上映じょうえい

＜上映じょうえい作品さくひん（予定よてい）＞
「Helpless」
「EUREKA ユリイカ」
「サッド ヴァケイション」
「東京とうきょう公園こうえん」
「共とも喰くい」
「空そらに住すむ」