成田なりた結美ゆみ・ピエール瀧たき・松田まつだ弘子ひろこが共演きょうえん、高野たかの徹とおるの初はつ長編ちょうへん作さく「マリの話はなし」12月に公開こうかい

成田なりた結美ゆみ、ピエール瀧たき、松田まつだ弘子ひろこが共演きょうえんした映画えいが「マリの話はなし」が12月8日にちより東京とうきょうのシモキタ - エキマエ - シネマ「K2」ほか全国ぜんこくで順次じゅんじ公開こうかいされることがわかった。

本ほん作さくは3人にんの男女だんじょが織おり成なす喪失そうしつと愛あいの物語ものがたり。スランプ中ちゅうの映画えいが監督かんとく・杉田すぎたは、偶然ぐうぜん出会であった若わかい女性じょせい・マリに心しんを奪うばわれ、映画えいがに出演しゅつえんしてほしいと声こえをかける。情熱じょうねつ的てきで憎にくめない杉田すぎたのキャラクターに、戸惑とまどいながらも恋心こいごころを抱だいていくマリ。2人ふたりは映画えいが制作せいさくを始はじめるが、突然とつぜん杉田すぎたが失踪しっそうしてしまう。喪失そうしつ感かんに苦くるしむマリは、愛あい猫ねこを探さがすフミコと出会であい、自みずからを見みつめ直なおすため“ある決心けっしん”をする。

成田なりたがマリ、ピエールが杉田すぎた、松田まつだがフミコを演えんじた。監督かんとくは短編たんぺん映画えいが「二に十じゅう代だいの夏なつ」の高野たかの徹とおる。彼かれは濱口はまぐち竜介りゅうすけ監督かんとく作さく「ハッピーアワー」「偶然ぐうぜんと想像そうぞう」の助監督じょかんとくを務つとめた経歴けいれきを持もち、今こん作さくが初はつの長編ちょうへん映画えいがとなった。YouTubeでは特報とくほうが公開こうかい中ちゅう。成田なりた、ピエール、松田まつだ、高野たかののコメントは下記かきに掲載けいさいした。

なお本日ほんじつ9月がつ22日にちに本ほん作さくの配給はいきゅう支援しえんを目的もくてきとしたクラウドファンディングがスタート。詳くわしくは特設とくせつページで確認かくにんを。

「マリの話はなし」特報とくほう

成田なりた結美ゆみ コメント

「マリの話はなし」を観みながらなぜか自然しぜんと涙なみだが溢あふれていました。マリの心しんの葛藤かっとう、傷きずついてもそれでも誰だれかを愛あいし続つづけたいと思おもうマリの姿すがた。そんなマリを観みて、とても切せつなくなり、でも思おもいがけない素敵すてきな出会であいに、また胸むねがほっこりと温あたたかくなり…最後さいごにはなんだか魔法まほうにかけられたような気持きもちになり、もう一度いちど観みたくなりました。この作品さくひんを通とおして、本当ほんとうに誰だれかを愛あいするってどういうことなんだろう、と考かんがえさせられました。そして女性じょせいとして強つよく生いき抜ぬいていこうと、マリに背中せなかを押おしてもらえたような気きがします。
本ほん作さくを通とおして、皆みなさんにも少すこしでも元気げんきを与あたえられたら嬉うれしいです。

ピエール瀧たき コメント

この映画えいがはいくつかのパートで構成こうせいされています。自分じぶんはそのうちのひとつを担当たんとうさせていただいたので、実じつは全貌ぜんぼうはわかっていないんです。でも、観客かんきゃくの皆みなさんの感かんじ方かたでいくつもの物語ものがたりを紡つむぎ出だせる面白おもしろい作品さくひんだと脚本きゃくほんを読よんで思おもいました。どうか楽たのしんで。

松田まつだ弘子ひろこ コメント

夢ゆめなのか、日常にちじょうなのか、夢ゆめだとしてだれがだれの夢ゆめを見みてるのか。「マリの話はなし」を見みていると、いろいろなことがわからなくなります。でも、そのときどきに自由じゆうな見方みかたをして良よいのだと言いわれている気きがします。出でてくる人ひとたちは、一ひとつのことを言いいながらどうも別べつのことを考かんがえてるみたいだし、それが何なになのかわかりません。わからないことをわからないまま味あじわったり、ああなのかこうなのかと思おもいをめぐらせたり、そういう豊ゆたかな時間じかんを過すごさせてくれる作品さくひんだと思おもいます。

高野たかの徹とおる コメント

観客かんきゃくが自由じゆうに想像そうぞうし、楽たのしんでもらえる映画えいが「マリの話はなし」が完成かんせいしました。この映画えいがには、「発見はっけんできる喜よろこび」と「あなただけの解釈かいしゃく」、つまり「主体しゅたい的てきに映画えいがを見みる」という、特別とくべつな映画えいが体験たいけんが待まっていると思おもいます。わかりやすさに甘あまんじない、チャレンジングな本ほん作さくの不確ふたしかさを支ささえているのは、俳優はいゆうさんたちの素晴すばらしい演技えんぎです。是非ぜひ、劇場げきじょうで確たしかめてください！