「屋根裏やねうらのラジャー」寺田てらだ心しんらがシネマオーケストラ体感たいかん、号泣ごうきゅうの仲なか里依りえ紗しゃは「メイク直なおしたい」

長編ちょうへんアニメーション映画えいが「屋根裏やねうらのラジャー」のジャパンシネマオーケストラが、本日ほんじつ12月がつ6日にちに東京とうきょう・東京とうきょうオペラシティ コンサートホールで開催かいさい。キャストの寺田てらだ心こころ、鈴すず木梨きなし央ひさし、仲なか里依りえ紗しゃ、イッセいっせー尾形おがた、監督かんとくの百瀬ももせ義行よしゆき、プロデューサーの西村にしむら義明よしあきが参加さんかした。

スタジオポノックの最新さいしん作さく「屋根裏やねうらのラジャー」は、愛あいを失うしなった少女しょうじょアマンダと、彼女かのじょの想像そうぞうから生うまれた“イマジナリ”の少年しょうねんラジャーが現実げんじつと想像そうぞうの世界せかいを駆かけ巡めぐるさまを描えがいたファンタジー。寺田てらだがラジャー、鈴木すずきがアマンダに声こえを当あてたほか、イマジナリの町まちでラジャーが出会であう少女しょうじょエミリ役やくに仲なか、ラジャーを付つけ狙ねらう謎なぞの男おとこミスター・バンティング役やくに尾形おがたがキャスティングされた。

この日ひ、映画えいが公開こうかい前まえ・邦画ほうが史上しじょう初はつとなるジャパンシネマオーケストラが開催かいさい。栗田くりた博文ひろぶみが指揮しきを務つとめる神奈川かながわフィルハーモニー管弦楽かんげんがく団だんによる全編ぜんぺんフルオーケストラ生せい演奏えんそう、そしてア・グレイト・ビッグ・ワールドのイアン・アクセルが主題歌しゅだいか「Nothing's Impossible」を生なま歌唱かしょうし、場内じょうないは感動かんどうの渦うずに包つつまれた。

観客かんきゃくとともに場内じょうないでシネマオーケストラを体感たいかんした寺田てらだは「『Nothing's Impossible』の歌詞かしは、アマンダのお父とうさんが伝つたえたいメッセージなんじゃないかと考かんがえさせられました。素晴すばらしかったです」と述のべる。鈴木すずきは「素敵すてきな演奏えんそうとともに映画えいがを観みることができて……まだ余韻よいんがすごくて（涙なみだが）あふれてきちゃいますね。アマンダを演えんじることができてすごく幸しあわせだなあと思おもいました」と感慨深かんがいぶかい様子ようすだった。

仲なかは「本当ほんとうに貴重きちょうな体験たいけんをさせてもらいました。この作品さくひんを観みるのは2度目どめでしたが、より世界せかい観かんに没入ぼつにゅうすることができて号泣ごうきゅうしちゃいました。メイク直なおしに行いきたい（笑）」とはにかむ。尾形おがたは「もう鳥肌とりはだ立だちっぱなし、泣なきっぱなしでした」と拍手はくしゅを送おくり、百瀬ももせも「シネマオーケストラは憧あこがれでしたので、すごくいい体験たいけんになりました」と続つづける。栗田くりたは観客かんきゃくに対たいし「映画えいがっていいですよね。音楽おんがくっていいですよね。そして、『屋根裏やねうらのラジャー』最高さいこうですよね！」と投なげかけ、会場かいじょうを沸わかせた。

透すき通とおるような歌声うたごえを披露ひろうしたアクセルは「夢ゆめが叶かないました。『Nothing's Impossible』は細部さいぶまでこだわって作曲さっきょくしました。あれから数すう年ねん後ご、こうして素敵すてきなステージで披露ひろうできたことは魔法まほうのよう。本当ほんとうにうれしいです」と明あかす。西村にしむらは、制作せいさく進行しんこうの遅おくれにより公開こうかい延期えんきの判断はんだんをした当時とうじを回想かいそうしながら「スタッフみんなが『もう無理むりだ……』と思おもっていたときに、イアンから『Nothing's Impossible』のAパートが届とどいた。もう涙なみだ出でちゃって。“できるよ”というメッセージに励はげまされました」と述懐じゅっかいした。

イベントの最後さいごには、アクセルと神奈川かながわフィルハーモニー管弦楽かんげんがく団だんがア・グレイト・ビッグ・ワールドの楽曲がっきょく「Say Something」を披露ひろうし会場かいじょうを沸わかせた。なお「Nothing's Impossible」に参加さんかしているレイチェル・プラッテンは、不測ふそくの事態じたいにより来日らいにち中止ちゅうしとなった。

「屋根裏やねうらのラジャー」は、12月15日にちより全国ぜんこくロードショー。

映画えいが「屋根裏やねうらのラジャー」予告編よこくへん