「DEAD OR ZOMBIE」続編ぞくへんとなる短編たんぺんシリーズ制作せいさく、クラウドファンディングを実施じっし

短編たんぺん映画えいが「DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生はっせいしようとも、ボクたちは自己じこ評価ひょうかを変かえない」の続編ぞくへんにあたる配信はいしん用よう短編たんぺんシリーズの制作せいさくが決定けってい。全編ぜんぺんの完成かんせいに向むけて、10月9日にちにクラウドファンディングがMotionGalleryでスタートする。

「DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生はっせいしようとも、ボクたちは自己じこ評価ひょうかを変かえない」は、隔離かくりされた地方ちほう都市としでゾンビとなった家族かぞくを世話せわする主人公しゅじんこう・早希さきがサバイバルを繰くり広ひろげる物語ものがたり。同どう作さくはもともと長編ちょうへん映画えいがとして企画きかくされ、ゾンビ隔離かくり地域ちいきに残のこった人々ひとびとの姿すがたをオムニバス風ふうに描えがく脚本きゃくほんが準備じゅんびされていたという。

続編ぞくへんには前作ぜんさくで主演しゅえんを務つとめた倉島くらしま颯良のほか、阿部あべ力つとむ、紀きの那なきりこ、宮澤みやざわ寿ひさし、涼りょう井い菜さい生せい、長谷川はせがわ千せん紗しゃ、みやべほの、和田わだ光ひかり沙すな、程ほど波はが出演しゅつえん。前作ぜんさくに続つづいて江川えがわ悦子えつこが特殊とくしゅメイクを担当たんとうし、佐藤さとう智也ともやが監督かんとくを務つとめる。

「DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生はっせいしようとも、ボクたちは自己じこ評価ひょうかを変かえない」がエピソード1となり、「DEAD OR ZOMBIE エピソード0 生命せいめいの起源きげん（仮かり）」「DEAD OR ZOMBIE エピソード2 宇宙うちゅうの意思いし（仮かり）」「DEAD OR ZOMBIE エピソード3 生いきる意味いみ（仮かり）」が制作せいさくされる予定よていだ。キャスト、スタッフ、映画えいが評論ひょうろん家かの塩田しおだ時敏ときとしによるコメントは以下いかの通とおり。

倉島くらしま颯良 コメント

佐藤さとう監督かんとくがゾンビを通とおして描えがく表現ひょうげんに共感きょうかんしていると共ともに、「走はしらないゾンビ」にまた会あえるかもしれないと思おもうと嬉うれしく思おもいます。
お力添ちからぞえをいただければ幸さいわいです。

阿部あべ力つとむ コメント

佐藤さとう監督かんとくとは「湖底こていの空そら」でご一緒いっしょさせていただきました。佐藤さとうさんの作品さくひんからは静しずかな、そしてとても強つよいエネルギーを感かんじさせられます。現場げんばでの佐藤さとう監督かんとくご本人ほんにんからもそのような感覚かんかくを感かんじます。また作品さくひんに呼よんでいただけて感謝かんしゃです。今回こんかいも佐藤さとうさんの現場げんばを楽たのしみにしています。

紀きの那なきりこ コメント

この作品さくひんに参加さんかできることが決きまってから、佐藤さとう監督かんとくは、私わたしの出演しゅつえん作さくを何なん本ほんもご覧らんくださり、丁寧ていねいにご感想かんそうをくださいました。そのように向むき合あってくださることにとても感謝かんしゃすると同時どうじに、身みが引ひき締しまる思おもいでおります。私わたしの演えんじる天野あまの聖きよし佳けいは、仕事しごとと家庭かていの狭間はざまでもがいている、とても人間にんげん臭くさいひとだと思おもいます。その生々なまなましさを演えんじられるよう、撮影さつえいまでにしっかり準備じゅんびをして臨のぞみたいと思おもいます。

宮澤みやざわ寿ひさし コメント

エピソード1でゾンビとして出演しゅつえんさせていただいておりますが、まさか人間にんげんだった頃ころを描えがかれる事ことになるとは夢ゆめにも思おもっておりませんでした！
ゾンビを只ただの記号きごうではなく、1人ひとりの人間にんげんの可能かのう性せいとして描えがく佐藤さとう監督かんとくの作品さくひんに参加さんか出来できる事ことを楽たのしみにしております！

涼りょう井い菜さい生せい コメント

誰だれもが生いきづらさを感かんじる時代じだいに、少すこしでも自分じぶんらしさや生いきる目標もくひょうを持もってほしいという願ねがいを込こめて演えんじさせていただきます。

長谷川はせがわ千せん紗しゃ コメント

前作ぜんさくを拝見はいけんし、今回こんかいのシナリオを読よんで、佐藤さとう監督かんとくが描えがく新あたらしいゾンビの世界せかいに参加さんかしてみたいと思おもいました。どうか、今いままでに観みたことのないゾンビ映画えいがを作つくり出だすために、どうぞよろしくお願ねがいいたします。

みやべほの コメント

「わたし」はどうなったら、わたしでは無なくなるのか。意識いしきや記憶きおくが無なくなっても、人格じんかくが大おおきく変かわっても、それはわたしなのか。わたしを決きめるのはわたしなのか、他者たしゃなのか。そんなことを考かんがえる一ひとつのきっかけになりました。

程ほど波は コメント

新あたらしい映画えいがのために皆みなと共ともに頑張がんばりたいです！

江川えがわ悦子えつこ（特殊とくしゅメイク / メイクアップディメンションズ）コメント

エピソード0はゾンビは登場とうじょうしないですよ！
むしろ子供こどもを持もつ働はたらく若わかい夫婦ふうふの育休いくきゅう問題もんだいや、宇宙うちゅうとの未知みちとの遭遇そうぐう！などを取とり入いれていて現代げんだいを反映はんえいしています。
ちょっと視点してんを変かえてゾンビが登場とうじょうする前まえに考かんがえたいことがいっぱい！ でも違ちがった意味いみでわくわくします。

谷口たにぐち尚久なおひさ（音楽おんがく）コメント

佐藤さとう監督かんとくの作品さくひんに、また参加さんかすることができて大変たいへん光栄こうえいです。あらすじを読よみましたが、育休いくきゅう？人類じんるいの進化しんか？自殺じさつ志願しがん？と頭あたまがフリーズしています。つまり、とても楽たのしみです！

佐藤さとう智也ともや（監督かんとく）コメント

ゾンビとは何なにか？ ゾンビが走はしるか走はしらないかは世代せだいによって認識にんしきに差さがあると思おもいますが、自分じぶんにはやはりジョージ・A・ロメロ監督かんとくの「ゾンビ」（Dawn of the Dead,1978）の衝撃しょうげきが大おおきかったです。死者ししゃが動うごき出だして生者しょうじゃを襲おそう。それに対たいする生者しょうじゃ側がわの様々さまざまな反応はんのうが「ゾンビ」には描えがかれていました。夫おっとが生いき返かえったと喜よろこび、抱だきついて首くびを噛かまれる女性じょせい。死しんでいく同僚どうりょうを見守みまもり、ゾンビとして蘇よみがえった途端とたんに撃うち殺ころすSWAT隊員たいいん。ハンティングのようにゾンビ狩かりをする、ライフルを持もった人々ひとびと。ゾンビは生者しょうじゃの肉にくを求もとめて徘徊はいかいするだけの存在そんざいであり、その現象げんしょうをどう解釈かいしゃくするかは生者しょうじゃの側がわに委ゆだねられていました。「親したしい人ひとがゾンビになった時ときにあなたはどうしますか？」という問といが常つねに生者しょうじゃに投なげかけられているのです。

塩田しおだ時敏ときとし（映画えいが評論ひょうろん家か）コメント

ゾンビはもはやホラーにあらず。時代じだい劇げきや西部せいぶ劇げき、あるいはロマンポルノのように、一定いっていの描写びょうしゃがあれば何なにでも描えがける映画えいがの無限むげんの大地だいち。