げんじぶ大倉おおくら空そら人じんはホラーの現場げんばでも明あかるいムード作つくり出だす“原因げんいん”、川崎かわさき麻世まよも「将来しょうらいが楽たのしみ」と太鼓判たいこばん

原因げんいんは自分じぶんにある。の大倉おおくら空そら人じんが主演しゅえんを務つとめる映画えいが「ヒッチハイク」の完成かんせい披露ひろう試写ししゃ会かいが本日ほんじつ6月がつ15日にちに東京とうきょう・ヒューマントラストシネマ渋谷しぶやで行おこなわれ、大倉おおくら、中村なかむら守まもる里さと、平野ひらの宏ひろし周しゅう、川崎かわさき麻世まよ、山田やまだ雅史まさし監督かんとくが登壇とうだんした。

「ヒッチハイク」は、2ちゃんねるのオカルト版ばんスレッド「死しぬ程ほど洒落しゃれにならない怖こわい話はなしを集あつめてみない？」に投稿とうこうされた都市とし伝説でんせつを映画えいが化かした作品さくひん。大倉おおくらは悪友あくゆうとともにヒッチハイクをし、異様いような雰囲気ふんいきを持もつ一家いっかに遭遇そうぐうしたことで追おい詰つめられていく主人公しゅじんこう・山崎やまざき健けんを演えんじた。

挨拶あいさつの冒頭ぼうとう、大倉おおくらは自身じしんが演えんじた役柄やくがらについて「健けんは母親ははおやからの過か干渉かんしょうにストレスを感かんじていて、その影響えいきょうで親友しんゆうの和也かずやとヒッチハイクをするところから物語ものがたりが始はじまります」と説明せつめいし「登場とうじょう人物じんぶつの思おもいが交差こうさして物語ものがたりが繰くり広ひろげられる映画えいがになっておりますので、ぜひ最後さいごまで楽たのしんでいってください」と観客かんきゃくに語かたりかける。昨年さくねんの12月に群馬ぐんま県けんで行おこなわれた撮影さつえいは、寒さむさの厳きびしい環境かんきょうながら「ホラー映画えいがとは思おもえないくらい明あかるく温あたたかく、ワイワイしていた」と言いい、大倉おおくらは「宏ひろし周しゅうがムードメイカー的てきな存在そんざいでみんなに明あかるく話はなしかけてくれたし、守まもり里さとちゃんは過去かこに別べつの現場げんばで一緒いっしょになったこともあったので、楽たのしく話はなさせていただきました」と続つづけた。

そんな言葉ことばの通とおり壇上だんじょうのやりとりもにぎやかに進すすんだが、「現場げんばでの恐怖きょうふ体験たいけん」をテーマにしたトーク進行しんこうやどこかシリアスな会場かいじょうの空気くうき感かんを察さっした大倉おおくらは「ちょっと待まって。1回かいこの空気くうきやめません？ ホラー映画えいがだから、みたいなこの空気くうき！」と提案ていあん。「皆みなさん、1回かい拍手はくしゅしてもらっていいですか？ そうしたら全力ぜんりょくで笑わらっていただいて。はい、この雰囲気ふんいきでいきましょう！」と率先そっせんして場ばの雰囲気ふんいきを盛もり上あげてみせる。客席きゃくせきに広ひろがった和なごやかなムードに大倉おおくらが笑顔えがおを浮うかべると、和也かずや役やくの平野へいやは「こういう雰囲気ふんいきにした“原因げんいんは自分じぶんにある。”って言いってね！」と切きり出だしてさらなる盛もり上あがりを作つくり、これに大倉おおくらは「さっき考かんがえたでしょ？ ありがとうございます（笑）」と感謝かんしゃを伝つたえた。

そしてトークの後半こうはんパートには、健けんたちを恐怖きょうふに陥おとしいれる一家いっかの長ちょう・ジョージを演えんじた川崎かわさきが登場とうじょう。劇げき中ちゅうで重要じゅうような鍵かぎを握にぎるスイス民謡みんよう「おおブレネリ」を熱唱ねっしょうしながらステージに上あがった川崎かわさきは「もう私わたしはおじさんですから、皆みなさんの若わかいパワーに支ささえられながら撮影さつえいを終おえられたかなって」と登壇とうだん者しゃとの共演きょうえんを振ふり返かえる。大倉おおくらが「（休憩きゅうけい中ちゅうは）世代せだいの話はなしとかをしましたよね」と語かたりかけると、川崎かわさきは「したね」と応おうじ「みんなとは世代せだいが離はなれすぎているけど、『そんなに歳としの差さは感かんじない』と言いってくれたのが救すくいだったかな」と明あかした。

ケータリングや撮影さつえい地ちの話題わだいで盛もり上あがったトークセッションの最後さいごには、本ほん作さくで映画えいが初はつ主演しゅえんを務つとめた大倉おおくらへ、先輩せんぱい・川崎かわさきからアドバイスが送おくられる場面ばめんも。「アドバイスをするどころか、この方ほうは素晴すばらしいですよ」と大倉おおくらを指さした川崎かわさきは「台本だいほんを読よみ込こんでいて、演技えんぎプランもしっかり考かんがえてきていて。さっきもね、裏うらで『ヒッチハイクポーズ、どうしましょう？』という話はなしになったら『こうしましょう』と率先そっせんして提案ていあんしていたり。リーダーシップが執とれるし、どうすればうまくいくか、プランを考かんがえてきている素晴すばらしい役者やくしゃさん。将来しょうらいが楽たのしみです」と、その座長ざちょうぶりに太鼓判たいこばんを押おす。川崎かわさきの言葉ことばを真横まよこで聞きいていた大倉おおくらは「うれしいです。ただのでしゃばりなんですよ（笑）」と謙遜けんそんしつつ「撮影さつえい期間きかんが短みじかかったので、不安ふあんな部分ぶぶんもあったんです。だけど、先さきにクランクアップした川崎かわさきさんが『空そら人じんの演技えんぎは最高さいこうだから、自信じしん持もって残のこりの撮影さつえいも臨のぞんでね』と言いってくださって。カッコよ！って。おかげで元気げんきに駆かけ抜ぬけられたし、その言葉ことばに救すくわれました」と感謝かんしゃを伝つたえていた。