ONE OK ROCKがWANIMAとドームで競演きょうえん、3まんにん熱狂ねっきょうみちびいた一夜いちや

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ONE OK ROCKがオーガナイザーをつとめるたいバンライブ「SUPER DRY SPECIAL LIVE Organized by ONE OK ROCK」が5月18、19にち埼玉さいたま・ベルーナドーム、25にち大阪おおさかきょうセラドーム大阪おおさか開催かいさいされた。

左からTaka(Vo / ONE OK ROCK)、KENTA(Vo, B / WANIMA)。(Photo by Masahiro Yamada)

ひだりからTaka(Vo / ONE OK ROCK)、KENTA(Vo, B / WANIMA)。(Photo by Masahiro Yamada)

おおきなサイズでる(ぜん13けん

ONE OK ROCKとWANIMA。(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

ONE OK ROCKとWANIMA。(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)拡大かくだい

3日間にちかんにわたりおこなわれたほん公演こうえん。ライブは各日かくじつたいバン相手あいてことなるオムニバス形式けいしきおこなわれ、ONE OK ROCKは18にちWANIMA、19にちにAwich、そして25にちにVaundyと競演きょうえんした。ここではやく3まんにん熱狂ねっきょうした18にち公演こうえん模様もようをレポートする。

WANIMA

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)拡大かくだい

ちきるまえのベルーナドームにさわやかなかぜけるなか先攻せんこうのWANIMAがステージに登場とうじょう。KENTA(Vo, B)は「ちにったこのがやってきたよ。ここにあつまった全員ぜんいんに、そしてONE OK ROCKに、ありがとうをめて」とかたり、オープニングナンバーの「THANX」で冒頭ぼうとうから渾身こんしん歌声うたごえ披露ひろうする。さらにKENTAは「みんなでうたおう」と観客かんきゃくびかけ、場内じょうないをピースフルなムードへと先導せんどう。2022ねん3がつから2024ねん6がつにかけて、2ねん3カ月かげつにおよぶロングツアー「Catch Up TOUR~1Time 1Chance~」を敢行かんこうちゅうのWANIMAは、ツアーでつちかった胆力たんりょくやライブりょくあますことなくけた。

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

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1がつ配信はいしんしたアコースティックミニアルバム「1Time」のインタビュー参照さんしょう:WANIMAはつのアコースティックミニアルバム「1Time」特集とくしゅう追憶ついおくにひたり、たものとはで、「としかさねて成長せいちょうしていくにつれて、『うたとどけよう』というおもいがつよくなってきて」とかたったWANIMA。それを体現たいげんするかのように、かれらはこののライブで「THANX」をはじめとしたすうきょく冒頭ぼうとうを、歌声うたごえをフィーチャーしたアレンジで演奏えんそうし、きょくめたメッセージを純度じゅんどたかとどけた。

2018ねん8がつはつのドーム公演こうえんとして、ベルーナドーム(当時とうじ名称めいしょう:メットライフドーム)でワンマンライブ「WANIMA Everybody!! Tour Final!!」を実施じっししたWANIMA は、この会場かいじょうつのは6ねんぶり。KENTAはベルーナドームを“因縁いんねん場所ばしょ”と説明せつめいし、その理由りゆうとして「WANIMA Everybody!! Tour Final!!」の初日しょにちにFUJI(Dr, Cho)が脱水だっすい症状しょうじょうのため救急きゅうきゅうしゃ搬送はんそうされ、2にちはKO-SHIN(G, Cho)がライブちゅうにトイレにったというエピソードをかたった。そのかれは「だから今日きょう失敗しっぱいすることはゆるされないんですよ。WANIMAやべえ、かっけえ!とおもわれるようなライブをしようとおもいます」と力説りきせつした。

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)拡大かくだい

「リベンジ」ではその言葉ことばどおり、3にんほのおがるステージでじゅう低音ていおんとどろかせ、さきの「THANX」のピースフルなムードとは一転いってんした“カッコいい”WANIMAを提示ていじ。さらにKENTAが「みんなのバイブスとおれらのバイブスぶつけおうぜ」と前置まえおきしてかららしたのは、最新さいしんアルバム「Catch Up」の収録しゅうろくきょく「Oh!? lie! wrong!!」のイントロ。ミクスチャーテイストのメロディでバンドのしん機軸きじくをアピールした。さらにいきおいはそのままにダンサブルな「オドルヨル」、カッティングやイントロのベースフレーズが印象いんしょうてきな「BIG UP」でオーディエンスをおどらせた。

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

WANIMA(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)拡大かくだい

KENTAはONE OK ROCKとの出会であいやどうバンドのTaka(Vo)とのエピソードについて、「最初さいしょにアリーナツアーでWANIMAを静岡しずおかんでくれて。そこでTakaがLINE交換こうかんしようとってくれたんやけど、そこから4、5ねんくらい一切いっさい連絡れんらくらんくて。Takaはおれきらっとるっておもったみたいで、おれおれでTakaのことを自分じぶん両極端りょうきょくたんにおるひとやと勘違かんちがいしとって。そんななか、[re:]プロジェクト(2020ねん6がつにTakaと清水しみず翔太しょうた発足ほっそくしたプロジェクト)にさそってくれた。そのときにはらってはなしたなんかいもあったとよ。そしたらめちゃくちゃ共通きょうつうてんおおくて、最近さいきんでは毎日まいにち一緒いっしょにおってふかはなしまで相談そうだんするなかになってさ。ワンオクに出会であえたこと、Takaに出会であえたことはおれにとって財産ざいさんです」としずかにかたった。

WANIMAのライブの様子。(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)

WANIMAのライブの様子ようす。(Photo by Yukihide "JON..." Takimoto)拡大かくだい

その雰囲気ふんいきぐように、WANIMAはエモーショナルに「りんどう」をパフォーマンス。観客かんきゃくきょく雰囲気ふんいきわせて携帯けいたいのライトをともして幻想げんそうてき光景こうけいした。そしてWANIMAはギアをえるように代表だいひょうきょくの「なつあきら」、キラーチューン「いいから」、力強ちからづよいギターリフが印象いんしょうてきな「まぶしひかり」、エネルギッシュなショートチューン「Hey Lady」をたたみかけ、ベルーナドームの熱気ねっきをぐんぐん上昇じょうしょうさせる。ラストの「ともに」でKENTAは「出逢であえてよかったありがとう」という歌詞かしにONE OK ROCKや観客かんきゃくへのおもいをめるようにして熱唱ねっしょう。WANIMAはフルパワーで11きょく演奏えんそうけ、6ねんまえの“リベンジ”をたした。

ONE OK ROCK

ONE OK ROCKのライブの様子。(Photo by Masahiro Yamada)

ONE OK ROCKのライブの様子ようす。(Photo by Masahiro Yamada)拡大かくだい

すっかりちてくらくなったベルーナドームに姿すがたあらわしたのはONE OK ROCK。1きょくの「We are」はビジョンも派手はで特攻とっこう使つかわない、シンプルにONE OK ROCKの音楽おんがく堪能たんのうできる演出えんしゅつに。場内じょうないにスケールかんのあるサウンドがひびきわたり、荘厳そうごん雰囲気ふんいきかれらの演奏えんそうがスタートした。つづく「Take me to the top」をさかいに4にんはモードチェンジ。アグレッシブなパフォーマンスをひろげて観客かんきゃくのテンションを一気いっきげる。さらに2015ねんにリリースされたアルバム「35xxxv」の収録しゅうろくきょく「Cry out」をひさびさに披露ひろうし、Taka(Vo)がメインステージからびるセンターステージへしてオーディエンスの視線しせんあつめた。

左からONE OK ROCKのTaka(Vo)、Toru(G)。(Photo by Masahiro Yamada)

ひだりからONE OK ROCKのTaka(Vo)、Toru(G)。(Photo by Masahiro Yamada)拡大かくだい

ライブをおこなうのがやく半年はんとしぶりだというONE OK ROCK。Takaは「ちょっと緊張きんちょうしてます。でも、ステージにったら『よーしやったるぞ』という気持きもちになってます」と奮起ふんきした。そのONE OK ROCKはダイナミックなサウンドの「Stand Out Fit In」で半年はんとしのブランクをかんじさせない強靭きょうじんなグルーヴをはなち、世間せけんへのアンチテーゼをはらんだ歌詞かしの「Mad World」で攻撃こうげきてき側面そくめん提示ていじした。

左からONE OK ROCKのRyota(B)、Toru(G)、Taka(Vo)。(Photo by Kosuke Ito)

ひだりからONE OK ROCKのRyota(B)、Toru(G)、Taka(Vo)。(Photo by Kosuke Ito)拡大かくだい

MCでTakaはKENTAとのさまざまな共通きょうつうてんおもなるルーツをはなしつつ「バンドのボーカリストで信頼しんらいしているひとって何人なんにんかしかいないんだけど、そのなかでもおなどしふかはなしができるのはかれくらいだなとおもっていて。本当ほんとうぼく大切たいせつ親友しんゆう1人ひとり」とかたった。さらに「いままでWANIMAとちゃんとしたたいバンライブってやったことなかったな。普段ふだんは(KENTAと)音楽おんがくはなしをしないんですよ。まったく。だからこういう場所ばしょうたっている姿すがたると、ちょっと他人たにんのようなかんじもするんですけど、やっぱ素敵すてき歌手かしゅだなとおもいます」と賞賛しょうさんした。

Toru(G / ONE OK ROCK)(Photo by Masahiro Yamada)

Toru(G / ONE OK ROCK)(Photo by Masahiro Yamada)拡大かくだい

この公演こうえん作品さくひんのリリースにひもいたライブではないことから、セットリストは新旧しんきゅう楽曲がっきょくまじえた構成こうせいに。Takaの「ONE OK ROCKをきでいてくれるひとたちがよろこんでくれるきょくをやろうとおもう」という前置まえおきから演奏えんそうされたのは、2007ねんリリースのアルバム「ゼイタクビョウ」の収録しゅうろくきょく欲望よくぼうちた青年せいねんだん」だ。リリースからやく17ねんという月日つきひったにもかかわらず根強ねづよ人気にんきのこのきょくを、ONE OK ROCKは当時とうじよりさらにゆたかな歌唱かしょうりょく安定あんていかんのある演奏えんそうでアップデートした。

ONE OK ROCKのライブの様子。(Photo by Kosuke Ito)

ONE OK ROCKのライブの様子ようす。(Photo by Kosuke Ito)拡大かくだい

宇宙うちゅう空間くうかん出発しゅっぱつする“Wonderごう”への乗車じょうしゃをうながす映像えいぞう演出えんしゅつでオーディエンスの期待きたいかんたかまったところで、ONE OK ROCKは2021ねん発表はっぴょうの「Wonder」を演奏えんそう。スペーシーな映像えいぞうをバックに、ハードロック調ちょうのメロディやビートにせてかろやかにからだらしながらパフォーマンスをひろげた。最新さいしんきょくであるロックナンバー「Make It Out Alive」ではイントロのフレーズをかえして、観客かんきゃくをヒートアップさせる。4にんはさらにじゅう低音ていおんたたけてヘッドバンギングをうながし、ベルーナドームを熱狂ねっきょうへとみちびいた。

Tomoya(Dr / ONE OK ROCK)(Photo by Masahiro Yamada)

Tomoya(Dr / ONE OK ROCK)(Photo by Masahiro Yamada)拡大かくだい

ONE OK ROCKのライブではTakaが歌詞かしをアレンジし、観客かんきゃくけるようにさけ姿すがたがおなじみ。「Mighty Long Fall」では、「じゃどうする?どうしよ!」という歌詞かしパートで、Takaが「じゃあどうすんだよ!?」と力強ちからづよいかけてオーディエンスをかせた。バンドはさらに「The Beginning」を熱演ねつえんし、ステージをあとにした。

熱烈ねつれつなアンコールのこえけて、ONE OK ROCKはしずかにさい登場とうじょう静謐せいひつなムードのなか、「Fight the night」の雄大ゆうだいなサウンドにせてTakaがびやかな歌声うたごえひびかせた。ここでONE OK ROCKはWANIMAをステージにむ。熱唱ねっしょうしながら登場とうじょうしたKENTAにかって、Takaが「ながいよ!」とつっこむなど、2人ふたりはフランクな口調くちょうでやりりをひろげ、気心きごころれた様子ようすをうかがわせた。ラストナンバーはあかるい曲調きょくちょうのエールソング「キミシダイ列車れっしゃ」。KO-SHINがギター演奏えんそう参加さんかしたかとおもえば、FUJIは客席きゃくせきけてキャノンほう発射はっしゃする。さらにTakaとKENTAがアリーナの外周がいしゅうエリアへし、屈託くったくのない笑顔えがおなみはし最後さいごにTakaが「そのキラキラした気持きも絶対ぜったいわすれんなよ!」と観客かんきゃくかってびかけ、れやかなムードで2くみたいバンライブのまくじた。

セットリスト

WANIMA

01. THANX
02. リベンジ
03. Oh!? lie! wrong!!
04. オドルヨル
05. BIG UP
06. りんどう
07. なつあきら
08. いいから
09. まぶしひかり
10. Hey Lady
11. ともに

ONE OK ROCK

01. We are
02. Take me to the top
03. Cry out
04. Stand Out Fit In
05. Mad World
06. One Way Ticket
07. 欲望よくぼうちた青年せいねんだん
08. Always coming back
09. Wonder
10. Make It Out Alive
11. Mighty Long Fall
12. The Beginning
<アンコール>
13. Fight the night
14. キミシダイ列車れっしゃ

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