くるりがトリでキラーチューン連発れんぱつ絶好ぜっこう天気てんきめぐまれた「CIRCLE」初日しょにち

17

337

この記事きじかんするナタリー公式こうしきアカウントの投稿とうこうが、SNSじょうでシェア / いいねされたかず合計ごうけいです。

  • 45 269
  • 23 シェア

野外やがいフェス「CIRCLE '24」が5月18、19にち福岡ふくおかうみ中道ちゅうどう海浜かいひん公園こうえん 野外やがい劇場げきじょうおこなわれた。「CIRCLE」は2007ねんはつ開催かいさいされ、今年ことしで11かいとなるイベント。2日間にちかんで18くみのアーティストが出演しゅつえんし、CIRCLE STAGE、KOAGARI STAGE、DJブースのKAKU-UCHI Annexという3つのステージでパフォーマンスがひろげられた。この記事きじでは1にち模様もようをレポートする。

くるりのステージの様子。

くるりのステージの様子ようす

おおきなサイズでる(ぜん76けん

折坂おりさか悠太ゆうた

折坂悠太のステージの様子。

折坂おりさか悠太ゆうたのステージの様子ようす拡大かくだい

燦々さんさんとした太陽たいようしたくもひとつない青空あおぞらにカラッとしたふうく。えがいたようなフェス日和びよりとなった「CIRCLE」初日しょにち。CIRCLE STAGEにはまず折坂おりさか悠太ゆうた登場とうじょうし、開演かいえん狼煙のろしげるがごとく「坂道さかみち」でやわらかな歌声うたごえひびかせる。「人人ひとびと」「スペル」とつづ会場かいじょう心地ここちよいれをした折坂おりさかは、「つとむつとむ」ではアグレッシブなパフォーマンスを展開てんかいし、硬軟こうなんぜたステージでオーディエンスを魅了みりょう。「さびしさ」でのロングトーンで拍手はくしゅびたのち、新曲しんきょく「ハチス」で豊潤ほうじゅんなサウンドをかろやかにとどけ、最後さいごおおきなこえで「CIRCLE!!」とさけんだ。

Nagakumo

Nagakumoのステージの様子。

Nagakumoのステージの様子ようす拡大かくだい

一方いっぽうのKOAGARI STAGEには、関西かんさい拠点きょてん活動かつどうする“ネオネオアコ・バンド”Nagakumo登場とうじょうはつ野外やがいフェス出演しゅつえんとなる4にんは、そのうれしさをにじませながら「おもいがけずあめ」「日曜にちよう前夜ぜんや」といったポップチューンをかなでていく。アコギのかわいた音色ねいろやエアリーな歌声うたごえ海風かいふうるたび、あたりはすずやかな空気くうきつつまれる。「あるところ」や「Bedtime Bear」ではたびたびパンキッシュないちめんのぞかせ、Nagakumoの魅力みりょくをたっぷりととどけた。

KIRINJI

KIRINJIのステージの様子。

KIRINJIのステージの様子ようす拡大かくだい

日差ひざしが一層いっそうつよくなりはじめた14:00まえ、CIRCLE STAGEにはKIRINJIあらわれた。堀込ほりごみだかじゅ(Vo, G)たちは「Rainy Runway」で観客かんきゃくおどらせ、そのも「ゼロゲーム」「nestling」とダンサブルな楽曲がっきょく連続れんぞくでパフォーマンス。サポートの小田おだ朋美ともみ(Vo, Syn)がリードボーカルをになったメロウなソウルナンバー「killer tune kills me」では、はかないハーモニーとギターの音色ねいろせつなさを演出えんしゅつする。スペイシーなシンセサイザーのサウンドでまくけた「Runner's High」が演奏えんそうされると途端とたんふうつよくなり、おおらかなサウンドにまかせるように上空じょうくうでとんびが旋回せんかいはじめた。KIRINJIは最後さいご人気にんききょく時間じかんがない」を披露ひろうし、白昼はくちゅう野外やがいをダンスホールへと変容へんようさせ、ステージをめくくった。

グソクムズ

グソクムズのステージの様子。

グソクムズのステージの様子ようす拡大かくだい

リハーサルちゅうにメンバー紹介しょうかいえたグソクムズは、そのままハケることなく「じゃあやりまーす」と本番ほんばんをスタート。「なつかおる」で軽快けいかいなモータウンビートをらし、ひと足早あしはやなつおとずれをしらせる。「すべからくとおあめ」でたなかえいぞを(Vo, G)の「こんな太陽たいようカンカンななかもうわけないですけど、ここはハンドクラップ!」というあおりをけた観客かんきゃく頭上ずじょうたかくでらすなど、ライブはチアフルなムードですすんでいった。フェスを想定そうていしてつくられたというラテン調ちょうのナンバー「あるサンセット」で会場かいじょうのボルテージは急上昇きゅうじょうしょう。ダウンテンポのしっとりした「素敵すてきなメモリー」をて、4にんびやかなメロディの「朝陽あさひまる」でオーディエンスにわかれをげた。

大貫おおぬき妙子たえこ

大貫妙子

大貫おおぬき妙子たえこ拡大かくだい

5ねんぶりの「CIRCLE」出演しゅつえんとなる大貫おおぬき妙子たえこは、あざやかなピンク色ぴんくいろのスカートをまといステージに。「ピーターラビットとわたし」を優美ゆうび歌唱かしょうすると、会場かいじょうにはたちまちおだやかな空気くうきながす。代表だいひょうきょく都会とかい」ではグルーヴィな演奏えんそうひろがっていき、それにわせてスタンディングエリアがゆったりれる。その披露ひろうされた「SIESTA」では、“昼寝ひるね”を意味いみするタイトルのとおり、まどろみながら大貫おおぬきのパフォーマンスをたのしんでいるひともおり、会場かいじょうには終始しゅうしリラックスしたムードがちていた。

TENDRE

TENDREのステージの様子。

TENDREのステージの様子ようす拡大かくだい

KOAGARI STAGEに登場とうじょうしたTENDREは「きずきにおどってください」と「LIFE」を演奏えんそうし、その言葉ことばどおりに観客かんきゃくからだらしていく。アッパーチューン「FANTASY」が披露ひろうされると、オーディエンスは一斉いっせいにハンズアップし、TENDREのすサウンドに全身ぜんしん反応はんのうした。つづく「CLOUD」「hanashi」ではってわってチルアウトした空気くうきに。しかしクールダウンしたのもつか、「hanashi」のアウトロでははげしいサウンドがかきらされ、会場かいじょう熱気ねっきふたた上昇じょうしょうする。そのいきおいのままTENDREは「IMAGINE」「RIDE」をたたみかけた。

大橋おおはしトリオ

大橋トリオ

大橋おおはしトリオ拡大かくだい

かたむき、徐々じょじょ気温きおんがりはじめたころ、CIRCLE STAGEに大橋おおはしトリオ姿すがたあらわす。「CIRCLE」はつ出演しゅつえんとなるかれは「EMERALD」で壮大そうだいかつしなやかなおとかなで、広大こうだい会場かいじょうをたおやかな空気くうきつつむ。「あかいフィグ」のアウトロであついセッションをひろげ、「つきなかで」では静謐せいひつおとをじっくりとどけたかれは「こんなにいいんだ、『CIRCLE』って」と率直そっちょく感想かんそうべ、牧歌ぼっかてきな「カラタチのゆめ」を披露ひろう。シッティングエリアの後方こうほうでは子供こどもはしまわったり、だれかがいたしゃぼんだまふうったりと、フェスならではの自由じゆう空間くうかんひろがる。ラストの「HONEY」では、ゆっくりとしずみゆく夕日ゆうひにオーディエンスがハンドクラップをらした。

never young beach

never young beachのステージの様子。

never young beachのステージの様子ようす拡大かくだい

そろいの法被はっぴ姿すがたでステージにったnever young beach安部あべいさむすり(Vo, G)の「やるぜー!」というさけびを合図あいずにライブをスタート。「なんかさ」でいきなり観客かんきゃくとっうごかし、まつり囃子ばやしのようなリズムの「らりらりらん」で陽気ようきなムードをつくす。かれらは「Hey Hey My My」「毎日まいにちしあわせさ」などをノンストップで演奏えんそうし、そのあいだオーディエンスはやすむことなくうごつづける。「あまりかない喫茶店きっさてんで」では、このシチュエーションにぴったりの「夕暮ゆうぐ つめたいふう調子ちょうしはどう?と いかける」というフレーズで安部あべが「調子ちょうしはどうですか!?」といかけ、観客かんきゃくおおきな歓声かんせいでそれにこたえた。さらにネバヤン屈指くっしのアンセム「あかるい未来みらい」「おわかれのうた」が披露ひろうされ、ステージは大団円だいだんえんむかえた。

くるり

岸田繁(Vo, G / くるり)

岸田きしだしげる(Vo, G / くるり)拡大かくだい

薄暗うすぐらくなったCIRCLE STAGEに登場とうじょうしたのは、ヘッドライナーをつとめるくるりかれらは「In Your Life」「California coconuts」と最新さいしんアルバムからミドルテンポのロックナンバー2きょくとどけ、じっくりとライブをすすめていく。照明しょうめいびてデビューきょく東京とうきょう」を演奏えんそうしたのち、くるりはキラーチューン「ロックンロール」をパフォーマンス。イントロのギターリフがひびいた瞬間しゅんかん客席きゃくせきはじけるようにち、最後さいごの1おとまで熱狂ねっきょう渦巻うずまつづけた。ブルージーな「京都きょうと大学生だいがくせい」があやしく披露ひろうされたあとに、代表だいひょうきょく「ばらのはな」のギターがると客席きゃくせきから歓声かんせいがった。

くるりのステージの様子。

くるりのステージの様子ようす拡大かくだい

佐藤さとうただし(B)が「もどってれてよかったですね。この場所ばしょ、ひさびさにたら最高さいこうですね」と2ねんぶりの「CIRCLE」出演しゅつえん心境しんきょうかたると、岸田きしだしげる(Vo, G)も「最高さいこうやね。カープファンもたくさんおるし。ここ福岡ふくおかやで?」と野球やきゅうきならではの視点してん感想かんそうべた。そしてくるりは「水中すいちゅうモーター」で会場かいじょうにうねりをつくし、「Morning Paper」をアグレッシブに演奏えんそう。アンコールでは近年きんねんのくるりを代表だいひょうする楽曲がっきょく琥珀こはくしょくまち上海しゃんはいかにあさ」を披露ひろうし、オーディエンスの期待きたいにきっちりこたえる選曲せんきょく最後さいごまでフェスをて「CIRCLE」初日しょにちめくくった。

ライブレポート

この記事きじ画像がぞうぜん76けん

撮影さつえい:ハラエリ、勝村かつむら祐紀ゆうき、chiyori

読者どくしゃ反応はんのう

くるり Official @qrlinfo

くるりが出演しゅつえんした「#CIRCLE '24」 のライブレポートが公開こうかい

https://t.co/01JOOZxuwH https://t.co/T3xou1jVaK

コメントを(17けん

あなたにおすすめの記事きじ

このページは株式会社かぶしきがいしゃナターシャ音楽おんがくナタリー編集へんしゅう作成さくせい配信はいしんしています。 くるり / 折坂おりさか悠太ゆうた / Nagakumo / KIRINJI / グソクムズ / 大貫おおぬき妙子たえこ / TENDRE / 大橋おおはしトリオ / never young beach最新さいしん情報じょうほうはリンクさきをごらんください。

音楽おんがくナタリーでは国内こくないアーティストを中心ちゅうしんとした最新さいしん音楽おんがくニュースを毎日まいにち配信はいしん!メジャーからインディーズまでリリース情報じょうほう、ライブレポート、番組ばんぐみ情報じょうほう、コラムなど幅広はばひろ情報じょうほうをおとどけします。