トップバッターで登場したおとぼけビ~バ~は「ヤキトリ」「あきまへんか」「ハートに火をつけたならばちゃんと消して帰って」を序盤に畳みかけ、ゴリゴリのバンドサウンドを観客に浴びせる。よよよしえ(G)が「ちょっと聞いて! Zepp初めてなんですけど!」と叫ぶ場面がありつつ、海外でも活躍する百戦錬磨のライブバンドらしい熱量たっぷりのライブが進行。「ジジイ is waiting for my reaction」ではあっこりんりん(Vo)が中指を立てて叫び、人気曲「アイドンビリーブマイ母性」へとつなげた。さらにおとぼけビ~バ~は激烈ビートの新曲「なあ、ありがとうは?」などを次々に演奏し、ラストにカオスな「あなたわたし抱いたあとよめのめし」を投下。持ち時間40分で全18曲を詰め込む怒涛のセットリストで観客を熱くさせた。
氣志團は綾小路がギタリスト、早乙女が指揮者を務めるエモーショナルなインスト曲「朝焼けBANZAI」のあと、綾小路は「日本国民の皆さまから音楽感度の高い方を発掘するという名目でこのライブナタリーが開催されていることはあまり知られておりません」と話し、「皆さまも冷静に考えればわかったでしょう。おとぼけビ~バ~、PassCode、氣志團というありえないメンツ。加えて、開催1カ月前というあまりにも急な告知、さらに日本最大級のライブハウスZepp Hanedaにおいてどう考えても“プレミアム”な集客数。正直に申し上げます。皆さまは試されておりました。この過酷な環境下の中、鬼の平日木曜日鬼のド平日の木曜日にこの3組を観たいという人材を、我が日本国は求めておりました」と来場者数が決して多くはない結果になった本公演ならではのMCで観客を笑わせる。さらにQRコードの書かれた看板を持ち込み、ツアーを告知した。氣志團はさらに名曲「One Night Carnival」で大合唱を生み出し、オーディエンスをピリオドの向こうへと誘う。「One Night Carnival」は某テーマパークの楽曲にそっくりなアレンジでも届けられ、ステージに氣志團の着ぐるみも登場する中、華やかに締めくくられた。
トリを飾るPassCodeはバンドセットで登場。南菜生、高嶋楓、大上陽奈子、有馬えみりという鉄壁の4人のバックをバンドメンバーのKAI(G)、GEN(G)、Masato(B)、Yohei(Dr)が陣取る。PassCodeは「Ray」でライブ開始の狼煙を上げ、有馬の激烈なシャウトなどでパワフルに切り込んでいく。ハッカー(PassCodeファンの呼称)の絶叫を浴びつつ、4人は「Seize Approaching BRAND NEW ERA」「FLAVOR OF BLUE」などプログレッシブかつヘヴィな楽曲を惜しみなく連投した。
01. Ray 02. ONE STEP BEYOND 03. Seize Approaching BRAND NEW ERA 04. FLAVOR OF BLUE 05. Freely 06. Club Kids Never Die 07. MYTH 08. GROUNDSWELL 09. Clouds Across The Moon 10. Kissの花束
ライブナタリー @live_natalie_mu
【ライブレポ公開 !】
氣 志 團 × おとぼけビ~バ~ × PassCode”
音楽 ナタリーにて公開 !
写真 と併 せてお楽 しみください。
撮影 :MAYUMI https://t.co/IwjU6tYbVt https://t.co/pCLuDnK412
ライブナタリー “
ライブレポが、