すとぷりメンバーの夢ゆめが叶かなった映画えいが化か、「劇場げきじょう版ばんすとぷり」初日しょにち舞台ぶたい挨拶あいさつで明あかされた6人にんの率直そっちょくな思おもい

すとぷり主演しゅえんの劇場げきじょうアニメーション「劇場げきじょう版ばんすとぷり はじまりの物語ものがたり～Strawberry School Festival!!!～」が本日ほんじつ7月がつ19日にちに公開こうかい初日しょにちを迎むかえた。これを記念きねんして本日ほんじつ、メンバー6人にんと松浦まつうら直紀なおき監督かんとくが登壇とうだんする舞台ぶたい挨拶あいさつが行おこなわれ、その模様もようが全国ぜんこくの劇場げきじょうにて生なま中継ちゅうけいされた。

メンバーそれぞれの夢ゆめが叶かなった、すとぷりの映画えいが化か

「劇場げきじょう版ばんすとぷり はじまりの物語ものがたり～Strawberry School Festival!!!～」は、同おなじ学校がっこうに通かよう莉犬、るぅと、ころん、さとみ、ジェル、ななもり。がエンタメユニット・すとぷりを結成けっせいするというストーリー。喫茶店きっさてんに集あつまっては会話かいわに花はなを咲さかせていた6人にんは、海うみへ向むかい夏なつのレジャーを満喫まんきつする。迫力はくりょくあるライブシーンも見みどころだ。

舞台ぶたい挨拶あいさつではまず、1人ひとりずつ自己じこ紹介しょうかいをして各かく劇場げきじょうに集あつまったファンに挨拶あいさつ。劇げき中ちゅうのバンドでドラマーだったジェルは「すとぷりのドラム担当たんとうです」と自己じこ紹介しょうかいし、メンバーから総そうツッコミを受うけて会場かいじょうは一気いっきに和なごやかな雰囲気ふんいきになった。映画えいが製作せいさくが始はじまった頃ころに何なにを考かんがえていたのか司会しかいから聞きかれると、製作せいさく総そう指揮しき・企画きかく・プロデュースという作品さくひんの中核ちゅうかくを担になったななもり。は「イラストを使つかったミュージックビデオを公開こうかいしていく中なかで、『いつかこのイラストがヌルヌル動うごくようになったらいいね』なんて夢物語ゆめものがたりを話はなしていたので、いくつか会社かいしゃさんにお声こえがけいただいて今回こんかいの企画きかくが進すすんだのは本当ほんとうにうれしいです。メンバーも声優せいゆうになりたいという夢ゆめや、主題歌しゅだいかを担当たんとうしたいという夢ゆめが叶かないました」と言いって喜よろこびをあらわにした。

あまりにもフィクションすぎてガッカリされるのは嫌いやだった

2.5次元じげんアイドルグループを映画えいが化かするというのは過去かこに例れいがないため、司会しかいが松浦まつうら監督かんとくに映像えいぞう化かするにあたって大変たいへんだった点てんを質問しつもんすると、監督かんとくは「苦労くろうはまったくなかった。本当ほんとうに楽たのしいことばかりだった。終おわるのがもったいない、もっと作つくっていたい、という気持きもちだった」と回答かいとう。しかしこれに対たいしてななもり。は「この流ながれで言いいづらいですけど、苦労くろうはめちゃくちゃありました（笑）」と話はなし始はじめ、「すとぷりは動画どうが配信はいしんではキャラクターで活動かつどうしているけど、ライブでは実物じつぶつの人間にんげんで。2.5次元じげんアイドルなんて呼よび名なすらない時代じだいからそうやって活動かつどうしてきたんですけど、そんな僕ぼくたちが物語ものがたりになったときに、あまりにもフィクションすぎて『普段ふだんのすとぷりと全然ぜんぜん違ちがうよね』とガッカリされるのはすごく嫌いやでした。ずっと好すきでいてくださったリスナーさんも喜よろこんでもらえて、初はじめて観みる方ほうにもメンバーのキャラクターの魅力みりょくを知しっていただける内容ないようってなんだろう？とずっと悩なやんでいたので、本当ほんとうに素敵すてきな形かたちになってよかったです」と、完成かんせいした映画えいがへの率直そっちょくな思おもいを明あかした。

声優せいゆうの道みちに進すすむことをやめた自分じぶんが、まさかアニメ映画えいがに

続つづいては、すとぷりが映画えいが化かされることを初はじめて聞きいたときにどう思おもったのかについて、メンバー全員ぜんいんに話はなしてもらうことに。一いち番手ばんてのさとみは突然とつぜん英語えいごで話はなし始はじめてメンバーを困惑こんわくさせるが、そんなボケのあとで「声優せいゆうになりたいという夢ゆめがあって、20代だい前半ぜんはんの頃ころにお芝居しばいの勉強べんきょうをしていたけど、『声優せいゆうじゃなくても自分じぶんの表現ひょうげんを届とどけることができるのかもしれない』と思おもってその道みちに進すすむのをやめたので、まさか自分じぶんたち主演しゅえんのアニメ映画えいがが作つくられるなんて思おもわなかったし、それをこうやって観みてもらってるという状況じょうきょうが本当ほんとうに信しんじられなくて。めちゃめちゃうれしい、という言葉ことばじゃ足たりないくらいの、味あじわったことない感動かんどうをしています」と素直すなおな気持きもちを語かたった。

オープニング主題歌しゅだいか「雨天うてん決行けっこう」を作詞さくし作曲さっきょくしたるぅとは、主題歌しゅだいか制作せいさくの話はなしをもらったときにどんな曲きょくにするべきかとても悩なやんだと明あかし、「やっぱり映画えいがのオープニング主題歌しゅだいかは、どれだけワクワクできるかがすごく重要じゅうようなので、悩なやんだ結果けっか、曲きょく全体ぜんたいをオーケストラサウンドにすることにしました」とコメント。「ラストの畳たたみかけるようなコーラスがすごく感動かんどうするので、まだ観みてない人ひとにもぜひ劇場げきじょうで聴きいてほしいです」とお気きに入いりポイントを熱弁ねつべんした。

すとぷりと出会であって居場所いばしょを見みつけたのは僕ぼくだけじゃない

今回こんかいアニメ声優せいゆう初はつ挑戦ちょうせんだったころんは「僕ぼくの素もとを出だせるセリフが多おおかったので、大変たいへんなことは全然ぜんぜんなくて、本当ほんとうに楽たのしくできました」と振ふり返かえるが、すかさず横よこからさとみが「30テイク録ろくった話はなしをしろよ！」とツッコミを入いれる。ころんはこれについて「僕ぼくはパーフェクトだと思おもったんですけれども、ちょっとこだわりがあったのか30テイク録ろくりまして。途中とちゅうで、もしかして『キレるまで終おわれません！』みたいなドッキリなのかもしれないと思おもって、試ためしに『これのどこがいけないんですかね？』って言いってみたら、ちょっと変へんな空気くうきになって『あ、違ちがうんだ』って……（笑）」と収録しゅうろく時じのことを振ふり返かえった。

劇げき中ちゅうで主人公しゅじんこうだった莉犬は、最後さいごの自分じぶんの長ちょうゼリフに共感きょうかんしたとコメント。「すとぷりのメンバーと出会であって居場所いばしょを見みつけて、自分じぶんが自分じぶんでいいんだなって思おもえるようになったというセリフだけど、それは僕ぼくだけじゃないと思おもってて。メンバーのみんなもきっとすとぷりと出会であって居場所いばしょを見みつけてここにたどり着ついたのかなって思おもうと、ラストシーンからエンドロールを超こえたところまでがすごくグッときちゃいました」と話はなす。

すとぷりの6色しょくに、リスナーの1色しょくを加くわえて、7色しょくの虹にじに

これまで多おおくのアニメを制作せいさくしていることもあって、クリエイター目線めせんで映画えいがを観みていたと語かたったのはジェル。彼かれは「ここの演出えんしゅつはどうするんだろうとか、色合いろあいにこだわってるなとか、6人にんのキャラが被かぶらないような台本だいほんだなとか、BGMの使つかい方かたでシーンが変かわるなとか、そういうところをすごく見みてました。たくさんの人ひとのこだわりと技術ぎじゅつが集あつまった映画えいがだって強つよく感かんじましたね。自分じぶん自身じしんアニメを作つくっている身みとして、すごく勉強べんきょうになることがたくさんあって、本当ほんとうに最高さいこうの経験けいけんになりました」と、細こまかい部分ぶぶんまでこだわり抜ぬいた映画えいがをほかのメンバーと異ことなる視点してんで絶賛ぜっさんした。

最後さいごに松浦まつうら監督かんとくは「すとぷりの6色しょくに、リスナーさんの1色しょくを加くわえて、7色しょくの虹にじにしてください」と挨拶あいさつ。その名言めいげんぶりに驚おどろいた莉犬は「おお！ それもらっていいですか？」と監督かんとくにねだり、さとみは監督かんとくの言葉ことばと一言ひとこと一いち句く同おなじ挨拶あいさつをした。そしてななもり。が「この映画えいがを作つくることができたのは、いつも応援おうえんしてくださっているリスナーさんのおかげです。そのリプライやリツイート、動画どうがへのコメント、グッズやCDを買かって楽曲がっきょくを聞きいてくれたり、その1つひとつが積つみ重かさなって今いまのこの映画えいががあります。本当ほんとうにありがとう」とファンに感謝かんしゃの言葉ことばを送おくり、舞台ぶたい挨拶あいさつは締しめくくられた。