花はな譜ふの“もう1つの姿すがた”廻まわり花はな、高校こうこう2年生ねんせいの頃ころに制作せいさくした楽曲がっきょくをリリース

廻まわり花はな コメント

「こういうことを思おもってたんだ」「こういうことが言いいたかったんだ」って、その時ときその場ばでわからなかった気持きもちが後のちになってはっきりするようなことがよくあります。歳としを重かさねて直感ちょっかん的てきな感情かんじょう表現ひょうげんが難むずかしくなるなかで、喜怒哀楽きどあいらくのポーズというか、嬉うれしい時ときにはこうする、みたいなストックを無意識むいしきに使つかいこなせるようになってく器用きような自分じぶんもいます。

だけど、ぐるぐる胸むねを駆かけ巡めぐる形かたちなき思おもいを、「もう終おわった話はなしだから」とか、「曖昧あいまいでどっちつかずだから」って、結論けつろんを急いそいだり無理むりに手放てばなそうとしなくていいんだって思おもいたかった。許ゆるせないことは許ゆるせないままでいいし、忘わすれてしまうならそれでもいい。

心しんが力りきんでしまう瞬間しゅんかん、誰だれかのねむらなくちゃいけない夜よる、何なん度どでもそばに寄より添そえる曲きょくでありますように。

「転校生てんこうせい」に続つづき、山戸やまと結ゆい希まれ監督かんとくが本当ほんとうに素敵すてきなMVをつくってくださいました。

初はじめて拝見はいけんした時とき、高校生こうこうせいの時ときに何気なにげなく感かんじていた、ずっとジリジリした衝動しょうどうが張はり付ついているような感覚かんかくを思おもい出だしました。笑わらったり泣ないたり、強つよがったり突つき放はなしたり、ちょうど良よいところなんて本当ほんとうはどこにもない。
泳およぎ続つづければどこに行いき着つくのでしょう。
ひとつわかるのは、澄すんださみしさはどんな時ときでも自分じぶんだけの光ひかりになってくれることです。
山戸やまとさんがこの曲きょくに与あたえてくださった物語ものがたりは、まさにその強つよさ、うつくしさを目めに見みえる形かたちにしたような瞬間しゅんかんばかりで、何なん度ど観みても涙なみだがポロポロこぼれます。

本当ほんとうにありがとうございました。

末すえ長ながく、「ひぐらしのうた」これからよろしくお願ねがいします！

稲毛いなげ眞生まさお コメント

ひぐらしのうたを聴きいた時とき、迴花さんの思おもいや今いまの世よの中なかに対たいする願ねがいをストレートに伝つたえていて、それが僕ぼくに非常ひじょうに良よく伝つたわってきました。

正せい声こえを演えんじて、セリフがないからこそ正せい声こえの悩なやみを表情ひょうじょうや動うごきで表現ひょうげんするのが難むずかしかったです。
ダンスのシーンでは心しんの底そこから自由じゆうで、ありのままの正せい声こえを見みてもらえたらいいなと思おもいます。

また僕ぼくの人生じんせいで1番ばん短みじかい髪型かみがたにも注目ちゅうもくして欲ほしいです。 この作品さくひんに携たずさわれたことに感謝かんしゃしています。

「みんな違ちがってみんないい」みんなが個性こせいを大切たいせつに、お互たがいを大切たいせつに、自分じぶんらしく生いきやすい世よの中なかになりますように。

山戸やまと結ゆい希まれ コメント

廻まわり花はなさんの魂たましいの投影とうえいされた歌うたに、いちばん似合にあう映像えいぞうをつくることが、今夏こんかの宿題しゅくだいでした。

廻まわり花はなさんのふるえる声こえと、諦あきらめながら生いきてゆくための言葉ことばと、それでもたしかな譜面ふめんを、光線こうせんのように攪拌する情景じょうけいを、倍音ばいおんのように拡張かくちょうする光景こうけいを映うつしたい想おもいでいっぱいでした。

まるで主人公しゅじんこうの生せいを祝福しゅくふくするような、正真正銘しょうしんしょうめいの真夏まなつ日び、みんなのたった一いち度どきりの身体しんたいと心しんを持もち寄よって、このvideoを残のこせたことを監督かんとくとして倖せに思おもいます。

廻まわり花はなさん、大切たいせつな季き節ぶしを歌うたに残のこしてくれて、その勇気ゆうきにありがとう。