「ふしぎ遊戯」開幕、田中れいな「2年前よりよくなったと言ってもらえるよう」
2018年10月14日 0:41
7 ステージナタリー編集部
ミュージカル「ふしぎ遊戯-蒼ノ章-」が、昨日10月13日に東京・全労済ホール / スペース・ゼロにて開幕。これに先駆け10月12日には公開ゲネプロと囲み取材が行われた。
本作は、渡瀬悠宇のマンガ「ふしぎ遊戯」を原作としたミュージカル。2016年に上演されたミュージカル「ふしぎ遊戯~朱ノ章~」の続編となり、今作では脚本・演出・音楽を浅井さやかが担当する。
女子中学生の夕城美朱は、親友の本郷唯と共に“四神天地書”と呼ばれる不思議な本の中の異世界に吸い込まれてしまう。そして美朱と唯は、さまざまな不幸により、“朱雀の巫女”“青龍の巫女”として対立することになり…。
囲み取材には夕城美朱役の田中れいな、鬼宿役の平野良、本郷唯役の宮崎理奈、心宿役の輝馬、星宿役の谷佳樹、柳宿役の宮地真緒が登壇した。16年上演の「~朱ノ章~」でも主演を務めた田中は「この2年の間にたくさんの作品に携わらせてもらい、勉強させていただきました。『2年前よりよくなったね』と言ってもらえるようにがんばりたい」と意気込み、前作から引き続き演じる夕城美朱役について「今回の美朱は、感情の上がり下がりが激しいシーンが多く、難しいと思ったことがたくさんあったけど、早く皆さんに観てもらいたいと思える出来になっているので、たくさんの方に感動を与えられるように務めていきたい」と語った。
10年に初演された舞台版「ふしぎ遊戯」から出演している平野は、「今回は新キャストも多く、新しい作品を作っていると思っていますが、どこかで今まで出演してきた8年分の思いを乗せています」と感慨を口にし、「ものすごい作品を観たなという感想を持っていただける作品になっているのでは」と自信をのぞかせた。
「2010年から長く続いている作品に携われてうれしい」と話す初参加の宮崎は、「今までのキャストの皆さんが積み上げてきたものをしっかりと大事に届けていきたい。そこに、自分らしい部分もたくさん出して、楽しくやっていければ」と胸中を明かす。同じく今回から初参加の輝馬は、本作の見どころについて、「演技、殺陣、ダンスが3時間という中に濃縮されている盛りだくさんの作品。いろんな登場人物の感情や物語が重なり合い、それがひとつに繋がって、観終わったときには、お客様に満足していただける作品になっていると思います」とアピールした。
宮崎、輝馬と同じく新キャストの谷は「全員で作り上げている一体感と、仲がいい空気の中、稽古を終えることができました。それが舞台の上からお客様に伝わると思う」と言葉に力を込める。また初演から柳宿役を演じ続けてきた宮地は、原作の大ファンだと明かしつつ、「小学生のころから大好きなキャラクターをずっと演じられるのは幸せなこと。毎日稽古をしていて、毎日新しい発見があった」と回想し、「原作を知っている方にも知らない方にも楽しんでいただけるものになっていると感じています」と締めくくった。公演は10月21日まで。
(c)渡瀬悠宇/小学館 (c)amipro
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