伊藤いとう沙すな莉がデリヘル嬢じょうの世話せわ係がかりに扮ふんする、山田やまだ佳奈かな監督かんとく作さく「タイトル、拒絶きょぜつ」11月に公開こうかい

□字じックの山田やまだ佳奈かなが監督かんとくを務つとめる映画えいが「タイトル、拒絶きょぜつ」が、11月13日にちから東京とうきょう・新宿しんじゅくシネマカリテほか全国ぜんこくで順次じゅんじ公開こうかいされる。このたび、同どう作さくの予告編よこくへんがYouTubeで公開こうかいされた。

2013年ねんに□字じックにより初演しょえんされた「タイトル、拒絶きょぜつ」は、セックスワーカーとして生活せいかつをする女性じょせいたちの姿すがたを描えがいた人間にんげんドラマ。伊藤いとう沙すな莉が主演しゅえんする映画えいが版ばんは、昨年さくねんの第だい32回かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさいの日本にっぽん映画えいがスプラッシュ部門ぶもんで上映じょうえいされ、伊藤いとうが東京とうきょうジェムストーン賞しょうを受賞じゅしょうした。

伊藤いとうが演えんじるのは、デリバリーヘルスに体験たいけん入いれ店てんしたものの怖気おじけづいて逃にげ出だし、現在げんざいは店みせの世話せわ係がかりとして働はたらいているカノウ。今回こんかい解禁かいきんされた予告編よこくへんには、下着したぎ姿すがたのカノウが「私わたしの人生じんせいなんてクソみたいなもんだと思おもうんですよね」とつぶやく場面ばめんが捉とらえられている。公開こうかい決定けっていに際さいし、山田やまだは「とても思おもい入いれのある作品さくひんが遂ついに公開こうかいという運はこびとなりました」「セックスワーカーの彼女かのじょたちを通とおして、観みて下くださった方々かたがたが力強ちからづよく踏ふみ出だせますように。そう願ねがっております」と思おもいを語かたった。

映画えいが版ばんには伊藤いとうのほか、恒松つねまつ祐里ゆり、佐さ津川つがわ愛美まなみ、片岡かたおか礼子あやこ、でんでん、森田もりた想そう、円井まるいわん、行平ゆきひらあい佳けい、野崎のさき智子さとこ、大川原おおかわら歩あゆみ、モトーラ世よ理奈りな、池田いけだ大まさる、田中たなか俊介しゅんすけ、般若はんにゃが出演しゅつえん。なお来年らいねん2月がつには、舞台ぶたい版ばんが東京とうきょう・本多劇場ほんだげきじょうで再演さいえんされる。

※映画えいが「タイトル、拒絶きょぜつ」はR15+指定してい作品さくひん。

山田やまだ佳奈かなコメント

とても思おもい入いれのある作品さくひんが遂ついに公開こうかいという運はこびとなりました。去年きょねんの冬ふゆに撮影さつえいをしたのが嘘うそのように状況じょうきょうも大おおきく変化へんかし、映画えいがの可能かのう性せいを自分じぶん自身じしん考かんがえる日々ひびが続つづきましたが、私わたしに出来できることは人ひとの生活せいかつにおける不安ふあんや遣やる瀬無せなさに、そっと手てを添そえることではないかと思おもっています。出演しゅつえん者しゃ、スタッフ、すべての人ひとが全力ぜんりょくでクリエイティブに関かかわって下くださった作品さくひんが公開こうかいになること、本当ほんとうに誇ほこらしく思おもいます。セックスワーカーの彼女かのじょたちを通とおして、観みて下くださった方々かたがたが力強ちからづよく踏ふみ出だせますように。そう願ねがっております。

伊藤いとう沙すな莉コメント

昨年さくねん、第だい32回かい東京国際映画祭とうきょうこくさいえいがさい日本にっぽん映画えいがスプラッシュ部門ぶもんでの正式せいしき出品しゅっぴん以来いらい、ようやく再ふたたび作品さくひんを沢山たくさんの方々かたがたに観みていただける機会きかいが巡めぐってきました。必死ひっしに、もがきながら、なんとか生いきているという点てんでは、今いまこういう時代じだいだからこそ、より多おおくの方々かたがたに観みていただきたいなと思おもいます。