「ユタと不思議ふしぎな仲間なかまたち」開幕かいまくに坂本さかもと里咲りさ「生いかされていることを思おもい出ださせてくれる」

2024年ねん 浅利あさり演出えんしゅつ事務所じむしょ主催しゅさい公演こうえん ミュージカル「ユタと不思議ふしぎな仲間なかまたち」が、本日ほんじつ10月がつ31日にちに開幕かいまくする。

本ほん作さくは、1977年ねんに劇団四季げきだんしきによって初演しょえんされたオリジナルミュージカル。三浦みうら哲郎てつろうの小説しょうせつ「ユタとふしぎな仲間なかまたち」（新潮社しんちょうしゃ）を原作げんさくに、劇団四季げきだんしきの創設そうせつメンバーである故こ・浅利あさり慶太けいたが企画きかくとオリジナル演出えんしゅつを手てがけた。今回こんかいは浅利あさりの妻つま・野村のむら玲子れいこが演出えんしゅつを担になう。舞台ぶたいは東北とうほくの山村さんそん・湯ゆの花はな村むら。父親ちちおやを亡なくした水島みずしま勇太ゆうたは、東京とうきょうから母親ははおやの実家じっかがあるこの小ちいさな村むらに引ひっ越こしてきた。村むらの子供こどもたちになじめず、いじめられてばかりの彼かれは、“ユウタ”ではなく“ユタ”と呼よばれている。そんなユタはあるとき、5人にんの座敷ざしきわらしたちに出会であい……。

出演しゅつえん者しゃにはペドロ役やくの芝しば清道きよみち、ダンジャ役やくの山崎やまざき佳美よしみ、ゴンゾ役やくの渡部わたなべ又また吁、モンゼ役やくの小坂こさか姫ひめ加か、ヒノデロ役やくの小宮山こみやま稜りょう介かい、ユタ役やくの佐藤さとう志こころざし有ゆう、小夜さよ子役こやくの鹿しかノ子こひより、寅吉とらきち役やくの加藤かとう敬二けいじ、ユタの母はは役やくの坂本さかもと里咲りさらが名なを連つらねた。

開幕かいまくに際さいし坂本さかもとは「初演しょえんから50年ねん近ちかくが経たちますが、この作品さくひんには、いつの時代じだいも、どの世代せだいの人ひとにも、私わたしたちは沢山たくさんの命いのちの積つみ重かさねで今いまを生いきている、私わたしたちも自然しぜんの一部いちぶであり、生いかされているんだということを思おもい出ださせてくれるような優やさしいメッセージがあります。今回こんかいこの湯ゆの花はな村むらを生いきる素晴すばらしい仲間なかまたちと出で逢あえたことに感謝かんしゃし、ユタの物語ものがたりを千秋楽せんしゅうらくまでカンパニー全員ぜんいんで丁寧ていねいにお届とどけしたいと思おもいます」とコメントしている。

上演じょうえん時間じかんは約やく2時じ間あいだ20分ふん。公演こうえんは11月16日にちまで行おこなわれる。